私は「音数」に非常に拘って、「伝送ロスの極小化」を徹底しています。その為にケーブルも自作で納得の行くまで追い込んでいます。現在の状況で満足はしていませんが、合格点は出せる状況だと思っています。
SPの調整(本当は調整と云う言葉は適当でない)では、「アッテネーター」を極力使わない。アッテネーターそのものが「抵抗体」で有り、「伝送ロス」の原因であるからです。
以前オリンパスでマルチアンプをやっていた時も、チャンデバのアッテネーターはゼロ(0の位置)で、SP部には一切アッテネーターを入れていませんでした。アンプの出力自体で合わせる様に、アンプの組み合わせで対応していました。
ネットワーク方式のSP-707Jシステムでも、アッテネーターは出来る限り使わない様にして、使っている処は、絞るのではなく開放に近い状況で使う様に合わせています。
「音数」を出来るだけ多くする為には、音量を絞る様な調整の仕方では対応できません。全ての音を出すようにすれば、ピーク・ディップはなくなるようだと経験則で掴んでいます。逆にピーク・ディップが有る様なら「伝送ロス」が大きいと言えると思います。