ちょっと泣きそうになった「Angel Beats!」9話の感想。
これは、新しい始まりの一話ですね。
それと同時に遂にクライマックスへと動き始めた印象もあり、
元々気になる話だったのが更に気になるようになった、という感じでしょうか。
なんか色々謎だった事が解けました。
なんで、観終わったあと、ちょっと清清しい気持ちになれた感じが。
でも岩沢さんの事思い出してちょっと悲しくなっちゃったな・・・。うん。
さて、本遍。
先週のharmonicsの意識の一斉集中により、倒れてしまった奏。
今は意識のせめぎあいもありつつ、
眠っている状態との事ですが、起きればどんな奏になっているかは分からない、
という事でいざという時の為にクライストこと竹山と松下&TKをパソコン室に待機させておくことに。
彼の能力で一時的には対応できるだろう、って事で。
根本的な解決策にはなっていませんが。
にしてもTKって英語ダメだったのか・・・。普段のは適当に喋ってるか、歌かなんかからの知識なのか?
そしてあの某EXILEダンスは一体(笑)。
まあそんな事はとにかく、今はただただ意識が目覚めるのを待とうと。
ゆりっぺも何だかんだで天使の事心配なんだね。
そんな天使が眠っている横で死んだ時の夢を見る音無くん。
これも何気に奏の能力の一端なのか、
それとも単なる偶然なのか。
それはともかく、単なる事故死かと思っていた音無くんの本当の最期の記憶が呼び覚まされる訳です。
果たしてその内容とは。
ここまで夢中で観てきたからか、
ちょっとバカな発言しますけど、なんか「ああ、良かったな」って思いました。観てて。
音無くんは、ちゃんと人を救ってたんじゃないか、と。
初音を亡くした時に、抱いた夢をきちんと叶えてたんじゃないか、と。
それ故に彼だけが死んでしまったのは何ともまあ残酷というか、悲しいオチだなあって思ったんですけど
彼が皆にしてあげた事とその成果を考えれば、
ある意味彼にとっては決してみじめじゃない、不幸なんかじゃない死に際だったのかな
って観ててちょっと思ってしまいました。
一遍にあそこまでの命を救った訳ですしね。
やっぱり凄い奴だね、音無くんは。
なんかこの辺涙腺に来つつ。
そんな夢から醒めた音無くん
と、同時に奏の意識も戻ってたようで、しかも優しい人格、つまりは元々の奏だったという事で
ベタといえばベタですが、1%の奇跡は無事に起きてた模様。
やっぱりこっちの奏じゃないとね。
でもここで重要なのは奇跡云々ではなくて
音無くんの夢の事ですよね。
自分が本当は人の命を救っていた、救うことが出来ていた事を知って
とても満ち足りた気持ちになった音無くん。
そう、これこそが天使こと奏の本当の目的だった事を知ります。
つまりは、天使はみんなのことが憎いとか、粛清させようと思って攻撃してたのではなく
満足感を味わって、みんなの魂を救済しようと思ってずっと活動してきた訳ですね。
えっと、これ観てる最中で少々混乱しそうになったんですけど
要するにこの世界ってのはまともに青春を送れなかった者たちの為の救済施設みたいなもの、なんだと。
だから普通に生活とかしてたら、
その時点で満足して消えちゃってたんですね。
で、その流れに逆らって留まりつづけるゆりっぺたちをなんとか満足してもらおうと、
ずっとそれを促していた訳で
それを考えるとむしろ味方だった、と。
ずっと想いが満たされないまま永遠に留まり続ける方がある意味辛いですもんね。
しかしまあ、それを口で伝えず戦うという方法を執り続けてきたのは音無くんの云うとおり不器用極まりない、
ですけど(笑)。
自分の本当の最期の夢を観て、
自分の人生が結果的に悪いもんじゃなかった、って思えた音無くん。
それでも彼の魂が消えていかないのは、
他のメンバーの事が気がかりだから。って死んでも世話焼きですねえ(笑)。
んでも他のメンバーにもこの気持ちを味わってもらいたい、
この世界の本当の意味を知って欲しい。
という事でみんなにも満足してもらう、それぞれの人生の悔いを果たさせる、という方向にシフトチェンジ。
・・・あくまで音無くんと奏の二人で。
その為に、再び奏に生徒会長になってもらい、
彼女に戦ってもらってる内に音無くんがそれぞれのメンバーの過去を訊き出す、という具体的な案も。
こうして、今までとは違う新しい作戦が、水面下で動き出した訳です。
という事で今週は終了。
自分なりに整理して書いてみましたが、訳わかんなかったらごめんなさい。
でも、ある意味すっごく分かりやすい展開だな~って思いましたね。
これは来週以降めっちゃ楽しみですよ!うん。
今回観てて思ったんですけど
今まではこのアニメって納得の行かない人生をなんとかしてもう一度~っていう風に、
個人的にはそう捉えてた部分があったんですけど
そうじゃなくて、むしろそれぞれの生きてきた人生を賞賛する為っていうか、
どんな人生でも救いを見つける為の、
それを認める事が目的のアニメに思えてきました。
そう考えるとちょっと新しい気がしますね・・・そういうテーマってのは。
ま、これは自分が勝手に感じた事なんですけど。
でも・・・やっと制作陣の真意が分かったようで何だか嬉しかったですね。
これから先の展開にも、
相変わらず注目してますよ!って事で。
私的にはとても面白い回でした。
余談ですが今週回想に出てきた五十嵐=Syrupが元ネタ
更に云うと次週のサブタイトルはほぼ確実にYUIが元ネタ
しかもやっぱりユイ=YUIなんだ?って思った事を付け足して置きます。一応(笑)。