ちょっと遅くなりましたが、「ひだま~ぶる×☆☆☆」についての大まかな感想を。
いつになるかは未定ですが全曲レビューもやる予定です。
その前にもう一度おさらい、的な。
このアルバムの感想を一言で表すと、
まあ、オリジナルアルバムですね、これは(笑)。
一応タイアップ先の作品のイメージアルバムと言う体で発表されてるんですけど
紛れも無くこれはmarbleの5枚目のアルバムです。
タイアップ先に興味が無い人でも、marbleに興味があれば間違いなくそういう感触で聴けると思います。
で、これがまたすっごく良い。
なんというか、タイアップ先の作品、要はひだまりの空気感のお陰で
オーガニックなmarbleが再び堂々と鳴らされていると言うか
ちょっと懐かしい感じすらしてしまって。
「虹色ハミング」の頃のmarbleが蘇ってきた感じ。
と、同時に「手のひら」みたいな雰囲気もあると思うんですよ。
ちょっとシンプルにバンドサウンドで鳴らしてみました、みたいな
派手さを抑えて地力で勝負してみました、みたいな。
「雲はひとつだけじゃない~」とかは何気にクールmiccoが復活した、みたいな感触もあって
二つの旧譜の良さが交じり合ってる音像のアルバム、
ってのが個人的に大きく感じた事ですね。
だからただ単なる原点回帰じゃないというか
それ以上のものがあるというか。
今までのアルバムと比べてチャレンジングな部分こそ目立たないものの
その分安定して良い音楽を!って意志が感じられて、相変わらず志の高い作品つくりをしてるな、って思います。
個々の曲を取り出すのもいいですが
一枚通して聴いた時の気持ち良さは半端じゃないですね。
「深呼吸」~「雲はひとつだけじゃない~」~「me*you~」あたりの流れは聴いててホント気持ち良かった。
ムードが抜群、というかね。
そうそう、「me*you~」は菊池さんが初めてメインボーカルを務めた曲でもあるんですよ。
で、これがまた・・・
うーん爽やかっ!!(笑)
なんで今まで歌わなかったの?
と、言いたくなるくらい未曾有の爽やかさ、声のハンサムさ。
あまりの心地よさにmiccoボーカルの曲を聴いているのと同じくらいのカタルシスを感じてしまいます。
最初菊池さんが歌う、って聴いた時は賛否両論になるか?とかまず思ってしまってたんですけど
これは多分みんな好きなんじゃないですかね。
だって曲も良いし、声も良いし、何よりこのアルバムに入っていて違和感が全く無い。
こりゃ一つのエポック・メイキングですよ。
今後もクオリティの高い曲が出来れば時々でいいから菊池達也ボーカルも聴きたい。
なんとなく、そんなことを思ってしまいました。
こりゃいいもの聴かせてもらいましたわ。
(余談ですが、ライブで聴いても菊池さんの歌は上手いです。)
Lantisからのリリースって事で
聴く層が限定されてしまってる感があるんですけど
個人的にはクラムボンとかSPECIAL OTHERSとかおとぎ話とかLOST IN TIMEとか曽我部恵一とかTHA BLUE HERBとか
そこら辺の音楽を好きな人達にも是非聴いて欲しい一枚です。
私はナチュラルなポップス、音楽が好きなんですけど
そういう人には多分うってつけです。
勿論、基本どんな人にでも受け入れられる筈!とは思ってますけどね。
また一枚大好きなアルバムが増えました。
このアルバムを記念したレコ発なんかも期待したいんですけど。無理かな?
「happy♪eating♪fight!!」なんかは生で聴いたら絶対に気持ちいいはず! ま、インストアで数曲聴けそうですけど。
今からワクワクです。