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20年カレンダーの勧め

2016年04月11日 | ビジネス

桜が終わり、窓の外は「花桃」が満開。
深い赤が華やかな花。母親が大好きな花(木)です。

4月に入ると、職場の就職相談窓口に大勢の人が訪れます。
年度末に退職し、離職票を持参し、雇用保険の給付申請のために。

若い人から、シニアの定年退職の人まで幅広い年齢。
会社都合で辞めざるを得なかった人には、辛い春です。
熱心に求人検索を続ける人が増えました。

相談に訪れる人たちに、アドバイスするための小道具二つ。

一つは職種別の求人数と求職数の棒グラフ。
事務や製造、軽作業は希望者が多いこと。
逆に介護や土木は求人が多いことなどが、一目でわかります。

もう一つ力を入れているのが、「20年カレンダー」の勧め。
自分や家族の年齢を10年単位で記入し、将来をイメージさせるものです。
今の年齢に10歳・20歳づつを加えて、10年先・20年先の自分や配偶者・子供を想像する手法。
年齢の横に、時々のイベントも記入。
退職・再就職、新築・リフォーム、若い人だと結婚・子育て・入試などの項目も。

中にはそんな先のことより、今の就職先を早く見つけたいという人も。
焦りや不安から、安易な就職が再離職の可能性があることも伝えます。
前職より給料などの条件が良くなる人は、わずか25%。

実践心理学で私自身が体験したこの「20年カレンダー」。
思いがけない「出向」で苦労した時代に、出会った「成功哲学」。
その出会いが今の自分を育ててくれた実感があります。

カレンダーには様々な種類があります。
日めくりから、月間、年間とさまざま。
日めくりを毎日見る人はその日のことを、月間カレンダーはひと月のスケジュールを想像。
では年間カレンダーは?もし20年カレンダーがあれば?

自分が持っている時間がいかに貴重かを気付いてもらう小道具。
私自身20年先に、生きているかどうかの年齢。
娘たちは中年になり、孫たちが大学生活を楽しんいるだろう年代。
その時の自分の収入と蓄財の必要額はいくら?

求人の現在の給料も大切ですが、昇給・ボーナース・退職金制度の有無は?
生涯賃金がどうなるか、職種や業界の動向・将来性は?
希望の求人が本当に自分の望む求人か?
一晩考え、家族と相談して、意思が変わらなければ応募を勧めます。

多くの人にハッピーになってほしいと思います。
準備不足で、苦労して欲しくないとも。
地元で就職のお手伝いをする自分に、今何ができるか思い悩む今日この頃です。


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