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「さわやか大学」 第30回

2007年12月08日 | さわやか大学

さわ大今週の講義は肥後狂句のエキスパート富永兆吉先生による
「肥後狂句で遊ぼう」

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狂句は俳句や川柳と同じく「五・七・五」で纏める文芸で俳句は季語
必ず入れて詠むが、狂句はすべて自由に詠む。ただ狂句にもルールが
あって、選者が出す題の下に句を作らねばならない。

これを笠付け、又は冠付けと云って必ず笠を頭にもってきてそれに
七・五と付け句をする。

選者が出す笠(題)は五文字と限らず長くても短くても良いが付け句は
七・五の決まりを守り一字でも字余り字足らずになったら失格となる。

字数の数え方も拗音は1文字として、促音は小さい「つ」も1文字と数える。

     ※拗音:文字の後に小さな「や、ゆ、よ」が付いた文字。
                きゃ、きゅ、きょ このきゃを1文字とする

     ※促音:つまる音  小さい「つ」が付く文字でその「つ」も
       1文字とする。

         「おおはしゃぎ」・・・文字  「ばってん」・・・・文字 となる。
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このルールを守って先生の出される熊本弁で付け句をするのだが
日頃喋っている言葉なのに改まって考えるとなかなか出てこない。

それでも最後に生徒が作った作品を先生が読んで披露されたのを
聞いて皆上手に読んでいたのに感心した。

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笠が「押し詰まり」と「損ばかり」と出されて
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  「押し詰まり 気ばかりせいて なもでけん」
  「押し詰まり 尻たたかれて がまださす」
    
「損ばかり 人んよかつも 程んある」    私の愚作三首


熊本弁でひとこと

熊本弁が主役だけん、とおし笑い声のきこゆる
時間だったたい!

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