先日まで「音が出たり・出なかったり」していたマーシャルMG100DFXは完全に復活しそうだ。
症状は前回のMG50DFXと同じ症状。同じ症状でもMG50DFXが重症ならば、今回のMG100DFXは軽傷の様だ。眠っていた期間が大きく違っていたのだろう。
どうやって復活させたかと云うと・・・、ツマミが沢山並んでいる(15個)が、すべて一連「ボリューム」で有る。推測される不具合は「摺動子の先端の酸化膜」であろう。実際に電子部品製造の現場で「一連ボリューム」を作っていた。QC係の立ち位置でこの部品の製造に関わっていた。少し形状が違うだけで原理は一緒。
並んでいるツマミを全てMINの位置にして、電源SWをON。そして左側のツマミから一つづつ、MIN~MAXへつまみを回して中間位置(12時方向)にして行く。これらを14個続けてやる。最後の一番右側のボリュームは「マスターボリューム」になっている。最後のマスターボリュームのみは9時の方向にセットする。これで、接続しているギターを弾いて見る。これで、音が出る様になった。これで音が出ないならば、更にすべてのツマミのグリグリを繰り返す。
しばらくは安定するまで、毎日ギターを弾く時は同じ様な作業をしてから始めます。摺動子の先端の「接触」が安定すれば不具合はなくなります。
持っているコンボアンプで、ボリュームの質が一番高いのがDSL401です。このアンプのボリュームには「トルク」が有る。安物アンプはボリュームにトルクが無い。高級オーディオでは「ボリュームのトルク」がしっかりしています。コンボアンプ1台の価格は、高級オーディオのボリューム1個の値段に値しない様なものが多い。