3セットのJBLユニットを使ったメインシステムを持っていますが、使っているウーハーは、オリンパスシステムがLE15(16Ω)、SP-707JシステムがD130(16Ω)、RCA箱システムがD130(16Ω×2)にしています。
オリンパスシステムに現在使っているLE15AはSN番号:1305・1306(青色フレーム)の連番です。エッジは当初は白ゴム製でしたが、50年も経てば劣化して使えませんのでクロスエッジに交換して使っています。
このユニットを手に入れる為に、何回もLE15Aを試しています。最初に手に入れたのはSN:27000番代(8Ω灰色フレーム)。これだけ聴けばおかしいとは思わないのですが、その後38000番代(8Ω灰色フレーム)、86000番代(8Ω黒色フレーム)と新しい製造順のモノを使って見ると「バタ臭い粘る様な低音」がひどくなります。SN番号が大きいほど(製造順が遅くなるほど)音質は悪くなっています。それなら若いNoはどうなのか?と思って#7000番代(16Ω)を入手して交換して見ると、「バタ臭さ」と「粘る様な」質感がグッと減って、音数も多くなった様に感じました。・・・LE15Aは30年間ほど生産されているので、中期・後期型になるにつれて「コストダウン」されているのでは?・・・と推察するようになりました。
そこで、SN番号の出来るだけ若い番号を入手したい・・・と思う様になり、手に入れたのが1300番代の16Ωブルーフレーム仕様LE15。(初期型はLE15AではなくLE15です)このユニットは今までのLE15Aのイメージを一新するものでした。D130の様な音の出方をします。コルゲーションが有るのにノンコルゲーションコーンのユニットの様なサウンドです。中域の#375がそのままではウーハーに負けてしまうくらいの音数や質感が有ります。
同じ様にD130も8Ωの中期仕様(灰色フレーム)から始めましたが、16Ωのコルクガスケット仕様に辿り着きました。こちらもLE15Aと同じで、若いSN番号程良い質感がします。1970年代以降のプロ用ユニットも色々試しましたが、コンシュマーユニットの方が好ましい結果に感じました。音色も質感も#375とのつながりが非常に良くなりました。