自分はどうもひとつの事に拘りすぎると、全体像を見過ごしてしまう事がある様だ。管球プリアンプの1号と2号は完成したつもりで居たけれど、しばらく使ってみて、「まだ完成していない」事に気付いた。
「木を見て森を見ず」の状況になっていたようだ。木の枝ぶりや葉っぱの形に木を取られ、森全体の姿を見失っていたようだと気付きました。具体的に云うと「高域」の周波数レンジがユニットの分だけ伸びていない。高域の出方が弱いので、高域の音像がやや奥まっている。ここでキレが出て欲しい処でキレてくれない。いろんな曲(CD)をかけて少しづつ見えてきた。
管球プリ1号・2号は「自作アンプ」になります。自作アンプには自作アンプのメリットとデメリットが有ります。元々Tr型プリアンプを使っていたのですが、「音の厚み」の点で、管球アンプに移行しましたが、音の厚みは大きく改善されて良くなりましたが、周波数レンジが狭いと云うデメリットも抱え込んだようです。
これからのんびりと、「どうやったら高域を獲得できるか?」調査や観察をして、客観的に判断して対策を講じて行きたいと思います。