Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

JBL 三大ホーンのサウンド(HL88・HL89・HL90)

2021年02月11日 | ピュアオーディオ

JBL#375用のホーンとして有名なホーンが有る。オリンパスシステムに合わせて使っているのが「HL88」(蜂の巣ホーン)。鋳物製のホーンです。非常にコンパクトなスタイルですが、ホーン+#375で重量は20Kgを軽く超えます。見かけ上では多くのパンチング穴で「音が拡散される」様に見えますが、実際は真ん中の穴はストレートにダイアフラムに繋がっていて、音が「スッ飛んで」来ます。そのままでは5分も聴けば「殺される」・・・ぐらいの危険なサウンドが出ます。このホーンを使って「柔らかい」サウンドを出すにはそれなりのスキルを要求されます。柔らかいサウンドを出せる様になれば、円形放射の素晴らしいサウンドになります。


こちらはHL89ゴールドウィングホーン。ホーン先端部はアルミ製。見かけはJAZZサウンドをバリバリ鳴らす様な鮮烈さを感じますが、鳴らし過ぎると「アルミ臭い」サウンドになります。カラー的に他にはないゴールド色で豪華に見えます。うまく鳴らすとホーン臭さの無い素直なサウンドになります。ストレートに飛んでくる様な音は有りません。


こちらは息子宅で使ってもらっているHL90(お化けホーン)です。同じ型で#2395と云う型番も有りますが、色がグレーになっています。作りが古いのはHL90の方で、響きが良いと感じます。このホーンはど素人でも使いやすいホーンで、正しくセットするだけでキレの良いサウンドを手に入れられます。JAZZのシンバルのサウンドなど、このホーンの素晴らしいサウンドを楽しむ事が出来ます。

他にも#2350ホーンやウッドホーン(ダイレクトホーン)も使って見ました。#2350ホーンを上手くセッティングして鳴らすと、HL88を上手く鳴らした時の様に、柔らかく響くサウンドが得られます。#2350の型をウッドホーン型に材質を変更した場合、「スッ飛んでくる」様なサウンドになり易い。鳴らし方やセッティングにスキルを要します。

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