超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

9mm Parabellum Bullet@Zepp Tokyo 10.5.26

2010-05-28 01:35:47 | ライブレポ


昨日は9mm Parabellum Bulletのライブに参加。
「Revolutionary Tour」の3箇所目ですね。
アルバム名が冠されているだけあって、もちろん全曲演奏してくれました。
気持ち良かった~。

しかし!
個人的にはですね、
自分が9mmを好きになるきっかけとなった曲を演ってくれたんですよ。
それが何より嬉しくて。
イントロが鳴った瞬間、思わずガッツポーズしそうになりました。したい気分でした。
詳しくは下記にて。




2月以来のZepp Tokyo。
番号はとっても悪かったんですが、意外と真ん中の方で観れました。
真ん中、といってもZeppですからステージから距離は当然ありましたけどね。
だから前方でなんか色々あったらしいですが、必然的に触れられないレポになります。
それと思いっきりネタバレするので注意です(笑)。

一ヶ月前にHiGEとのツーマンで観たばかり。
その時と同じく一曲目は「Cold Edge」!
この曲一曲目だとなんか燃えますね。イントロがそんな感じじゃないですか。
と、思ってたらそのイントロがこれまた印象的な「エレヴェーターに乗って」。
初めて生で聴いたけど、サビよりもリフのが気持ち良い曲ですね。
 早くも「Vampiregirl」でシンガロングし、「ダンスタイム!」とお客を煽る卓郎、
続く「Invitation」でも歌詞の一部を「Zepp Tokyoで~」と変えたり、なんだか絶好調な様子。

MCを挟んでから不穏なサウンドがゾクゾクする「Wanderland」、
それ以上に不穏な「Mr.Suicide」で会場の雰囲気を一気に暗くし、
「3031」でそのムードを爆発させ、
「光の雨が降る夜に」で一気に哀愁を効かせたモードに変化する。
この曲は後半のツインギターがえらいキレイに響いてて良かったですね。
改めて色んなバリエーションの曲があるんだな、って思いつつ。

「これは吉井和哉さんからもらったギターです」と卓郎のMC。本当吉井和哉に気に入られてますね(笑)。
ここでギターをチェンジした後「Heat Island」。
そしてこの次が自分にとって最も嬉しい選曲、
9mmを好きになるきっかけとなった、「Caucasus」・・・!
もうイントロ鳴った時点で「えっ?」とは思ってたんですけど、ようやく生で聴けたっ!と心の中でガッツポーズ。
これは個人的に嬉しすぎました。
もっともっと演って欲しいな!って思いつつも、滅多に演らないからいいのかもね。
んでもこれ絶対に格好良いですよ。
メジャーから再レコーディングして出してくんねえかな(笑)。
うひゃーってなりながらあっという間の至福の時間。

「次の駅まで」をここで演ったのも正解だったと思う。
きっちりと緩急を付けたというか、
コアな9mmを楽しめたというか。
こういう曲も重要だな、って思いましたねえ。

しかし、新譜の曲がまたえらい盛り上がる盛り上がる。
「キャンドルの灯を」も「Finder」もあまりにも9mm過ぎて笑うしかないです。
こうやってライブで聴くと改めて記名性強いなあ、って感じました。
後者の後半は最早パンクでしたね。
バンドもお客さんも。

久々に聴いた「Heart-Shaped Gear」の迫力、
迫力と言えば「命ノゼンマイ」の後半パートは相変わらずの凄まじさ
この曲って実は相当にライブ向きなのかもしれない。


ここからクライマックス、
「Black Market Blues」は今や9mmのライブに於いて起爆剤的な役割を担ってるな、って肌で感じて
でも「Talking Machine」もそれに負けないくらいの鉄板ぶりを発揮してるな~
と新旧のガチ曲に思いっきり踊って
「The Revolutionary」ではそれよりもとにかく音圧が非常に高く、ビリビリ鳴らすような音の鋭さ、
メンバーの振り切れっぷりにただただ圧倒されます。
この曲もライブで更に化けるよね。
最後は「Lovecall~」で爆裂の締め。
この時点で既に20曲なのに、本当あっといういう間に終わりを迎えた感じでした。
それくらい気持ち良かった。本遍。

アンコールは出てくるの遅かったんですが、
やっぱり前方で色々あった事が関係してたのかな。
自分の位置ではよく分からなかったんですが。
それでも出てきてくれた9mmの面々、俺らの勢いについてこい!的なMCをした後に
1stアルバムからの3曲を叩きつけてライブは終了、
ラストの「Discomminucation」なんかは卓郎氏が非常にノリノリで観てるこっちも楽しかったです。大変。




ニューアルバムのツアーだった訳なんですけど
個人的には旧曲よりもニューアルバムの曲のが盛り上がっていたような気がして。
自分的にもそっちの方にちょくちょく反応してたし。
なんか面白い曲ばっかだな、と。
んでそれって非常に健全な事だと思うんですよ。
新譜の曲をもっと!って思えるのは。 だから今の9mmってバンドとして健全、というか調子が良いんだな
って事を直に感じる事が出来て非常に良かった。
 んで、本編にもさわりにも書いてありますけど、やっぱ「Caucasus」ですよね・・・!
これが聴けた事は本当大きいですよ。
自分にとって。
9mmは割とセトリに関してはいじくり回してくるのがとても良いですね。
先月のHiGEの時も定番曲外して「砂の惑星」とか「Sleepwalk」とか「intercepter」とか演ってくれたし。
来月のNHKホールは都合で行けませんけど、
次ライブ観るのがまた楽しみですよ。
一箇所だけでもツアーに参加できて良かった。



セトリ
1.Cold Edge
2.エレヴェーターに乗って
3.Vampiregirl
4.Invitation
5.Wanderland
6.Mr.Suicide
7.3031
8.光の雨が降る夜に
9.Heat Island
10.Caucasus
11.次の駅まで
12.キャンドルの灯を
13.Finder
14.Heart-Shaped Gear
15.命ノゼンマイ
16.Black Market Blues
17.Punishment
18.Talking Machine
19.The Revolutionary
20.Lovecall From The World
encore
21.Psychopolis
22.Termination
23.Discomminucation


しかし毎回9mmのセトリってバランス良いですね。
って今書いてて思いました。
インディー時代の曲も必ず演るとこがえらい。




アナログフィッシュ 「Life Goes On」 全曲レビュー

2010-05-27 02:15:25 | 音楽(全曲レビュー)


今年3発目の全曲レビュー。
今回はアナログフィッシュの「Life Goes On」です。
2月に出たアルバムですね。


ドラマー斉藤復帰後、初のアルバムとなった訳ですが
紆余曲折あった彼らだからこその
紆余曲折が垣間見れるアルバムになってるんじゃないか、と今は思います。
結局のところ、どんなにあがいても道は続いていくし止る事も出来ないんだから
じゃあどういう風に生きていこうか、だとか
少しでも日々を彩る方法をとか、
作風やテンションに反して、個人的にはパンク的な意味合いを持つアルバムだとも感じています。
何気にいいフレーズ多いですしね。
常にモヤモヤを抱えているような人の、支えになってくれるような一枚。それでは以下。




1.NOW

イントロ的な楽曲。
だけど、意外に尺は長く、それだけでも済まないようなカタルシスがある曲。
これから始まるアルバムの内容に対する期待を煽るのと同時に
一日の始まりなんかに聴いても、ちょっと気が引き締まっていけるような、
そういう聴き方もアリな曲だと思います。
実際結構通勤の時にこの曲をよく口ずさんだり聴いてたり。
 歌詞もサウンドもシンプルと言えばシンプルなんですけど
そんな中に様々な気持ちや思想が込められているような、そういう曲ですね。



2.Light Bright

今作の下岡曲の中でも屈指の名曲。
格式高いメロディや、タイトルを連呼するバックボーカル、最後のラララ~までの展開を含めて
実に洗練された、シャキッとした精神で鳴らされているような楽曲です。
アナログの曲の中でも特に凛とした音像の曲じゃないですかね。
曲の流れも実に気持ち良いです。


「「やり直せたら」って思ったりするような日々の先に
 素晴らしい何かがあるなんて どうしても思えない」

「でも見なきゃだめだったよ
 胸が痛くても
 聞かなきゃだめなんだよ」


誰から傷つけられても、その逆だったとしても、何をどうすればいいか分かんなかったとしても
最終的には事実を受け入れて前に進むこと。
事実を受け止める、ってことの大切さを教えてくれるような、そんな曲。
考えてばかりで終わったら、寂しいですもんね。人生なんてものは。



3.ハッピーエンド

こっちは逆に佐々木曲で最も素晴らしい楽曲だと思う。
とにかく歌もサウンドも非常に開放的で
爽やかな風が吹いてる涼しげな季節にテラスかなんかで浸りながら聴きたい一曲。
もちろんフェスとかで聴いても気持ち良さそう。
とにかく佐々木ボーカルの真っ直ぐで歪みがないって利点をフルに生かしているような曲ですね。
この一点の曇りのなさは名曲「アンセム」に通じるものがあるかも。
アンセムの良い部分を再解釈して出した、って風にも聴こえる。
詞も曲も実にストレートな名曲です。
この曲のメロディの素晴らしさは一度聴いてみて欲しい。アニメなんかに使っても大丈夫そう。


4.Life Goes On

「やりたい事をやって とても大切な人を 傷つけてしまったとしても」


一応、表向きには前向きな曲だと思うんですが
個人的には結構、後悔とかペーソスなんかがそこはかとなく漂ってくる曲で
たまに聴いてるとちょっとどうしようもない気持ちになったりするんですが
それがまた沁みてくるような感じもしたり・・・。
痛気持ち良いといいますか。
 そんな個人的解釈を抜きにしても、普遍的な良曲だと思います。
タイトルにするのもうなづける。



5.平行

個人的に「Light Bright」「ハッピーエンド」がこのアルバムのツートップだ、って思うんですけど
たまにこの曲が一番なのでは?と思う時があって。
そこまで派手な曲ではないんですけど
たまにもの凄く自分の心情にフィットする時とかがあって、
淡々とした雰囲気でありつつも、詞や音に込められた想いは逆に熱いな、と感じる曲です。
もしかしたら一番一般受け良い曲かもしんない。
ちょっとオシャレな雰囲気もあるし。

2つの声が重なってる感じだとか、
急にギュイーンと鳴るギターの激しさだとか、
日常を歌いながらもどこか非日常的な空気感だとか、
中々にツボる要素の多い楽曲です。
この曲も名曲、といって差し支えないと思う。私的に。



6.曖昧なハートビート

このアルバムって、気合入った曲が多いんですよ。
でも全部が全部そういう曲だったら、聴き手としては疲れてしまいますよね。
という訳で息抜き的な楽曲を、ここに。って感じだったのかなと想像させる曲です。
要は、他の曲と比べてリラックスして聴ける、ということ。

ただ、歌とアレンジに関してはそうなんですけど
意外と歌詞は本気度高かったりするんですよね。

「どんなに素敵な場所であろうと君が居ないのなら価値はないし
どんなに誰もが行けとせかしても僕らのハートが違うと言うのなら」

このフレーズが冒頭で挙げたパンク性を感じた部分の一つだったりします。
歌い方もいいんだよな。
頑張ってるのか気楽なのか、はっきりしてないところとかも。



7.kiss

タイトルは可愛いですが、曲は割とゴツくてシリアス。
よくよく考えれば1stアルバムのタイトルでもありますよね、これ。
鏡の中にいるような、って抽象的な形容詞を使いたくなる位凝ったアレンジから
一気にブルージーになっていくサビとのアンバランスさが魅力的な一曲。
重いですけど、
その分聴き応えはあります。



8.Tomorrow

意外にも、この曲も大好きになってきたんですよね。
最初はあんまり印象に残らなかったんですけど
聴き込む内にポップさを大事にしてる曲なんだな、ってのが伝わってきて。
思ったよりポップに聴こえてきたな、というか。
軽快は軽快な曲なんですけど
この曲もまた歌詞の部分に於いて深みを演出している一面があって、
その辺のラインの引き方のセンスはとても好きですね。
必要以上に軽くしないところが。

それと、歌詞を読むと現実的な事にも精神的な事としても捉えられるような気がして、
そういった柔軟性もアナログらしくて好きです。



9.Ready Steady Go

ラップか、或いはポエトリーリーディングか、
とにかくヒップホップ的な面白さを持つ楽曲ですね。
喋ってるようにも聴こえる。
こういう曲を出来るようになったのも今のアナログの強みですかね。
そしてこの力強い流れの中だとさほど違和感もないのがこれまた良い構成力してる。
多分、このアルバムの一つの到達点です。
歌詞も何だか今までの総まとめみたいに聴こえるし。


「ベッドルームから抜け出して輝く世界を見に行こう」
このフレーズがとても象徴的。



10.ハローグッバイ

非常に真っ直ぐな応援歌。
ここまで振り切った応援歌を歌えるのも、紆余曲折を経たアナログならでは。
年代を経たからこそ歌える歌って多分誰にでもあると思うんですが
その一つがこの曲なのでは、って思いますね。
昔ならここまでストレートには言わなかった気がする。
どことなく背中を押してもらってるような、人生を祝福してもらってるような、そんな温かい一曲。

個人的には1~9までがこのアルバムの核で、この曲はそこからの一歩、って感じもします。
聴き手を送り出す一曲。




このアルバムは、アナログフィッシュの中では最もシリアスなアルバムだと思っていて
歌詞カードなんかを読んでますと
自分の過去と照らし合わせてへコんだりすることもあるんですが(笑)
でも向き合えば向き合っただけ返ってくるような
何か一つや二つ掴んでいけるような、そういう実のあるアルバムだとも思っていて。
聴き手を正しく奮い立たせるような。

まあごちゃごちゃ書いてきましたけど、単純に優れたロック・アルバムでもあると思います。
アレンジも中々に面白いので
その点でも是非色々な人に聴いてみて欲しいところ。



けいおん!!第8話「進路!」 感想

2010-05-26 02:44:16 | けいおん!&けいおん!!


それぞれの原風景が垣間見れるような「けいおん!!」第8話の感想。



今週は、とっても素朴で、まさしく等身大といった感じの回ですね。
先週のように思いっきり笑わせに来るのも好きですが
今週みたくリアルなタイム感やちょっとした笑いを誘う回も大好きです。
ってか、観ててちょっと懐かしくなりました。
唯がまるで過去の自分を観てるようで・・・(笑)。
あーいうモラトリアム感は個人的にとっても分かりますよ、ええ。
自分もだらしない人間でしたから。
でも、唯はルックスの可愛さがあるからなんとかやっていけそうやね。
しかし最後の部分を観てると、シリーズの終盤に明確な答えを出して来そうな気もするけれど。
そんな感じで今週もつらつらと以下。



今週は回想が多めで、始まりからして回想。
今も十分可愛いけれど
幼稚園児の時の唯は更にぴゅあぴゅあでかわゆいね(笑)。
それでいてこの頃から和に世話焼いてもらってるのか・・・。
亀ってのは作品、っていうか主人公のシンボルだったりするんだろうか。

本遍は、唯が進路調査票をまだ出してない、どこに進むかが決まってない、という事で
みんなの意見を参考にして考えてみることに。
考えてみる、っていうか、ほぼ完璧に真似てるだけですね(笑)。
いくらなんでも澪とかムギとかの大学はすっごいハードル高そう。
にも関わらず優しくレクチャーしてくれるムギちゃん素敵!
古文の覚え方の歌を歌う唯も可愛かったですね。
でも、歌しか覚えてなかったのが唯らしいけど。無駄な能力の一つ!
そんなこんなでグダグダやってたらさわ子先生の呼び出しを食らってしまう唯。・・・と律。
余談ですがこの二人が徒党を組んで笑うシーンはちょっとクレしんに見えなくもなかったり。

さわ子先生の呼び出しで喝を入れられた二人。
まあ、実際はさわ子先生の甘酸っぱい過去話中心でしたけど(笑)。
何だかんだ言いつつその思い人のお陰で今のさわ子先生がある訳で、そういう意味じゃ確かに感謝だね。
微妙に悲しいけれど・・・。頑張れ。
 その頃、部室でもムギの好奇心による(笑)、小さい頃の唯の思い出話に花を咲かせる残りの面々。
どれも唯らしいエピソードの連発でしたが
「タコなし焼き」ってネーミングはちょっと笑ってしまいました。小さい頃から神懸かってるなあ。
 唯と律が帰ってきてから更に思い出話で盛り上がる面々
唯の小学校の時の夢「幼稚園の先生」の作文をきっかけに
今度は澪の過去話へ。

澪の過去は、
これまたとっても初初しいもので、小さい頃は今よりもずっと恥かしがり屋だったんですね、彼女。
今は凛とした印象もありますけど。
当時は友だちもあんまりいなかったみたい。
そんな彼女によくまとわりついてたのが律、という話でしたが
最初からすぐ友だちになった、という訳ではなく、
彼女が賞を取った作文を読むのを嫌がっている時に、それを励まし応援してくれたってのが直接のきっかけだった、
という事らしい。
律の家に行って特訓までしたんですけど、パイナップルの下りはいかにも律らしくていいですね~。
てかこのエピソードすっごい素朴で好き。
原作の時点で好きだったもの。
来た!って感じで。

この話をした後の澪のツンデレっぷり・・・実に見事でした(笑)。


昔話に花を咲かせていた面々、
でもそろそろ真面目に、って事でようやく真剣に進路を考え出す唯。候補としては、
1.お花屋→植物の知識がないとダメ
2.OL→時間が決まってるのは無理(あずにゃん何気に酷えな 笑)
3.バスガイド→車酔いがダメ
4.ウェイトレス→一遍に注文覚えられない
5.菓子職人→自分で食べちゃいそう(正に夢色ですね)
6.ミュージシャン→却下される

最後以外はある意味唯のコスプレ大会でしたね(笑)。
OL姿何気にかわゆい。

その後もクラスメイトに訊いたり、憂に訊いたり、教室で思考回路ショート寸前になったりと
色々悩みぬいた末、
「とにかく
 一生懸命
 頑張ります」と書いてさわ子先生に提出、
当然答えになってないのでそのまま却下、
唯の進路は最後まで決まらずしまいでしたが、何気にさわ子先生も和も唯の事を心配してるのでした。
って事で今週は終了。

今週はいつもとは違って明確なオチが用意されてない話でしたが
進路と言う題材で、日常のタイム感を大事にしたこの作品に於いては
むしろこっちのがリアリティがあって正解なのでは、とか思ったり。
そうそう簡単に答えが出てもあれですしね。
2クールある、との事で今後の成長等に期待です。

そういえば終わり際で唯と和が行きと帰りで二人とも亀のオブジェを触ったのは、何かの暗示だったりするのかな。
なんも関係ないかもしれないけど。




既に8話も放送されてるんですが、
どの話もそれぞれにそれぞれの味があって
毎週違った面白さがあるなあ、って観終えてちょっと思いました。
同じように見えても、若干ベクトルが違うように思えたりとか。
 更に言うと、結構唯が1期よりも主人公然としてきたっていうか
彼女の成長物語って面が如実に出てきた回だったのかな、って今週は特に感じましたかね。
ちょくちょくそういう要素ありますけど。
こりゃ相当の作品になりそうだなあ、って気配が今からしてますけど、
あんま煽りすぎるのもアレなんでこの辺にしておきます。
なんか本当色々しっかりしてて、観ていて気分が良いな。このアニメ。
 最後に、幼少時代のみんな可愛すぎでした! (個人的にはムギのも観てみたい。)





いばらのみち/椿屋四重奏

2010-05-25 22:48:45 | 音楽


椿屋四重奏のシングル「いばらのみち」を聴いた。脱退後初ですね。


そもそも前作のアルバムは先行配信は一応あったものの
実質シングルを一枚も切らずにスパッと出されたアルバムだったので
シングル自体凄い久しぶりな訳ですが。
2年半ぶりくらい?
しかも昼ドラの主題歌。
流れてるところチラッと聴きましたが・・・もっと長く流してくれ(笑)、と。
や、でも全然雰囲気には合ってるとは思います。
しかしタイトルも内容もえらく暗いドラマだったな。


それはともかく、内容。
非常に椿屋っぽい曲です。もう正に!って感じの。
歌詞の投げやり気味な感じもとても好きで、シングル切るならこれ、って感じの曲だとは思います。
必殺的な仕事をしたというか。
若干意味不明ですけど。
サビがどこかはっきりとしてない部分も逆に良かったりするんですよね。
その分聴いていくと発見があるというか。

それで、これはもう完全に昭和歌謡ド真ん中なんです。
っぽいとか、流れを汲んだ、とかじゃなくもうジャストで。
何なら当時出したらヒットしてたのでは?と思うくらい、
実に丁寧なメロディーメイクでこの曲は作られてる、と感じます。
ちなみにこの感想は、
3曲目に入ってるアコースティックバージョンを聴いてから思った事なんですけどね。
こんなに流麗なメロディだったのか!っていう。
このバージョンは夜のクラブなんかで流しても全然いけそうです。
自分は行かないですけどね(笑)。


さて、このシングルにはもう一つ特記すべきことがありまして
カップリングの「ミス・アンダースタンド」。
これがまた・・・すっごく良い!(笑)。
ぶっちゃけこっちのが更に好きかもしんない。迷うけど。
と言いますか多分これ同時発売とかでもいけましたよね・・・。或いは両A面でも。
 何というか、元々シングル用に作られた楽曲みたいに感じるんですよ。
こっちをシングルにしようとしてたら
タイアップの話が来て、じゃあカップリングに入れよう、的な。
あくまで想像ですけどね。
しかも多分不確実な(笑)。
しかしここまでシングルっぽい曲をカップリングに入れてくるとは驚き。
正直思った以上に良いシングルですね、これは。



ある意味再スタートとも呼べるこのシングル、は、
かなり良い形で切れた、
かなり良い滑り出しを迎えれたと言うか、そういう風に感じます。音も良いし。
蓋を開ければ中々にゴージャスなシングルに仕上がったかと。
 久々にシングル切ってタイアップも付けて、と
割と次のアルバムは勝負作になりそうだと思うんですけど、どーでしょう。
いつもそうだとは思うけど、
ここぞって感じの作品になりそう。今から期待してしまう。




9mmの髭とNICOのASSHOLE OGRE×HiGE編@赤坂BLITZ 10.5.23

2010-05-24 21:15:53 | ライブレポ


昨日はHiGEのマンスリーライブ第2回目でした。
というか赤坂BLITZ行くの2日ぶりだった・・・(笑)。
個人的には好きなハコなんで嬉しいですけどね。駅とくっついてるのが良い(前にも言ったか)。


●OGRE YOU ASSHOLE
1.ピンホール
2.ヘッドライト
3.ネクタイ
4.ひとり乗り
5.ステージ
6.コインランドリー
7.フラッグ
8.J.N
9.平均は左右逆の期待
10.ロボトミー
11.アドバンテージ
12.ラムダ・ラムダ・ラムダ
13.ワイパー


去年の年末以来。
で、いきなり「ピンホール」来てテンション上がった(笑)。
イントロから曲入りの時点のキラキラ感だけで既に勝ってた気がする。
BLITZは割と大き目のハコなんですけど
そういう大きなハコで観るOGREは超気持ち良い、って事を如実に感じました。
なんか一つのレイヴパーティに来てるような感覚。
とにかくずっとゆらゆら踊り続けていられるような聴き心地は大変魅力的です。
って個人的に感じてました。
「ワイパー」なんかそれが特に出まくってたような。
といいますかこの曲で締め、ってリリースツアーの事思い出してしまう。演るとも思ってなかったので意表突かれた。

「ヘッドライト」のライブアレンジは相変わらず気持ち良く
「ネクタイ」の後半の歪んだバンドサウンドも相変わらず気持ちが良い。
「ひとり乗り」だっていつも通り、いや以上の郷愁感
「J.N」「フラッグ」の不気味に盛り上がる感じも変わってなくて良かったです。と、
相変わらず、って形容が似合うようなライブだったんですが
本人たちにとっては2ヶ月ぶりのライブだったらしく
それでこの安定感は凄いな、と。
ツアーファイナルかのような集中力とカタルシスを見せてくれました。

「ステージ」は大体「ヘッドライト」から繋がるか1曲目って印象だったので
前が「ひとり乗り」なのはとても新鮮だった。
新鮮、と言えば初めてライブで聴いた「ラムダ・ラムダ・ラムダ」!
定番曲中心でしたがこの曲を演ってくれたのはとても嬉しかった。で、予想以上に盛り上がる!
その前までの流れも良かったんですよ。
「ロボトミー」の緊張感たっぷりの演奏は堪らなかったし、単純に迫力があった。
「アドバンテージ」もいつも以上にリフの切れ味が鋭かった印象。
なので、普通にやるよりも多分ノれてたんだろうと思うんですけど
個人的には10曲程度で終わるのかな?と予想してただけに
思ったよりたっぷり演ってくれた事が嬉しいな、って感じつつ観てました。それも大きかったのかも。

MCでは3曲目が終わった時点で
出戸「ライブ2ヶ月ぶりなんで、早くも死にそうです」
お客「まだまだー!」
出戸「僕にエネルギーを!笑」
出戸「・・・あ、「僕にエネルギーを!って曲やります」
出戸「嘘です。大体嘘言ってますから 笑」

意外にも明るい口調で。


あとどこのタイミングからは忘れましたが
出戸「僕ら最近活動場所を長野の山奥に移して・・・だから大勢の人に会ったのも久々です。」
出戸「いつもは人間以外の生物と接してますから。」
出戸「ベースの彼とかも、多分人間ではないと思います 笑
多分、妖怪の一種かと・・・思いながら接してます」←(そうなのか。ってか酷い 笑)
出戸「もし人間以外の生物と仲良くなる方法があったらtwitterで教えて下さいね」

こういうMCも。
一番下のはちょっと長かったので要約しました。


ゆらゆらと形のない聴こえ方をしつつも、要所要所できっちりとロックンロールをかます、
そんなOGRE独特のパフォーマンスを十二分に感じれて良かった。
やっぱ個々の演奏力高い。




●HiGE
1.髭よさらば
2.ブラッディ・マリー気をつけろ!
3.ネアンデルタールPunks Fuck Off!
4.ミスター・タンブリンマン
5.嘘とガイコツとママのジュース
6.D.I.Y.H.i.G.E.
7.溺れる猿が藁をもつかむ
8.サンシャイン
9.サマータイム・ブルース
10.虹(新曲)
11.ペインキラー(新曲)
12.ロックンロールと五人の囚人
13.ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク
14.テキーラ!テキーラ!
15.青空
encore
16.黒にそめろ
17.ギルティーは罪な奴
18.ハートのキング


終わったの10時過ぎ。
そりゃここまでやってちゃね(笑)。ほぼワンマン並ですよ。
気がつけばこんなに演ってた、時間過ぎてた、みたいな。
いや~問答無用に楽しかったッス。

セトリに関してはOGREが対バンって事で割とミディアム多目というか、オルタナロック中心というか。
それでも勢いのあるナンバーやポップさ中心の曲をねじ込んでくるのが流石ですね。
思い通りにはならないぞ、的な。
それで、やっぱり最近特に目立ってきている素直な髭ちゃん、
が異様に沁みてくる事に気付きました。
「青空」は当然(この日も凄く良かった・・・!)
「サンシャイン」「虹」などの新曲勢もえらいポップで、歌中心で、でも嫌な変化ではなくて。
むしろこういうの新鮮、みたいな。
なんか次のアルバムに対する期待値が高まってきた。
「ペインキラー」って曲はちょっと前からあった曲らしくて、いかにもHiGE!って感じの曲でした。
そういうのも良いですね。普段を忘れず、という。
「ミスター・タンブリンマン」なんかは聴きながら「ここまで良い歌だったっけ?」って思ってしまいました。
 勿論盛り上がり必至な曲たちは
今回も盛り上がり必至でしたね。
やはり「ハリキリ坊や」「溺れる猿~」あたりが凄いです。
何気に「嘘とガイコツとママのジュース」が聴けたのも嬉しかった。去年のアルバムでは一番好きなんで。

先月は一気にドカン!って行くぞって感じでアンサンブルの厚みを存分に見せつける、ってステージだった印象
今月はそれよりも楽しさを優先しようというか、結構リラックスしてプレイしていた印象。
割とどっちも感触が違かったんで
来月がどう聴こえてくるかがまた楽しみになりました。
個人的にセトリは対バンによって最も相性の良い楽曲中心に選んでる気がするんですけど
となると来月のNICOはどういう選曲をしてくるのか・・・
素直に楽しみです。
今月も格好良かった。既にアイゴンも違和感あんまなくなってるね。MC以外は(笑)。

そのMCも、色々してたんですが
一番面白かったのはアンコールの時に出戸学が須藤寿の代わりにステージに出てきて。
そのまま「背高くなってない?」とか、「なんで敬語なの?」とかイジられてたんですが
出戸くん自身は「そうっすかね」とか普通に交わしてて
それもキツくなったみたいでたまらず
「須藤さーん!出てきて下さいよ~」とちょっと必死に呼びかける出戸学。
それに対して「お前せっかくステージに出てきたんだからちったあ盛り上げろや!」と
いきなりキレ気味で登場する須藤寿(笑)。
「他に言う事ないんかい」とか、出てきてもイジられて
たまらずギターを渡す出戸くん。
彼が退場した後も「あいつ何一つ盛り上げようとしないのな 笑 しょうがねえな」みたいなイジりをブツブツと。
なんか学生の先輩後輩みたいなテンションで面白かったです。

とか言いつつも、最後には須藤さんと出戸くんが肩をたたき合いながら抱き合ったりしてました。
うーん何だかんだで仲良いんですね。
OGREに関しては7曲目あたりで「めちゃめちゃ格好良いライブしてくれて、こっちのテンションも上がりました。
ありがとう」的な褒め方をしてました。




今回で2回目だった訳ですが、今回も両方たっぷり曲演ってくれて
それだけではなく軽く絡む場面とかもあって
満足して帰ってもらおう、という意志がこっち側に伝わるような、丁重にもてなしてくれたという印象のライブでした。
 やっぱり割と方向性も似ている2組だったので
そのままの流れで聴けた気持ちよさ、みたいなのもありました。
んでこの日は如実に先輩後輩テンションを見せ付けてくれて、それもまた面白かったですね(笑)。
とうとう来月で最終回。
このシリーズまたやって欲しいなあ。って気が早いですね。
来月もまた期待です!