Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

ハーベスのHL MKⅢ SPの思い出

2014年10月27日 | ピュアオーディオ


日本のSPには「音楽性」の面で自分の好みと合わない事がハッキリ判った。扱い易いブックシェルフ型で英国のSPとして、ハーベスのHL MKⅢを使って見た事も有る。



内部配線は日本のメーカーと殆ど変らない状況ではあるが、非常にまとまりが有り、音楽を聴かせるSPだと思った。ノーマルの内部配線では「くぐもった」(いぶし銀と評論家諸氏は云うが・・・)様なサウンドで、「伝送ロス」がひどい状態だと感じた。

このSPの内部配線をスーナーケーブルで配線し直したら、ビックリする様なパリッとした元気で「音数」やエネルギー感の詰まったサウンドが出て来た。普通ならこのサウンドが出れば十分使える音質になると思った。同じ事をしても前回のR305はそう大きな変化は見られなかった。ユニットの潜在能力の違いをまざまざと感じた。同じ様な対策をスペンドールBC‐Ⅱにもしたが、更に素晴らしい音質になった。ハーベスの方はパワーを入れられるので、オールマイティ性の面で優れている点だ。

3つのJBL#375を使ったメインシステムが無ければ残しておきたいSPだったが、メインシステムと比べれば、SPサイズが違うので「ミニチュア」の世界なのは致し方ない。


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