二重生活~ふたえぐらし

日々のこと、読んだ本や漫画、ライブの感想等

オーケンののほほん学校45時間目[ライブレポ]

2003-05-31 17:48:44 | 大槻ケンヂ関連
5/31(金)新宿LOFT PLUS ONE
「オーケンののほほん学校45時間目」
大槻ケンヂ、三浦和義、石塚 " BERA "伯広
アンプラグドメンバー(朝倉慎司、長井千恵子、宮脇鉄弥)


行ってきました、のほほん学校。
ゲストはロス疑惑の三浦和義氏、電車のベラ氏、あとアンプラグドのメンバー3人。
だいたい3部構成で、1部はオーケンの1人トークショー。
2部は三浦氏とのトーク。
3部で数曲歌い、アンプラグドの新曲も披露。
 
 
6時半過ぎに会場につき、私は今回も立ち見(これまで1回も座れたためしなし)。
ドリンクの列に並んだら「リンダリンダ・ラバーソール」の表紙の女の子を実写にしたような
めちゃめちゃ可愛い子が隣りに来て、なんとなく焦る。
髪の毛黒のストレートさらさら、華奢でゴスっぽい不必要にひらひらな服。
ちょっと驚いたような「ん?」って感じのおっきい目。
可愛かったなあ。

開始前はライブ映像と、「TARO!」とか言う映画にオーケンが出演したときの映像。
オーケンも出演していたにも関わらず、初めて見たそうです。
「セニョールセニョール、私はメタルの警備員~♪」などと怪しい歌を歌いながらうろうろする役。
「出なきゃ良かった…!」とオーケン談。
私もそう思う。

○さて、オーケンが登場し、カラオケで「これでいいのだ」を熱唱。
「これは冤罪をテーマにした曲でね」と、三浦氏を意識した発言。
その後、この間の野音について少し話しをしたり、
ローリー氏と彼の従兄弟の秘密について話したり、それなのに肝心なところは
「これ以上は言えない」っつって、話してくれなかったり。

○マシンガンズの話もでて「マシンガンズ解散するんだよね」
「マシンガンズのベース、ノイジーさんって言うんだよね」
「特撮、ベース決まってないんだけど…」
とのオーケンの発言に、マシンガンズファンの子達が大盛り上がり。
竜さんも好きだけど、確かにマシンガンズのベースの人が特撮入ったら楽しそうかも。

オーケンは今ベーシストに会うたびに「特撮入らない?」ってやってるらしいです。
「岸辺一徳はどう?特撮に岸辺一徳」
「太陽に吠えろのテーマ曲のベース、あれ岸辺一徳が弾いてるんだよ」と豆知識?まで。
 

○それから今連載中の「ロッキンホース・バレリーナ」の取材で名古屋まで行こうと思ったけど
結局静岡まで行った話。
ポルシェで高速走ると前の車がどんどん道をよけていって、オーケンはゆっくり走りたいのに
怖くて困ってしまったらしい。
「無意味に一回(高速を)おりちゃったもん」
可愛いなオーケン。
 
静岡についたオーケン、ぼーっとしながら走っていたら、なんとよその車にあててしまったそうです。
その車には子供をテニス教室に送る途中だったお父さんが乗っていて、
オーケンもテニス教室までついていく羽目になったんだとか。
で、12万ぐらい払うことになりそう。
静岡まで行ってそんなことをしているオーケン…。
三保の松原という海岸に行って、あんまり人気が無くて寂しくて帰ってきたと言ってました。
 

○それからNHKの「真剣しゃべり場」に出た話。
「質問してくる奴が凄いバカでさぁ」とひどいこと言うオーケン。
バカといいつつ、かなり面白がっている様子。
しかしオーケンの「ぶっちゃけ~」(モノマネなのか?)は妙におかしかった。
「俺も10代であの番組出てたら、とんでもないこと言っちゃってただろうけどね」
そうだろうな。

○それから今度出る詩歌集「花火」をお披露目。
装丁は「リンウッド・テラスの心霊フィルム」の時と同じ沼田元気さん。
文庫版の「散歩マン旅マン」はハードカバーと全然内容が違うよ、てな話も。
オーケンは文庫版にするときずいぶん内容変えちゃうそうで、
「嘘つきなんだよ」って一言が個人的につぼ。
「のほほん日記」なんて全然違うとか、間違えた内容だったのに誰一人からも
指摘されなくて悲しかったとか。

散歩マン~出してきて、文庫版とハードカバーの違いを読み上げるオーケン。
「この、筋肉少女帯の内田氏、誰でしょうね、私は知りませんけど内田氏…」
なんて最近お約束のことも言ってました。
内田氏も、またのほほん学校に呼んでおくれよオーケン。
 

○それから雑誌「キネマ旬報」の連載の話。
ところが会場中、2~3人しかキネ旬読んでる人いないことが判明。
「おまえらもう、死ね!死んじゃえ!なんだよもう、俺がさぁ…」
とごねるオーケン。
「オーケンが性的に興奮した映画ベスト3」という題で今月号に書いてるんだそうです。
私も読んでなかった。

で、その興奮した映画のシーンを4本、オーケンの解説つきで上映。
「エイリアン」「サード」「トラフィック」「蘇る金狼」から1シーンずつ。
ていうかオーケン、興奮しすぎ。フェティシスト魂全開。
「そこ!そこで止めて!ちょっと戻して!そこそこ!!」
とか言いつつ、口に雑誌を詰め込まれ殺されかけんとする女性のアップで
映像を一時停止させようと躍起になる姿は、なんか凄い。

「ここがいいんだよねぇー」「これ!この寄り目!」「腰も何もへたーってなったところが…」云々。
漫談士のごとき熱い解説ぶりがなんとも言えない。
「なんじゃこりゃぁ!」って松田優作の物真似も数回披露。
”男の夢”について熱く熱く語ってくれました。
「後ろからいたしながらご飯を食べる!」って、どうよオーケン…。
 
 
ここで休憩をはさみ、とうとう三浦和義氏が登場。
なんと言いましょう、明らかに「カタギじゃない」空気をまとわせるダンディ。
話も面白かったです。
オーケンがいきなり万引き騒ぎの話からつっこみ、取調べの話、
当時のマスコミの話、三浦氏の入ってた牢屋の近くに某教祖が入ってた話等。
全部で1時間ほどだったんですが、凄まじい話を山盛り聞いてお腹いっぱいでした。
凄いなぁ、あの人。
人間の柄が大きすぎるって感じだ。
やたらと三浦氏について詳しいオーケンも、人脈とか知識の幅とか広すぎで凄かった。
いや、楽しそうだったなー、オーケン。
いろいろ勉強になったんですが、三浦氏との話は割愛。
 
 
もう一度休憩をはさみ、電車のベラさんが登場。
電車は今度「ルパン三世トリビュート」するそうで、その曲を途中まで披露。
長い、怪しい、不愉快、わけがわからない、と電車ならではの感じ。
他に参加してるのはGERUGUGUとかPOT SHOTとか若手バンドらしいので、きっと電車の曲だけ浮くのでしょう。

ベラさん、オーケンで2人電車。
「ルパン三世」のエンディングテーマ。「足元にからみつく~」ってアレです。
これがやけにかっこよかった。
相変わらずオーケンは音はずしまくってるんですが、声質が曲にあってるというか、決まってた。
そして電車の「Outsiders」初めてじっくり歌詞を聞いたんですが、これも良い曲ですね。

○曲の後「みんな寒いでしょ、クーラーちょっと止めて」
「偉いでしょ、ちゃんとね、気遣って」自分で言うあたりがまたオーケン。
ベラさんとのほほんと沖縄の話をしてから「お別れの背景」

○アンプラグドのCDがインターネットで買えると言う話で、
オーケン「インターネットで買うとね、パソコンのCD-Rのとこからにゅーって出てくるから」
ベラ「その前にまずカード入れなきゃいけないんだよ。クレジットカード入れるとCD出てくるの」
オーケン「最近はすごいねぇー」
”真顔で冗談”系に弱い私は、この会話にかなり笑った。

ベラさんはここで退場し、アンプラグドメンバーが登場。
この先のサイン会やライブ情報、いろいろ告知して、
「サイン会ではお手紙くださいね」
「誉め言葉しかいりません」
「インターネットが出てきたせいか、……俺のアイドル時代が終わったせいか
お手紙が最近少なくってね。どっちの理由でしょうね」
どっちでしょう。

アンプラグドメンバーで、この間のWケンジでも披露した新曲を含め数曲。
「街のスケッチ」「犬を手放す」「タンゴ」(これはじゃがたらの)
「星の夜のボート」の時 
「これは誰が作った(作曲した)んだっけ。フーミンて人が作ったのかな」と。
フーミンなんて呼び方、よくとっさに出てきたな。
最後に新曲の「おやすみ」で締めくくり、今日ののほほん学校は終了でした。
 
 
個人的なことを言うと、今回はオーケンがかっこよくてかっこよくて、
久々に惚れ直した!って感じでした。
前回のアンプラグドでは我ながら冷め切った感じしたんだけどなー、
歌もこのところちっとも聞いてなかったのが、改めていいなぁって思ったし。
映画について熱く語るところも、三浦氏に興味津々で質問してるところも
話聞きながら「面白いなぁ」「面白いなぁ」って言ってるところも、
あー、やっぱりそういう人なんだなーって感じがして、素敵でした。

やっぱりカルトでオタクなオーケンが好きだと再確認。
6月のサイン会はバイトの都合でいけるかわからないけど、ともかくライブは絶対行こうと決意しました。
もちろん次回ののほ学(豪華ゲスト!)も

 

地底レコード創立10周年企画第一弾!大地底祭[ライブレポ]

2003-05-05 17:47:14 | その他のライブ・イベント
5/5 (月) 吉祥寺STAR PINE's CAFE
「地底レコード創立10周年企画第一弾!大地底祭」(2日目)
COIL、MUMU、酒井俊、渋さ知らズ(歌もの渋さ)、遠藤ミチロウ、仲野茂
白崎映美、知久寿焼、反町鬼郎、今井章信、南波ともこ

1. 火男
2. 君は答えよ(渡部)
3. 天城越え(反町)
4. デラシネ(仲野)
5. 東京イズバーニング(仲野)
6. 天国への扉(仲野)
7. 恍惚のブルース(反町)
8. ナシアラモ(白崎)
9. 夜のおんがく(知久)
10. 電車かもしれない(知久)
11. いわしのこもりうた(知久)
12. ラブミーテンダー(今井)
13. バブバブ(白崎)
14. 黒い花びら(反町)
15. 1999(遠藤)
16. 天国への扉(遠藤)
17. 諸行でムーチョ(室舘・佐々木)
18. P chan
19. 本多工務店のテーマ(南波)
20. 仙頭





ゴールデンウィークはライブ三昧だー!ということで本日もライブ。
ただし野外から一転、今回は地下。
「地底レコード創立10周年企画第一弾 大地底祭」2日目(2夜連続イベントだったので)

ちょっと前置きしますが、実は私、渋さ知らズオーケストラについては何も知らず
もちろん他のバンドも、ゲストもほとんど知らない人ばかり。
じゃあなぜライブに行ったかといえば、じゃがたらという凄いバンドがその昔ありまして、
私がファンになった時にはもうボーカルの方が亡くなってしまっていたんですが
ライブ映像を見たところ、そりゃもう楽しそう。
どこかにじゃがたらみたいなライブをやるバンドはないかしら、と思っていたところ
じゃがたらファンの方に「ああいう雰囲気を体験したければ渋さのライブに行け」といわれました。

アルバムのジャケットもスズキコージ(画家、絵本作家、かなりファン)だし、行ってみようかな
でもあんまり面白くなかったらやだし、それだけじゃちょっと行く気にならないな、
と思っていたところが今回のゲスト。
遠藤ミチロウ(大好き)、知久寿焼(かなり好き)、仲野茂(好きじゃないけど特撮のライブで見かける)
他の人は知らないけど、このメンバーが見られるなら損はしない。
試しにいってみようじゃないか、ということで何も知らぬままのライブ参戦となりました。
一応前日に「渋旗」ってアルバムだけ買って聞いてみたけどね。
 
 
では、ここからがライブレポになります。

会場のスターパインズカフェは前にも数回来た事があるライブハウス。
来るたびにドリンクが高くてカクテルの名前が変だ、と思うのだけど、今回も同じことを思う。
開場時間を勘違いして1時間早くきてしまい、うろうろしていると
でかくて陽気な外人が流暢な日本語で時間を教えてくれる。
さすが渋さ、客層もワールドワイドだな、なんて妙に感心する私。
(数時間後、この外人がステージ上にいて驚いた。なんと渋さのメンバーだったよ)

1時間後、わりと早い番号だったので前の方に位置をとれる。
椅子はなく会場内は赤いライトですでに妖しい雰囲気。
ただ予想外に周りの人は普通。若者も多い。
6時頃、予定の時間通りに開始。


最初に登場したのは「COIL」ギター、ベース、ドラムの男性3人バンド。
なんといいますか、男は黙ってバンドマン!!
というような気持ちにさせられる男前な演奏っぷり。
ミュージシャンの演奏してる手元を近くで見たのは初めてだったんですが
指が、もうめっちゃめちゃ動く動く。
感心しつつも楽器のことを良く知らない自分が悲しかったでした。
きっとものすごく上手な人達なんだろうな。

1曲だけ歌もあり、それもなかなか渋い喉聞かせてくれました。
 
 
次のバンドはMUMU。
キーボード、ドラム、トランペット?のこれまた男性3人編成。
こちらもばっちりかっこいい。
演奏しながら目配せしあったり笑いあったりしていて
次はこうくるか?こうくるのか?てな丁々発止ぶりが良かった。
 
ちなみにここまで2バンドそれぞれ1時間ずつ。
時間は8時。
もう1バンドあるみたいだし、渋さはまさか1時間じゃ終わるまいし
いったいこのライブ何時まで…、と心配になりつつ次のバンド。
 
 
次は酒井俊さんという方のバンド。
フルート/トランペット、アコギ、シンガーの3人。
酒井さんはものすごいソウルフルな歌声(顔も)のおばちゃんシンガー。
「ヨイトマケの歌」とか歌ってね、マイク無しでも声が響く響く。
マイクいらないじゃんってぐらいの凄い歌声。
 
 
で、とうとう渋さ知らズオーケストラ登場。
ステージ上に椅子が、楽器が、どんどん並べられていく。
びっくりしたよ。人いすぎだろう。
総勢何人だろう。10人、20人?
ギターからトランペットから笛やらドラムやら、ステージ上は渋さメンバーでいっぱい。
バンドマスターは「赤ひげ」そっくりの怖い顔のおっさん(不破大輔さん?)。かなり好きな顔。
司会進行みたいな人も出てきて渋さ演奏開始。
 
  
……踊るしか、ない!!!
 
 
音が響きだした途端、もうやめられない止まらない。
いやー、踊った踊った。もうずーっと踊った。
今回は「歌もの渋さ」ということでゲストボーカルが入れ替わり立ち代り。
ダイブした仲野茂がはるか後ろでまっ逆さまになっていったり、
上々颱風の白崎映美さんがびっくりするほど美人だったり、
”たま”の知久さんの「夜の音楽」を久しぶりに聞けて嬉しかったり。
知久さん、ありゃもう妖精だか妖怪だかわからんな。
きっと何か人外の血が入ってるに違いあるまい。

ゲストボーカルや渋さメンバーのボーカル、みんな楽しかったんですが
とりあえず踊りっぱなし、揺れっぱなしだったのであんまり覚えていなくて省略。

そういえば、会場のすみで踊り続ける白塗りの前衛ダンサーズのインパクトもかなりの物でした。
日常から飛んだ異空間を演出。
ステージ上で踊るダンサーさんもセクシーでよかった。
 
 
で、ゲストボーカルがたくさん出てきて、遠藤ミチロウ登場!!
遠藤ミチロウの名を聞いた途端、自分でもびっくりするほど激情してしまい
思わず「みちろぉぉぉーーーっ!!!」って絶叫。
会場が騒がしくて幸いでした。

ミチロウは渋さを聞くのも見るのも初めてだそうで、
当然渋さメンバーの方もミチロウの歌を聞くのは初めてだったのか
いつもの叫びに、思わず笑ってしまってるメンバーも。
ミチロウの凄まじい声が大量の楽器とあいまって、空気がびりびり震えるような、
マンガだったら高層ビルの窓ガラスが一斉に割れるような凄い音。
「1999」「天国への扉」の2曲しか歌わなかったものの、
「天国の扉」の大合唱は良かった。気持ちよかった。
 
この後、渋さの南波ともこさんによる「諸行でムーチョ」(えらいタイトルだ)やら
なにやら数曲あり、会場は怒涛の盛り上がりを見せライブ終了したのでした。
あー、楽しかった。
 
 
演奏終了後、ミチロウさんはいないものかと会場をうろうろしていると
金髪碧眼の外人に話し掛けられ、大変うろたえた挙げ句中学生英語を駆使して会話。

外「キョウハタノシカタネー」(めっちゃ片言の日本語)
私「ソウデスネー」(つられて片言)
私「アイムルッキングフォー遠藤ミチロウ」(英語に切り替えてみた)
外「ミチロウ?」(誰かわからないらしい)
私「ミチロウイズ・スモールガイウィズブロンドヘアー」(そんな奴は会場中にいる)
外「Ah……シンガー?!」
私「イエス!シンガー、あー、シャウティング、あー、シャウティング、ライク、あー」
(人間離れした凄い声で叫ぶ人、と言いたいが言葉が出てこない)
外(困った顔、そりゃそうだ)
私(笑って肩などすくめ、誤魔化す)

ミチロウの声を英語で説明するには、どうしたら…。
 
 
ま、うろうろしてるうちに何とかミチロウさんを発見。
握手してもらって一緒に写真まで撮らせていただきました。
最初から最後まで幸せなライブだった。

JHR ALL STARS 1[ライブレポ]

2003-05-03 17:45:56 | 大槻ケンヂ関連
5/3(土)日比谷野外音楽堂
「JHR ALL STARS 1」
特撮、Ra:IN、CANTA、SEX MACHINGUNS、ROLLY、杏子

1.特撮のテーマ
2.ピアノ デス ピアノ
3.アベルカイン
4.ジェロニモ
5.サンフランシスコ
6.パティー・サワディー
7.ヨギナクサレ





行ってきましたJHR。
出た順番に、特撮、Ra:IN、CANTA、SEX MACHINEGUNS、ROLLY。
最後は杏子を加えてセッション。

今回は私にとって初野外ステージで、ついでに初入り待ち。
オーケンさん直々に「出迎えてくれてもよくてよ」とのことだったので。

2時頃から会場裏手で待ち始め、2~30人ほどファンが集まったところで
リョウさんが(髪が、カキ氷シロップのようなレモンイエローに…)来ました。
普通に歩いてたけど、電車で来たんでしょうか。
それから少ししてエディがいつも通り車で。
髪はぼさぼさ、足元はよろよろしてて、お疲れ?いや、寝起き?と言った感じのエディ。
前よりずいぶん痩せた気がします。

それからもうしばらくして、とうとうポルシェでオーケン登場。
マネージャーの永井さんが写真撮ってましたがFCの会報に載るのでしょう。
オーケンが入ってくると女の子達から一斉に「きゃーっ」「おーけーん!」って声と拍手、あと笑いが。
私もきゃーきゃー言いながらも思わず笑ってしまったんですが、
あれはなんというか、シチュエーションそのものが面白かった。
ポルシェで登場するロックスター様。黄色い声をあげるグルーピー(笑)
マンガを実写でやったようなおかしさでした。
ちなみにポルシェの助手席には、予告どおりちゃんとボースカ。
ボースカを抱え、ファンの子に手を振りつつオーケンは会場入り。


私はしばらく友人と喫茶店で時間つぶししてから、会場前へ。
憲法記念日だったので右翼カーや警官もたくさん公園にいたんですが、明らかに野音周りだけ異質。
ダフ屋も出て、いかにもロックのライブを見にきました、という雰囲気。
周りを見ていたら面白い服の人もたくさん。
コス、ゴス、パンク、オタ、ミリタリー、へヴィメタ、80’s、お姫様。
眼鏡の地味ーな青年が1人、しゃがみこんでオーケンの本を読んでいたのが心に染みました。

周り眺めたりリハ聞いたりしつつ待っていたら、なにやら聞き覚えのあるギター。
あれー?とか思ってたらエディのピアノ。
なんとなんと、サンフランシスコ!
エディの雄たけびが聞こえオーケンの歌も入り、会場にも入ってないのに思わず頭ふりたくなる私。
それはどうやら私だけではなかったようで、周囲にもちらほら盛り上がってる集団が。
特撮のリハはその後、ヨギナクサレ、特撮のテーマ、で終了でした。
 
本来の会場時間は4時だったんですが、特撮のリハーサルが聞こえてきたのがすでに4時過ぎ。
4時半を過ぎてようやく入場開始です。
周りの人の会話で「地引き網」というあだなのマシンガンズファンがいるという
話が聞こえてきて心の中でかなり笑う。
どんな奴だよ。どんな由来でついたあだ名だよ。

ともかく入場。
立ち見券なのであんまり意味ないんですが、とりあえずは急いで入場。
なんとか真ん中近くの柵につかまれるところにいけました。
しかしステージが遠い!小さい!
これまで行った1番大きなライブハウスがクアトロかリキッドルームか、という私には驚きの遠さ。


入場してからはほとんど待たず、まずはローリーが登場して前説とバンド紹介。
司会業ばっちりだローリー。
さて、特撮はなんと一番手。
ローリーに「パ○ウェーブ研究所から来た特撮です!!」と紹介されて登場。

めちゃくちゃ急ごしらえな感じの、でかい長方形銀色の板を持っているオーケン。
うーん、あの団体気に入ってるんだなあ。
ともかくその板をバーンと横に振り払い、1曲め、「特撮のテーマ」
歌以外の第一声が「スカラー波に気をつけろよー!!」のオーケン。
つかみはオッケー、なのか?
そのまま2曲め「ピアノ・デス・ピアノ」ナッキーの歌声が今日は大きい!

で、ここでMC。

かるーくポルシェ自慢をかまし、しかしオープンカーで来たけど右翼の車に前後はさまれてしまった、と。
「前後はさまれてびくびくしていたわけだが、だがこうしてステージにたちゃあ天下とったようなもんだー!」
そんな積極的に小さな世界のカリスマっぷりをアピールしなくても…、と思いつつ
やっぱりオーケンのMCは面白い。
他のバンドのファンの人もかなりうけていた模様。

「ローリーさん、ちょっとキャラのかぶっちゃってるローリーさんとはタイムショック以来なんですが
そんなかぶっちゃってるバンドが仲良くやるためには、いや、楽屋とかでは仲いいんだけど、
仲良くやるために必要なものは何か?!酒だーー!!」
で、恒例の一気に突入。
永井さんがビールをもってくると「マネージャーは電磁波を恐れて白い服を着ている」と。
で、いつもの一気コール。特撮ファンによる「きょーおのおっさけがのっめるっのはっ」に
他のバンドのファンからは笑い声が。
考えてみたら、あれ変だよね。
 
「俺も37になるので飲みきれないかもしれない、吐くかもしれない。
もしも吐いてしまったらその時だけ俺を遠藤ミチロウと思え!」と無茶なこと言いつつ
「負けないぞー!糖尿病がなんだー!高血圧がなんだー!!」言いつつ一気。
途中ちょっと止まっちゃったけど、なんとか吐き出さずにいけてました。

で、高らかに「ジェロニモ―!!」と叫ぶも、周り(メンバー)はしーん。
なんと進行間違えたらしいです。

「お前らは猫は好きかー?犬は好きかー?3番目に好きなのはジェロニモだー!!」
と、何それ?なこと言いつつ「アベルカイン」突入。
犬犬猫猫は始めての人でもわかりいいのか、会場中から拳があがってます。

そのまま「ジェロニモ」「サンフランシスコ」と。
サンフランシスコは筋少曲だけに知っている人も多かったのか、
会場のいたるところでジャンプしてる人が見えました。
ナゴム魂忘れるな、なのか間奏中リコーダーを吹くオーケン。
ジェロニモは、速かったなー。
始まったと思ったらあっという間に終わってしまった。

「パティー・サワディー」でしっとりしてからメンバー紹介。
他のメンバーは普通に紹介していくも「そしてボーカル、オダギリジョー!!」と、微妙なボケ。
なぜオダジョー。

そのままMC続きそうだったんですが、「MC短く、ってカンペ来ちゃったよ(笑)」
で、「盛り上がって暴動おこそうぜー!」とかかっこいいこと言ってみるも
「警察がきたらかみ、かが、(噛みまくりで言えてない)」
「か、鏡の盾で追い払うんだー!」
会場は、それはもう和やかなムード。
6月に特撮のライブがあると告知、「更年期かなあ」なんて、また年齢ネタを。
イェーイ!!とか言ってから、ともかく最後の一曲「ヨギナクサレ」

間奏中、水吹いたり肩チラしたり、ヌンチャク手にもってやめてみたりボースカ背負ったり
「イェーイ!」「イェーイ!」最後の一回だけボースカの声で「イェーイ!!」やって終了。
「ラップやヒップホップに負けるな!1、2、3、いぇぇぇーーーい!!」

特撮ファン以外のお客さんが笑うポイントが結構面白くって、
「良い塩梅かー!?」とか「ノリノリかー?!」とかね。
特撮ファンになって、すっかりそういうのは違和感覚えなくなっていたよ。
 
特撮がはけて、舞台転換中はローリーが客席に下りてきて客いじり。
プロだなー、ローリー。
 
 
後のバンドは簡潔に。

Ra:INが出てきて、ボーカルなしの楽曲のみで演奏。
かっこいい重低音で、なにやら凄いんだろうなあということはわかるものの、正直ちょっと飽きる。
最後はドラムセットばらしたりして、よくわからん。
よくわからんがロックンロールだぜーって感じか。

あたりは良い具合に夕暮れ。
退屈しつつも良い具合に気持ちよく、まさに良い塩梅、になってきたあたりでRa:IN終了。

続いてCANTA、一緒にいた友人は聖飢魔Ⅱファンなので楽しそう。
しかし私はどうもダメでした。
前回見たときもなんだか寒いやつだと思ったけど、今回も…。
いいけどな、別にいいんだけどな。
会場のいたるところから「ルークーっ!!」って声が聞こえて、なぜかホッとしました。
 
しかしあたりは暗くなってきてステージのライトアップがかっこいい。
ロックがこんな気持ちよく聞けて幸せだなー、と、CANTAの演奏中妙にしみじみ。
風も涼しく気持ちよくて、空もわーっと開けてて、野外は気持ちいいね。

CANTAが終了したのがちょうど7時ほど。
ローリーが出てきてRa:IN、CANTAを呼んでちょっとしたメンバー紹介とトーク。
オーケン及び特撮は来ませんでした。
 
 
会場全体が総立ちになり、登場したのがSEX MACHINGUNS。
これはね、初めて聞いたけどめっちゃめちゃかっこよかった!!
ファンじゃなくて曲がわからないことがもったいなくて悔しかったぐらい、かっこよかった。
ファンの数も1番多かったみたいで、会場にようやく一体感のような物が。
私もわからないなりに周りの真似してヘッドバンキング。

演奏中ふと我にかえって会場を見回せば、誰も彼もが頭を×にびゅんびゅん振りまくり、
まさに会場3000人総カブキロックス状態。
しかもその髪の毛がステージからのライトからで金色のかたまりに見えて凄い光景。
しかしかっこよかったなー。
曲だけじゃなくてMCも男前な感じだし、こりゃもう速攻でCD買って解散前にライブ行こうかしら、と。
いやー、すごかった。
 
マシンガンズを呼んでちょっとトークの後、ようやくローリーの番。
グラマーでセクシー、だけど最後は気持ちよくロックンロール。
ちょっとのりにくい曲多かったけど、その”のれそうでのれない”感がやらしくてまた良し。
アルバムが出るんだそうで。


マシンガンズ以降はそれほどの盛り上がりはなし。
ローリーが歌ったあと、元XのPATAとゲストの杏子を呼んで一曲。
ゲスト、名前以外何を紹介されるでもなく、誰だかよくわからなかったよ。
周りの人は知っていたようなので多分有名な人なのでしょう。
かっこよくセクシーな姉御でした。

最後の最後にみんなでセッション。
特撮からは多分オーケン(ボースカを抱えて)だけ。
遠くてもうよく見えなかった。
声もなんだかよく聞こえなかったし。

セッションしたのはランナウェイズというバンドの「チェリーボム」という曲。
曲自体知らなかったのと、誰が出てるのかよくわからなかったのと
立ちっぱなしに疲れちゃってたので、セッションはそれほど楽しめず。
私だけじゃなくて会場もそんなに盛り上がっていなかったかも。
時間押してるから早く終わらせなきゃ、的な空気もそこはかとなくあったような…。

それでも最後にきらきらのテープが客席の方にぱーっと散って、
ローリーが最後しめて、ライブは終了。

ライブ自体を楽しんだのは正直、特撮とマシンガンズだけだったけど、
でも全体に気持ちよく、いい感じでした。
このシリーズで第2第3と続けていってほしいものです。
 
 
ちなみに帰り、日比谷線と有楽町線となんだかよくわからなくなって地下鉄をいくつも
乗ったり降りたり乗り換えたり、30分ほど迷いました。
アホの私は東西線以外の地下鉄に乗るとほぼ確実に迷います。
あれで無駄に体力精神力とも削ってしまったな。