毎日メインシステムとサブシステムを聴いている。先月からラインケーブルの総グレードアップ、電源ケーブルの入れ替え等と「グレードアップ」をしているから、その音質の変化を聴きながら音楽を楽しんでいる。
メインシステムは基本的に午後1時から4時くらいまで、リクライニングシートに腰かけて、システムと対峙する様な聴き方で聴いている。ラインケーブルと電源ケーブルの交換をしている最中なので、以前ほどまとまったバランスではない。その中でも、ラインケーブルの効果として、「音数の増加」を感じている。その結果、サウンドそのものがかなりリアルな表現をしている。「生に近い音」になる。音数もCDの中の情報を全て取り出している様な情報量で、「暗騒音」の出方が顕著で有る。例えは楽器のきしむ音や足踏みの音、ドアの開閉の音等、非常にリアルで有る。方向性(トレンド)としては正常な進化をしていると思う。残るは「機器の活性化」だ。
使うケーブルのグレードを上げる度に「活性化」が必要になって来る。以前の様に使っているケーブルのグレードで完全に活性化していると、SPが鳴って居る事を全く感じない(SPが消える)状態まで行っていたのが、まだケーブル交換したばかりでそこまでの「鳴らし込み」に至っていない。とにかく「鳴らし込み」で半年は立たないと同じ様な音にはならないだろう。
サブシステムもまだ「ふん詰まった」音のまま。こちらもラインケーブルを交換したばかり。こぽればかりは致し方ない。必死で鳴らし込んでいる最中だ。それでも一般のオーディオマニアの方のサウンドを音質面で軽く超えていると思っている。ケンソニックとLE8Tの組み合わせは、非常に聴き易いサウンドで、しかもフロアー型SPみたいに軽々となっている。
オルソンS-968とパイオニアのC3+M4のシステムもなかなか聴かせるサウンドを出している。大型SPを持っている方は、この様な20㎝や30㎝のフルレンジSPのサウンドを真面目に聴こうとしない方が多いが、このサウンドの良さを聴き分けるぐらいの謙虚さが足りないから、いつまで経っても上達しないのだ。音質から言ったらこのサブシステムの音質に負けている。技術屋は「謙虚であれ」と思っている。