CDラインに「ライントランス」を使っています。最初は小さなタムラトランスのモノから、平田電機のモノへ、更にUTCのライントランスと色々な種類のライントランスを試しました。最後はWEのライントランスにたどり着きました。ライントランスもサイズや重量でスケール感や質感が大きく左右されます。ライントランスを使うとCDPそのままでは「二次元の世界」が「三次元の世界」に変わり、アナログに近い表現力をして来ます。上の写真はWE#15Aトランスです。おそらく100前の代物でしょう。
WEのライントランスは1個2Kg有ります。上の写真では左右でLch・Rchを構成します。合計で4Kgの重量になります。WEのライントランスは、111c、93F、93A、91A、63C,63A、50A、そして15Aと試して来ました。
上の写真は15A入手時の写真です。WEのエナメル線で配線されています。個人的に音数が全く足りない、質感も繊細感は有るがスケール感がない。ただこのトランスの素性は「只モノではない」と感じました。
箱の設計をして、愛知県のリンホフ工房さんにお願いして、花梨材で特注の箱を作成していただきました。
WEのトランスは型番が少なる(古いものほど)音質が良いです。特に50Aや15Aはその後のトランスとは違う傾向の音質のトランスです。「音のキレ」がまるで違います。
箱内配線はお見せできませんが、111cや91Aと同じ配線でも、63Aや50A・15Aは別物の質感です。現在は50Aは自宅システムで、15Aはオリンパスシステムで使っています。もはやこれを聴いたら外せません。