新SPケーブルの作成に当たり色々な組み合わせと試してみまして最終試聴をしています。
最終的にSCS-34とSCS-35と2種類のウルトラケーブルが残りましたが、どうやらSCS-34に決定です。
SCS-35は高音成分が足りません。自宅の707Jシステムでヒアリングを続けてきましたがSCS-34で接続しているBC-Ⅱが濡れたような質感で「もっと聴きたい、もっと聴きたい!!」と誘惑するのに対し、SCS-35の707Jはあっさりし過ぎて面白く有りません。現在はメインとサブが逆転して、BC-Ⅱのみが主役で鳴り続けています。早めに707JシステムもSCS-34にします。
ピークやディップがなくなると「部屋」の影響とは別に「良い音」は獲得できます。
「部屋のせい」にしているといつまで経っても進歩も有りませんし、良い音にはなりません。
SCS-34は真夜中にものすごく小さい音量で聞いても、昼間に大音量で聞いても
聴き疲れせず「もっと聴きたい」症状に駆られます。
常識とはかけ離れた姿かたちでは有りますが、サウンドは「これが自然」といえるくらいの説得力を持っています。やっと「常識を超えた」サウンドを手に入れられたようです。
作成する側からしても「常識」を超えたケーブルです。しかも、このケーブルは私がスイスに特注で作らせたケーブルがメインですから他社には絶対に真似は出来ません。
SCS-34の命名については、西野和馬さんが「シリウスより明るいから金星ですね。金星は「ルシファー」と呼びます。「ルシファー」にはもう一つ意味があり、欲しい欲しい病を誘う「悪魔」の意味もあるそうです。何とも意味深な名前でしょう。早速頂戴し命名致しました。
これを一度聴くと「シリウスを越えているから金星の輝きだ」と、
一度使ったら欲しくなる「悪魔のささやき」を告げるケーブルとの事。
ネームも「ルシファー」と柔らかい響きと覚えやすいから採用しました。