ステレオシステムの中で一番重要なのはスピーカーだと思う。そのスピーカーの中でも「低域」が一番重要だ。私のメインシステムは3ウェイマルチアンプシステムです。チャンネルデバイダーが有るので「低域」のみ、「中域」のみ、「高域」のみの音出しが出来る。
現在の音のバランスは「低域」が約70%、「中域」が25%、「高域」が5%ぐらいの音の聴こえ方をするようなバランスにしている。如何に「低域」の比重が大きいかが判る。低域と中域のクロスは500Hzである。500Hz以下の音で70%の音が出ていると云う事。
全ての基音が低域にある。この低域の質感が中音や高音の倍音にも効いてくる。その為、「ウーハー」ユニットの選択は極めて重要です。
JBL:オリンパスシステムは基本的に「LE15A」ユニットを使ってありますが、「LE15系」のユニットは30年近く製造されています。JBLオリンパスが日本で販売されていたのは1970年代の前半。ユニットのシリアル番号では#20000番台以降になると思います。個人的にウーハーユニットにこだわって、LE15Aもシリアル番号で4種類ほど試しました。数字が少ない番号ほど良い音質だと判断できます。つまり、最初期型のユニットが一番音が良いと感じました。その結果「LE15A」ではなく「LE15」(16Ω)にたどり着きました。フレームカラーが「青色」(ブルー)になっています。「灰色」や「黒色」のフレームカラーでは「LE15A」になります。音的にも「粘るような低音」でバタ臭さを感じます。LE15にはほとんど癖がないように感じます。
他にもALTEC#515BやGAUSS#5831、JBLプロ用#2205、2215、2220も試しましたが、LE15に代わる事は有りませんでした。現在はLE15で非常に満足しています。(予算の都合で150-4Cユニットは試せていない)