二畳庵庵主の戯れ言

一輪の桜に従い野に。ついに2015年、人生の第三ステージの場・高知に立つ。仁淀川に魅せられたオヤジの戯れ言日記。

乱舞

2015-05-19 21:24:56 | 徒然に想う

ホタル、ホタルと騒いでいたら、「いくらでもおるで」。じゃ、ってことで寮生たちと夕食後いホタル狩りへと出かけた。車で15分、19時半ころ四万十川のほとりたどり着く。たたずむこと30分。どうもよろしくない。気配がない、全くしない。「おらん」とその場所を教えてくれた研修生へLine。「たくさんおるで」。で、彼の住んでいる地区に足を向けた。

居るは、居るは! 山の派に沿って小さな水路が流れていて、それに添うように舞っている。何十、どころの話じゃない。何百だ。カワセミの川のほとりの公園で一匹見つけて感動していたのはいつのことだろう。

「いかんき、昨日のほうがようけおった」

なんてことをいう! 雨上がりで湿度が高い夜のほうが居るんだそうだ。昨夜がそんな状況だったとか。ただ、まだシーズンが始まったばかり。どうもまだ少ないらしい。

「じゃ、まだチャンスは沢山あるってことか! 」

 

環境を破壊しつくし、取り戻そうとする。だから、一匹でも感動する。が、それは愚行以外の何だろう。共生を考えれば、行き過ぎを止められただろうに。過去を振り返っても仕方ないが、今を保持する努力をしなくてはならない、そんな時に違いない。

 

 

 

今日の一枚:夏秋のパプリカのハウスで、マルチ張りをすませ、休憩に入るとき15時ころのこと。青空に白い雲が印象的だった。高知の光の強さはちょっとすごい。