NESS×PARA ゲスト：大槻ケンヂ[ライブ]

●PARA

ギター二人、ドラム、キーボードと男性四人。
本当はもう一人シンセがいるけど、事故に巻き込まれて（高速渋滞？）来られなかったそう。
男性ファンが多くて、今日はいつもとまったく客層が違うらしい。

インストゥルメンタル。
同じフレーズの繰り返しで飽きるわーと最初思ったけど、よく聞いたら繰り返しじゃなくて、
今度はこうなった、今度はこう、またこれがきて、おおこんな展開に転がる！？
って、すごく面白かった。

一つのフレーズが次々と、でもなめらかに変化していって、広がりを感じられて、楽しい！
もっと聞いてたーい！
こんな楽しみ方のできる音楽もあるんだー！と驚き。
変な例えだけど、SF映画に出てくるタイヤのない浮いてる車でまったく見知らぬ世界をどこまでも飛ばしていくようなイメージ。

新しいことを知った！


●NESS

NESSも初めて見る。
パソコンあって、ヘルメットとサングラスの人いて、不思議なステージ。
そういう風に演奏してるのか、このライブハウスがそうなのか、楽器の音が一つ一つよく聞こえるみたい。

ギターの三浦さんによると、NESSはPARAが凄すぎて浮き足立ってるとのこと。
そのあともたびたびPARA凄かった凄かったと言っていた。
でもNESSもかっこよかった。

2曲演奏して、椅子と譜面台でてきて、オーケン登場。
ニット帽とメガネとTシャツ。
ギターもって椅子に座るけど、なんとギターは、"弾いてる体"で、繋がってないそう。
落ち着かないと言いつつギターを持ったりおろしたりしていた。

清水健太郎が脱法ハーブで捕まった話を三浦さんとしばらく。
オーケンはタバコもダメだけど水パイプはいいんじゃないかなー、と。
水パイプやったことある人？と客席に問いかけたら、「水パイプ屋さんで働いてる」と予想外な返答に驚いていた。

「オーケンが出てきて、何をやろうと言うの？」と内田さんに問われ
「合いの手みたいな……」

普段はボコーダーの部分を歌うんだそう。
ボコーダーで耳が慣れてるだろうから大丈夫かな、と心配するオーケンに
三浦さんが「大丈夫だよ、きっと歌上手だよ。お客さんも踊り狂うよ」と雑な励ましを与えていた。
ちなみに客は踊り狂わなかったので、あとで三浦さんに「役立たずが！」言われてしまった（笑）

オーケンは、しかし本当に合いの手って感じだった。
すごくややこしい曲の間、ギターを弾くでもなく、しかしストローク（まったくリズムの違う）だけしていたらしい。
ひとしきり喋って、一曲歌って、オーケン退場。

今後の告知コーナー。
内田さんは最近いろんなバンドをやりすぎていて「高校生か！けいおんか！」言われてるらしい。
「そうだよ、プロのけいおんだよ！」と堂々宣言する内田さん。

そこからアニメの「けいおん！」の話になって、
「あの子たち、ものすごく演奏うまいんだよ。まるでスタジオミュージシャンのよう（笑）」
ドラムの河塚さんはアイドルイベントでけいおんの曲を演奏したことあって、すごく難しかったらしい。

●アンコール

NESSと、PARAのギターの山本精一さんとオーケン再登場。
オーケンがなんとも言えない変な柄のシャツを着ていた気がする。
リハーサルのあとビール飲んで結構寝ちゃったから、今なんだかよくわからない、とか話していた。
「僕は奇声発し係でいいんですね？」とステージ上で確認。

そして実際に奇声と語り。
ヘイユーブルースみたいな感じで、清水健太郎逮捕のニュースとか交えながら絶叫。
ああいうのやらせると本当にかっこいい！！

山本精一さんのギター弾いてる手元が、は？CG？ってぐらい早くてビビった。
PARAの演奏中は目つむって聞いてたから気付かなかった。
きっと、私の理解の範疇を超えてすごい人なのだろうだな……。

NESSやオーケンもよかったけど、正直、PARAを見られたことが最大の収穫だった。
物販に山本精一と早川義夫の二人ライブのチラシがあって気になっている。