「ビル・エバンスのワルツ・フォー・デビィ」に「地下鉄の音」が入っていると云う話を良く耳にします。
曲名(トラック)は
1、 MY FOOLISH HEART 4:54
2 WALTZ FOR DEBBY(take2) 6:53
3 DETOUR AHEAD(take2) 7:34
4 MY ROMANCE(take1) 7:11
5 SOME OTHER TIME 4:58
6 MILESTONES 6:36
7 WALTZ FOR DEBBY(take1) 6:47
8 DETOUR AHEAD(take1) 7:13
9 MY ROMANCE(take2) 7:13
10 PORGY 5:58
地下鉄の音が入っていると云われている処。
1トラック 1:00~1:04
2:52~2:55
2トラック 6:34
4トラック 4:55~5:00
5トラック 00:14~00:19
3:55~3:58
4:12~4:17
10トラック 2:09~2:12
4:38~4:42
私の装置では上述の「地下鉄の音」は認識できません。特に1曲目の1分前後に入っていると云われている処など、一瞬演奏が静かになり、地下鉄音が入っているなら聴こえないと行けない所だが、「聴こえ方」が違うのだろうか?低域のパワーアンプのメーターも注視したが大きく振れる事もなかった。
ビル・エバンスのアルバムで「鉄道」の音が聞こえるCDが有ります。「AUTUMN LEAVES」(枯葉)の10曲目「Nardis」(ナルディス)。こちらはハッキリと判ります。
「ワルツ・フォー・デヴィ」はエバンス、ラファロ、モチアンのトリオでヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ録音。
鉄道の聴こえる方のアルバムはエバンス、ゴメス、モレルのトリオでイタリアのペスカラでのライブ録音。
「地下鉄の音」が聴こえるのなら「ヴィレッジ・ヴァンガード」で録音したモノには必ず入っていないとおかしいはずであるが、他のアルバムでは「地下鉄」の話は聴いた事がない。エバンスのアルバムは他に「ヴィレッジ・ヴァンガードのライブ録音の6枚組」(ターン・アウト・ザ・スターズ ファイナル・ヴィレッジヴァンガードレコーディングス Box Set)も持っているが、「地下鉄音」を聴いた事がない。(聴こえなかった?と云うべきか)
ライブ録音なので「暗騒音」が沢山入っていて、その一部を勘違いしているのではないだろうか?
もう少し調査をして見よう。
「鉄道の音」のイメージが一般のものと違うのではないでしょうか?。その違いさえ判れば聴き取れるのかもしれません。
「AUTUMN LEAVES」(枯葉)の10曲目「Nardis」(ナルディス)では「これぞ鉄道の音」と誰でも判ります。
低い低周波の音で主に右チャンネルのSPから「ボコボコ音」みたいに聞こえます。