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「心の闇」

2011年01月10日 | ビジネス
人間の「負の側面」を垣間見る時があります。

勤務先で月に数回開催される「説明会」。
保険制度や再就職についてのガイダンスの日。
毎回20人程度の人が受講。

窓口相談の担当の私もお手伝い。
と言っても、説明する方では無く、駐車場の整理係として。
短時間の滞在組と数時間の説明会参加者の車の駐車位置を分ける役目。
30分から1時間程度ですが、雪の降る日や夏の炎天下は結構きついもの。

駐車場の整理をしていると人間の性格や精神状態が解ります。

まず 来場の車に、入り口で頭を下げ、腰をかがめ確認したい旨を態度で表現。
大概の車は、スピードを緩め、窓を開け、こちらの話を聞いてくれます。

しかし中には、全くスピードを落とさず駐車場に入る車。そしてブレーキ音をさせ駐車。
スピードは落としても、面倒くさいという態度で窓を開けない人。
窓を開けて説明しても返事をせず、無言で睨みつける人。
駐車場の白線を無視し、線をまたいで停める人。
駐車中 無人の車のエンジンをかけたまま、冷暖房を効かせる人。

不景気なこの時期に、リストラや自己都合で失業状態になった人たち。
定年退職の人たちと比べ、不運・不幸を背負った人たち。
絶望感や焦りが、駐車場の運転模様に影響しているのは事実でしょう。

来場者から見ると、駐車場の整理係の「おじさん」の私。
スーパーやイベント会場の駐車場でよく見かける腕に腕章をつけた整理係のシニア達。
上から目線で見られる時があることを知りました。

もっと深い絶望を感じることも。
駐車場で自己中心的?な行動をとる人が、就職相談窓口で豹変。
慇懃無礼?で卑屈なくらい頭を下げるのです。
先ほど 駐車場で整理係をしていたおじさんとも知らずに。

年末・年始に職を失った人たち。
何としても早急に再就職口を見つけるお手伝いをしなくてはなりません。
コメント (7)
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