細見コレクションが県立美術館で開催されるというのを知り、前売り券を買って楽しみに
待っていた展覧会。
5年前に行った京都で地図を片手に訪ねた細見美術館。琳派の多くの作品が所蔵された
美術館と知り、京都旅行のいちばんの目的地にした程。
周りには京都近代美術館や府立図書館などがあり、平安神宮もすぐだった。
細見美術館は外観はこじんまりとした佇まいだったが中に入ると半地下の斬新な構造が
お洒落で半オープンスタイルのカフェレストランで美味しいパスタのランチをしたのを思い出した。
さて、県立美術館の細見コレクションは若冲の作品をメーンに構成されて私の好きな琳派の作品は
思ったよりも少なかった。
いちばん、目を惹いたのが短冊に書かれた和歌やかるたに書かれた仮名文字の美しさだった。
途中、休憩しながらの観覧だったけど久しぶりに贅沢な時間を過ごすことができた。
熊本弁でひとこと
寝た子ば起こしたごたる、京都に行こごてなったた～い！
肥後の里山ギャラリーにて開催中の「阿蘇神社展 刀剣の美」を見学に行った。
肥後国一の宮の阿蘇神社には、多くの刀剣が奉納されてきた。しかし、敗戦に伴うGHQの政策により
多くの奉納された刀剣類が接収され刀剣にまつわる不幸な歴史にも触れる事ができた展覧会だった。
敗戦後行方不明になっている阿蘇大宮司家伝来の太刀「蛍丸」がクラウドファンディングで調達した
資金により復元、奉納された。とっても気品のあるきれいな刀剣、魅せられた。
（クラウドファンディング：不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に
財源の提供や 協力などを行うことを指す、
群衆（crowd）と資金調達（funding）を組み合わせた造語。Wikipediaより）
この後、三井ガーデンホテルでランチバイキング。ちゃっかりとクーポン券持参でデザートまで
たっぷり頂いて帰宅。
熊本弁でひとこと
よか作品ばみたあとは、なんかしらんばってん、腹ん減っとたいね。
9月になったら「敬老の日」の月と云う事もあって、ウクレレのボランティア演奏の依頼が
多くあって全部には参加できないけど出来るだけ参加するように心がけた。
各施設によってその場の雰囲気は違ってくる。ニコニコしながら静かに聴いて下さる所や
元気に大きな声で演奏に合わせて歌って下さる所など様々だ。
共通点は私たちのお世辞にも上手とは言えないウクレレ演奏を喜んで聞いて頂けると云う事！
こちらからお礼を申し上げたいくらいだ。
教室で習うだけよりも発表の場所があった方が張り合いもでてくる。
帰りはお楽しみのランチ。これがあるからボランティアに参加しているのかも？
熊本弁でひとこと
敬老の日の記念品ば、もろうたたい！こやんときゃ、年寄りて言われたっちゃ、どぎゃんなか～
熊本に秋の訪れを告げる藤崎八旛宮例大祭が１３日から始まって初日は
恒例の獅子飾り卸しがあり藤崎宮で市無形民俗文化財の獅子舞が奉納された。
この後、15日に「飾馬飾卸」があり、17日には「神幸式」に続いて「随兵行列・飾り馬奉納」となって
６５団体、約１万４６００人の勢子［せこ］が街に繰り出す。
賑やかなお祭りは苦手だけど今日の「獅子飾り卸し」は是非見物したくて10年ぶりに出かけた。
神前で雌雄一対の獅子が太鼓や鉦［かね］の音に合わせて舞う姿は勇壮そのもの。
神前でしか舞われない「天拝（てんぱい）の舞」や、花の周りで雌雄の獅子が踊り戯れる「牡丹の舞」が
披露された。
帰りは参道にある明治初期創業の老舗「くさは餅本舗」に寄りティータイム。
熊本に昔からある風習やお店に久しぶりに触れて子供の頃を思い出し、しばし昔話で会話が弾んだ。
熊本弁でひとこと
「随兵寒合」て云うこつも、もういっときすっと、昔話になっとかもしれんね。
朝晩は涼しくなったけど日中は30度を超して残暑が厳しい。
でも、ベンチから今、飛び立とうとしているスズメの影が長く映って季節の変わりを感じる。
今日は早々に町内の自治会から敬老の日の祝いの品を頂いた。
毎年、この時期になると自分の年齢をしっかりと認識する。
普段は忘れがちだけど・・いや忘れるようにしている。
スズメと一緒に飛ばなくちゃ・・・だけど。
熊本弁でひとこと
としゃ（歳は）、うしてていかにゃんて、云うばってん、ようしたもんたい、
身体が歳ば、拾うていきよるごたる
