12月には魔物がいます。色々な名機が出てきます。おかげで色々買ってしまいました。その買った物が今週になり続々と入荷してきました。
まず最初にアルテックの620AモニターSP、次にマッキンのMC2600、そして最後にスチューダー#727CDP。
アルテックは事務所のモニターSPとして、MC2600は専務宅のMC2500と交代(XLRバランス電送の為)、スチューダー#727は自宅のCDP 東芝SD-9500の入れ替えかDAC化をさせるため。
アルテック620AをTrail製管球プリ+MC2600+SD-9500でドライブして見たがなかなかうまく鳴ってくれない。やはりTrail仕様にしないとだめか?とあきらめかけた時、貸し出していたSCE-45が3本帰ってきた。早速電源ケーブルをSCE-43からSCE-45(ルシファー)に交換した。すると620Aがいきなり唄いだした。(SPケーブルはSCS-33のまま)やはりSCE-45は格が違う事をまざまざと感じた。
620Aは明日からSCS-34(ルシファー)が使えるようにする為、内部配線をすべてルシファー化します。すごい性能になることでしょう。
スチューダー#727はもう15年くらい前のプロ用CDPですが、このメーカー独特の「音色」を持っています。B226、A730もD-クロック化してトランスポートとして使用しています。同じ系統の「音色」で揃えたいと考えてのことです。
スチューダー特有の「線の太さ」と「中音の充実」、そして「ヌケの良さ」が特に気に入っています。古く時代遅れの様に思われるかもしれませんが、電源ケーブル他を当社のスキルで手当てすれば最新の機器と変わらないかそれ以上の性能に出来ます。単純に電源ケーブルをSCE-45にする事とDクロック化すれば直ぐにも最新の機器もビックリの性能に出来ます。
早速自宅のSD-0500と入れ替えて音出しをして見ました。案の定現状のSD-9500より上のサウンドが出てきます。現状電源ケーブルはSCE-43とライントランスST-5の組合せで十分な質感です。中音がうまく出ているのでメロディラインが唄うように心地よいサウンドです。SD-9500では緻密に音が出てきますが線が細いのと無機質の音色の為楽しめませんでしたが、これからはボーカルが良く鳴ってくれるでしょう。周波数レンジも低域から高域まで十分なサウンドが出ています。しばらくはこのまま使ってじっくりと足りないところを探して見ます。
交換したSD-9500はDACとして組み合わせると「とろり」とした艶を出してくれもう一段上のサウンドにしてくれますので大切に保管しておきます。この機種はピックアップ部が弱いのが悩みの種でした。
その点スチューダーには全幅の信頼を置いています。B226もA730も故障を知りません。B226は20年近く故障していません。A730も同様に丸3年毎日6時間以上使い続けていますが故障知らずです。