二重生活~ふたえぐらし

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内田50[ライブ]

2016-02-10 23:33:29 | 大槻ケンヂ関連

THUNDER YOU POISON VIPERのライブへ。

内田さんの50歳誕生日記念イベントで、ゆかりのボーカルとして大槻ケンヂ、和嶋慎治、KERA、水戸華之介、PANTAの5名が登場。
会場につくの遅くなって立ち見になっちゃったけど、関係者席に向かう橘高さんを目撃できたからよし。

久々のライブだったのもあるけど、とにかく面白い夜だった。
まずはTHUNDER YOU POISON VIPERで数曲。
即興演奏かっこいい!
その後、各ボーカルが2曲ずつ。

演奏曲は少なめで、それ以上に各々が喋る喋る。
内田、三柴、和嶋のド天然、素の変人ぶりが光りまくり、それに対して大槻、KERA、水戸の話術が際立つ。
PANTAさんは話術がありながら天然ぶりがちらついて可愛らしく、かつ持ってるエピソード自体にパンチがある。
ゲストが変わるごとに雰囲気が変わって、そのたびにめちゃくちゃ笑った。

オーケンはなぜかエマニュエル夫人のテーマと、大好きだから嬉しい!パヤパヤを歌った。
大槻内田三柴の少年時代の思い出として「高円寺にある小人の家」という話が出て、その後、イベント中ずっとこの話題がリフレイン。

ダウナー系のオーケンに対して、和嶋さんは脳内麻薬ですぎでしょ!という感じ。
陰謀論や、中央線沿いにある「キ○ガイの家」「キ○ガイの店」の話を異常にハツラツと語っていた。凄い。
そして演奏も凄い。
スモーク・オン・ザ・ウォーターかっこいい。
エディと和嶋さんがそれぞれ非常に"飛んだ"話をしつつ、お互いの話にはうまく乗れてないのおかしかった。
強すぎる天然同士は相いれない!
エディの「内田はそのうち木に呑み込まれてずっと生きるから50歳くらいであくせくしてない」とかいう話も非常にどうかしていた。

十数年ぶりにエディと会うというKERAさん。
話し方がやっぱり人前に出る人っぽい。
後輩(内田、三柴、大槻ら)についてよく覚えていて、優しくて細やかかつ適当な対応。
きっといつの時代のどの学校でも"面白い先輩"として人望集めるだろうなと思った。
新曲『フォレスト・グリーン』と『ホワイト・ソング』、色つながりの2曲。
ホワイトソング大好きだし新曲もきれい。

エディ、内田さんと絡む水戸さんを見て、やっぱり天然系の人といると生きるな!と思った。
ブルースをディスったり、内田さんがきっちり時間を測りながら司会進行するのを見つけたり、面白かった。
あと声がでかい。やっぱりボーカリストの"地声がでかい"は、迫力。
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカの、ちょっと小芝居的なところがハマってて格好よかった。
そして最近水戸さん見るたび言ってる気がするけど、まじおしゃれ。
黒に緋色のアクセントの入ったカーディガンにこげ茶の襟付きのシャツあわせてたの好み。
カジュアルでロックティストだけど若づくりでも安っぽくもなくて、50代の音楽業の服として最高じゃないの?!と思った。
水戸さんの1ヶ月着まわし写真集出してくれたら買う。そしてそれを見て夫の服を買う。

最後は(ここまで年齢順)PANTA!
もうほとんど白髪ながら、声は艶々。
高校生ぐらいに聞いて好きだった『つれなのふりや』だけど、今回初めて歌詞の意味を知った。
政治的アジテーションソングなのかと思っていたら、駆け落ちかプロポーズかっていうロマンチックな歌なのね。
甘い声もあいまってうっとりした。
マーティン・スコセッシ監督の映画に出て、5月にカンヌで公開なんだって!

で、最後は全員登場。
全員登場したら喋る喋る。
1人でも喋るのに相乗効果で止まらない。
笑い過ぎて息できなかった。
最後内田さんに「このお喋りさんども!」言われていた。

全員50代(PANTAさんは60代)だと言って、水戸さんが「よくこんなもん金払って見に来るね!」と言い放ち、
オーケンが「そうやってお客さんディスっちゃいけないんだよー!」ってたしなめてるの可愛かった。

ゲス乙女やセカオワの話がでた時、和嶋さんが60歳越えのPANTAさんから「あのね、今ニュースになっててね」と説明受けてるのが面白かった。
PANTAさんからも浮世離れしてると認識されている和嶋さん。

全員セッションは『コミック雑誌なんていらない』!
さすが!かっこいー!!
ステージで目立つことを仕事にしてウン十年が5人も並んで歌うと、それぞれの目立ち技がぶつかり合って、どこ見たらいいやら。

基本的にものすごく上手い演奏に乗せたいろんな歌が聞けて、やたらに面白いお喋りが聞けて、楽しかったー!
すごい幸せな夜だった。
これも内田さんの人柄のなせる業ですよ。

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