ディネッセンのパワーアンプを修理に出したおかげで、TA-3200Fの出番となった。これが案外といい塩梅なのだ。但し、低域と高域のパワーアンプを交換した直後なので「完全活性化」はしていない。何処か「ふん詰まり」な音を感じる。これは仕方のない事。音楽を楽しんで使って行けば、その内に「活性化」して行く。
実際に活性化させるには2000Hrの時間が必要だ。その前にディネッセンのアンプが修理を終えて帰って来るので、今しばらくの辛抱だろう。そう辛抱しなければならない様なサウンドではない事が有難い。実際にこの組み合わせのサウンドでも十分な音の厚みが有り、モーツァルトのP協奏曲23番のピアノやヴァイオリンをはじめとする弦楽器の質感も良い。聴いていてそのまま居眠りしてしまいそうな心地よいサウンドになっている。
50年前のSP群とアンプ達。オーディオの進化とは何なんだろう?