オーディオを始めた頃は、知らない曲を知る事で大きな感動を味わった。個人的に「クラシック音楽」が好きで、12才頃からFMラジオからスタートした。自分で働いてステレオを買える様になったが、若い頃は、雑誌を読んで、ハイエンドマニアの写真を見て、「超高級機」に憧れた。安月給では当然買えない訳で、雑誌を読んで知識を深めるにとどまった。子育てが終わり、50才を過ぎて自分の好きな事が出来る環境になった。ただ、音楽は個人によって好きな音楽ジャンルや演奏が異なる。家族でさえも否応なく音は聞こえる。多分に子供や奥さんには「嫌な音楽」を聴かせたのかも知れない。現在は「音楽部屋」に一人で籠って、自分の好きな音楽を楽しんでいる。
オーディオ趣味は、個人的な趣味で、大量の人を幸せにするとは限らない。自分の使いたい機器やユニットを使って、「音質アップ」をしても、他人は「それがどうした?・・・」と云う程度で、自己満足の世界であろうと思う。
個人的に「良い音楽を良い音質で、良いシステムで聴きたい」と願ってここまで来たが、そんな生活を20年も続けて来ると、「これで良かったのか?」と云う疑問も出て来る。