超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

the band apart@新木場STUDIO COAST 10.5.27

2010-05-28 15:40:56 | ライブレポ


一昨日は9mmでしたが(レポートUP済み)、昨日はthe band apartでした。
「Surface ep」のリリースツアーですね。
ファイナルでした。


まずはセトリ
1.Tears of joy
2.free fall
3.I Love you Wasted Junks&Greens
4.from resonance
5.Snowscape
6.higher
7.my world
8.Still awake
9.Flower Tone
10.C.A.H
11.Bacon and eggs
12.UGLY
13.新曲
14.Eric.W
15.Shine on me
16.Waiting
17.coral reef
18.violet penetration
19.beautiful vanity
20.Mercury Lamp
encore
21.Can't Remember
22.cerastone song
encore2
23.fool proof


なんかもう、
有無を言わさず気持ち良い!って思えるアンサンブルのレベルが
まるでゆらゆら帝国みたいな感じになってきてるという印象、
何回も聴いた曲でも飽きずに踊れるのは流石といったところです。
セトリ自体に関しては年末のクアトロとそこまで変わらなかったんですけど
当然新譜の5曲は入るし未発表の新曲も入ってたしレア曲の「UGLY」は入ってたしで
相変わらずおいしいライブではありました。
いつ聴いても水準以上ってのが素晴らしいですね。

いつも同じ形式でもアレなんで
今回は気になった点をちょこちょこと。


・「Tears of joy」でいきなりの一体感。一曲目からあのグルーヴ感は素直に凄いと思う。
・「free fall」の荒井さんソロ渋かっこよすぎ。
・3曲目に「I Love you~」が来ていきなり絶頂レベルでアガる。この曲早い内にくること多いような。
・「snowscape」も最近聴いてなかったような気が。伸び伸びとしたサビ、やっぱ最高。
・「C.A.H」は生で聴いてもやっぱプログレッシブ。
・原さんはタバコを「わかば」に変えたとか。その所為ですぐゼエゼエ云うらしい。
・まさかの「UGLY」には驚き、演奏自体も素晴らしく最後の荒井さんの囁きボーカルに痺れる。
・新曲は都会的な匂いがした。カッコよいです。
・やっぱり生で聴く「Eric.W」は最高だ。
・最後の「Mercury Lamp」では原さんと荒井さんだけ残って向かい合わせでベースvsギター対決(笑)。
ZAZEN的な格好良さを感じた。なんとなく。
・アンコール1。「cerastone song」で思ったより盛り上がってたのが痛快だった。一体感がね。
・アンコール2。こっちの終わり際では木暮さんと原さんが楽器チェンジ、原さんのドラム姿、違和感ゼロすぎです。
むしろベースのが違和感ありますからね(笑)。
これもまた貴重で面白かった。



the band apartって、楽曲や声質がいいのは当然なんですけど
演奏している本人たちの佇まいも非常にいいというか
演奏しているところを観るのがとっても楽しいバンドなんですよ。
視覚的にも楽しめると言うか。
特にフロントマン3人の独特な動きは本当面白いのと同時に、とても興奮しますね。
川崎さんなんかは正にサムライライクというか、刀を振り回すように弾いてるのがとても好きだったり。
それでいて踊ってるようにも見える。
ついでに云うと2回も客席にダイブしてたし(笑)。
クールそうに見えて高まる時は思いっきり高まるんですよね。そのギャップも面白い部分の一つです。

それともう一つ、今回は整理番号悪かったのにも関わらず割とステージから近い位置で見れてたんですが
そういう位置で見てると如実に響いてくるんですよ。
リズム隊の音が。
リズム隊の音、優れすぎだろ、と。
派手なギターサウンドの裏でドシンドシン響いてくるそのサウンドは
単純に相当な気持ち良さを生んでいて。
土台からしてしっかりしてるんだな~って事実を肌で感じさせてくれますね。
 特に「Bacon and eggs」あたりが顕著だったと思います。私的に。



現在スタジオに籠もって色々やってるらしいので、5thが届くのもそう遅くはないのかな?
今回披露された新曲も入ると思いますが
そう考えると次のはちょっと新しい感触で鳴らされる一枚になるかもしれません。
それに期待しつつ、
とりあえずこの夜はひたすらに気持ち良い一夜でした!って事で。
 ちなみに荒井さんの小学校時代の友人もきてたらしく、それに対して原さんが
「これで外でタバコ吸ってたら面白いのにね」って言ったのにちょっと笑いました。
そんな場面もありつつ。
格好良かった。




9mm Parabellum Bullet@Zepp Tokyo 10.5.26

2010-05-28 01:35:47 | ライブレポ


昨日は9mm Parabellum Bulletのライブに参加。
「Revolutionary Tour」の3箇所目ですね。
アルバム名が冠されているだけあって、もちろん全曲演奏してくれました。
気持ち良かった~。

しかし!
個人的にはですね、
自分が9mmを好きになるきっかけとなった曲を演ってくれたんですよ。
それが何より嬉しくて。
イントロが鳴った瞬間、思わずガッツポーズしそうになりました。したい気分でした。
詳しくは下記にて。




2月以来のZepp Tokyo。
番号はとっても悪かったんですが、意外と真ん中の方で観れました。
真ん中、といってもZeppですからステージから距離は当然ありましたけどね。
だから前方でなんか色々あったらしいですが、必然的に触れられないレポになります。
それと思いっきりネタバレするので注意です(笑)。

一ヶ月前にHiGEとのツーマンで観たばかり。
その時と同じく一曲目は「Cold Edge」!
この曲一曲目だとなんか燃えますね。イントロがそんな感じじゃないですか。
と、思ってたらそのイントロがこれまた印象的な「エレヴェーターに乗って」。
初めて生で聴いたけど、サビよりもリフのが気持ち良い曲ですね。
 早くも「Vampiregirl」でシンガロングし、「ダンスタイム!」とお客を煽る卓郎、
続く「Invitation」でも歌詞の一部を「Zepp Tokyoで~」と変えたり、なんだか絶好調な様子。

MCを挟んでから不穏なサウンドがゾクゾクする「Wanderland」、
それ以上に不穏な「Mr.Suicide」で会場の雰囲気を一気に暗くし、
「3031」でそのムードを爆発させ、
「光の雨が降る夜に」で一気に哀愁を効かせたモードに変化する。
この曲は後半のツインギターがえらいキレイに響いてて良かったですね。
改めて色んなバリエーションの曲があるんだな、って思いつつ。

「これは吉井和哉さんからもらったギターです」と卓郎のMC。本当吉井和哉に気に入られてますね(笑)。
ここでギターをチェンジした後「Heat Island」。
そしてこの次が自分にとって最も嬉しい選曲、
9mmを好きになるきっかけとなった、「Caucasus」・・・!
もうイントロ鳴った時点で「えっ?」とは思ってたんですけど、ようやく生で聴けたっ!と心の中でガッツポーズ。
これは個人的に嬉しすぎました。
もっともっと演って欲しいな!って思いつつも、滅多に演らないからいいのかもね。
んでもこれ絶対に格好良いですよ。
メジャーから再レコーディングして出してくんねえかな(笑)。
うひゃーってなりながらあっという間の至福の時間。

「次の駅まで」をここで演ったのも正解だったと思う。
きっちりと緩急を付けたというか、
コアな9mmを楽しめたというか。
こういう曲も重要だな、って思いましたねえ。

しかし、新譜の曲がまたえらい盛り上がる盛り上がる。
「キャンドルの灯を」も「Finder」もあまりにも9mm過ぎて笑うしかないです。
こうやってライブで聴くと改めて記名性強いなあ、って感じました。
後者の後半は最早パンクでしたね。
バンドもお客さんも。

久々に聴いた「Heart-Shaped Gear」の迫力、
迫力と言えば「命ノゼンマイ」の後半パートは相変わらずの凄まじさ
この曲って実は相当にライブ向きなのかもしれない。


ここからクライマックス、
「Black Market Blues」は今や9mmのライブに於いて起爆剤的な役割を担ってるな、って肌で感じて
でも「Talking Machine」もそれに負けないくらいの鉄板ぶりを発揮してるな~
と新旧のガチ曲に思いっきり踊って
「The Revolutionary」ではそれよりもとにかく音圧が非常に高く、ビリビリ鳴らすような音の鋭さ、
メンバーの振り切れっぷりにただただ圧倒されます。
この曲もライブで更に化けるよね。
最後は「Lovecall~」で爆裂の締め。
この時点で既に20曲なのに、本当あっといういう間に終わりを迎えた感じでした。
それくらい気持ち良かった。本遍。

アンコールは出てくるの遅かったんですが、
やっぱり前方で色々あった事が関係してたのかな。
自分の位置ではよく分からなかったんですが。
それでも出てきてくれた9mmの面々、俺らの勢いについてこい!的なMCをした後に
1stアルバムからの3曲を叩きつけてライブは終了、
ラストの「Discomminucation」なんかは卓郎氏が非常にノリノリで観てるこっちも楽しかったです。大変。




ニューアルバムのツアーだった訳なんですけど
個人的には旧曲よりもニューアルバムの曲のが盛り上がっていたような気がして。
自分的にもそっちの方にちょくちょく反応してたし。
なんか面白い曲ばっかだな、と。
んでそれって非常に健全な事だと思うんですよ。
新譜の曲をもっと!って思えるのは。 だから今の9mmってバンドとして健全、というか調子が良いんだな
って事を直に感じる事が出来て非常に良かった。
 んで、本編にもさわりにも書いてありますけど、やっぱ「Caucasus」ですよね・・・!
これが聴けた事は本当大きいですよ。
自分にとって。
9mmは割とセトリに関してはいじくり回してくるのがとても良いですね。
先月のHiGEの時も定番曲外して「砂の惑星」とか「Sleepwalk」とか「intercepter」とか演ってくれたし。
来月のNHKホールは都合で行けませんけど、
次ライブ観るのがまた楽しみですよ。
一箇所だけでもツアーに参加できて良かった。



セトリ
1.Cold Edge
2.エレヴェーターに乗って
3.Vampiregirl
4.Invitation
5.Wanderland
6.Mr.Suicide
7.3031
8.光の雨が降る夜に
9.Heat Island
10.Caucasus
11.次の駅まで
12.キャンドルの灯を
13.Finder
14.Heart-Shaped Gear
15.命ノゼンマイ
16.Black Market Blues
17.Punishment
18.Talking Machine
19.The Revolutionary
20.Lovecall From The World
encore
21.Psychopolis
22.Termination
23.Discomminucation


しかし毎回9mmのセトリってバランス良いですね。
って今書いてて思いました。
インディー時代の曲も必ず演るとこがえらい。