自宅のSP707Jシステムの電源プラグをフルテックの「最高級品」に交換して、音の密度やSP間の「音が埋まる」事に気を良くして久しぶりにLPでクラシックのオーケストラを聴いてみました。
カラヤン指揮/BPOの「メンデルスゾーン:スコットランド/フィンガルの洞窟」。このLPは録音が良くて演奏が良くてを併せ持っているので若い頃から非常に好きで聴いていました。
かけ始めは「音の線が細く硬く」今まで聴いた当該LPのサウンドでは有りません。カートリッジの出力ライン、プリのフォノイコラインはウォーミングアップをしないと本来のサウンドにならないことは判っているので1時間ほど軽めに再生していました。
漸くこなれてきたようなので再度LPをかけなおします。まずSN比が違いますね。透明感が素晴らしく良くなっています。弦楽器がSP間の中に「漂って」います。
今までメロディーをヴァイオリンがそのまま弾いているとしか思っていなかったのが実は「トレモロ奏法」で演奏されていたのだと気付かされます。初めての経験です。表現力がまるで違うので「新鮮」な演奏に聴こえます。
ダイナミックレンジも大きく、真夜中に聴くにはチョッと冷や汗モノです。とにかくトレモロの「浮遊感」が素晴らしい演奏でした。
電源プラグをフルテックの「新発売 最高級品」にしてから、システムのサウンドが一変しています。元々「透明感」の高いシステムでしたが更に「透明感」がまして、「濁り」を感じません。かといって「音楽」のエッセンスが薄まっているかと云うとそうでは有りません。一音一音が密になり「ジューシー」な質感がでいています。まだまだ「馴染み」が完了しているとは思えませんが、毎日CDでもLPでも聴くのが楽しみになりました、とにかく眼前に「ステージ」が出来るのがすばらいいです。