JBL OLYMPUS system+α を作って15年、再構築して10年になります。JBL3大ホーンのHL88、HL89(ゴールドウィング)、HL90/#2395(お化けホーン)の3セットも所有していますが、ニアフィールドで鳴らすのが一番難しいのがHL88(蜂の巣ホーン)です。
ホーンの中央に空いている穴はダイアフラムから直接音が出て来ます。一般には、パンチングメタルの隙間から横方向に拡散される様な印象が有りますが、実際にはストレートな音が「スッ飛んで」きます。一つには組み合わせるアンプの出力も関係してくるでしょう。#375+HL88の能率は118db有ります。1Wアンプでも十分すぎる大音量が出せます。素人が見た目で安直に使えるホーンでは有りません。それなりに経験を積んで、スキルを要求されます。その要求を満たしてこそたどり着ける高見も有ります。
私のオリンパスシステムでは、総じて柔らかいサウンドになっています。ヌケ・キレ・ノビがあって、音のエッジが立っているのにスッと抜けて行く様にに仕上げています。JBLの「じゃじゃ馬な音」を想像されて来られる方は肩透かしを食らいます。部屋が狭いのが難点ですが・・・。