現在は「活性化」している事を確認している「D208システム」の方が良いサウンドだと云う事で、何もLE8Tの方が性能が低いと云うつもりはない。
先日のSP-LE8T+DECCAリボンツイーターの組み合わせ。このSPの場合、SP-LE8Tを入手して約1年になります。鳴らし込み時間としては500Hr程度だと思います。中古品で入手したアンプやSPユニットを活性化させるには「2000Hr」程度の稼働実績が必要だと考えている。その考えから行くと、SP-LE8Tは500Hr程度なら、まだ「活性化していない」事になる。出ているサウンドを聴いても「活性化」したとは考えられない。
中古で入手したアンプやSPユニットは、「音は正常に出ている」が本来の性能で出ているとは限らない。「鳴らし込み」を完了させてこそ、本来の性能になる。だから「鳴らし込みの重要性」を説くのです。
製造年でもそのユニットの「完成音」は違っても来ますが、例えばLE8Tには初期型に「16Ω仕様」が有ります。「8Ω仕様」と比較視聴した結果では、「16Ω」仕様の方に軍配を上げます。「雰囲気音」が「16Ω仕様」には在ります。D208ユニットからも「雰囲気音」が出てきます。
現在持っているSP-LE8Tも「鳴らし込み」が済めば、もっと良いサウンドが出るかも知れません。どこまで鳴らし込めば「本来の性能」になるのか?その判断基準は時間ではありません。「ガラリと変わった再生音」が出て来る様になることが必要です。この辺が「オーディオの難しさ」です。同じユニットでも「活性化」しているか?否か?でサウンドそのものが変わってきます。