超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

marble@下北沢GARDEN 10.5.15

2010-05-16 13:44:59 | ライブレポ




昨日は約10日ぶりのmarbleワンマン、
そしてツアーファイナルでした。in下北沢。
初めてのツアーが終わってしまったという事で若干寂しさがありますねえ。

初日の渋谷を除いて、合計4公演に参加したという事で
一つのツアーにここまでガッツリと参加したのは初めてな気がする。
それぞれの会場で感触が違うライブであり
それぞれの会場で良さを感じ取れるような、
私にとってはそういうツアーでした。
んで、この日のライブは基本的にmiccoさんのテンションが他よりも高く、
それでいて割と声の力が一番強かったライブだと思いました。
単純に声量が凄かったと言うか。
 それに加えて、今週出た新譜からも数曲披露、とそれだけでも他の公演との差別化は出来ていたと思います。
多分客観的に見ても良いツアーだったと思う。
この日もお客さんみっちり入っていて、それも嬉しかったなあ。
去年のGARDENは椅子席ありでしたから。


セットリスト
1.空想ジェット!
2.CLAP
3.初恋limited
4.君とスロー
5.Sweet Soda in
6.芽生えドライブ
7.violet
8.水玉の空
9.できるかなって☆☆☆
10.アネモネ
11.ゆらり、ふわり、君となら
12.流星レコード
13.さくらさくら咲く~あの日君を待つ 空と同じで~
14.ただここに そばにいる
15.虹色ハミング
16.青空loop
17.ハミングバード
18.奏功ドリーム
19.LIVE!!LIFE!!
encore
20.me*you~falling love with my teacher~
21.幸せは星の上


基本的な流れは今までと同じ感じ、
ですがこの日はOAがいなかったので、完全なワンマンだったのがまず違う部分でした。
今ツアー定番の曲ですと
「初恋limited」はこれままで一番バンド感が強くて盛り上がったのと
「Sweet Soda in」の時のmiccoさんのテンション楽しすぎ!!って事が印象的でした。
恒例のみんなで歌うパートではバンドメンバー以外にもスタッフまで歌わせる始末、
そこまでして溜めに溜めただけに、菊池さんのギターソロの待望感も強いものでしたねー。
 「芽生えドライブ」も定番曲なのに流れるようなバンド演奏が気持ち良かった。
で、途中の2曲、新譜からの楽曲は
まず「水玉の空」が完全に初披露、
菊池さんとmiccoさんの二人に打ち込みを加えたエレクトロ・アコースティックみたいな形で演奏されたんですが
これがmarbleの王道!って感じでえらい良かった。
やっぱりサビの勢いは圧倒されるし、ギターの音色も小気味良い感じで。
続く「できるかなって☆☆☆」は、一度神戸の昼の部で聴いてますね。
んでもこの曲はそうそう何度も聴ける曲じゃないと思うのでレア感も満載、
目の前で世話しなく鳴らされる鈴木達也さんのカホーンのリズムはやっぱり極上ですね。
3人の絡みも素晴らしい。
 そこからはこのツアーの集大成と言う感じで、
「空想ジェット!」の雰囲気を汲んだアップナンバーの応酬、
中でも「ゆらり、ふわり、君となら」はツアー中、一番の出来だったかと思います。
一番繊細さが出せていたと言うか。
下北沢で「ただここに そばにいる」を聴けるってのも嬉しかったし
「青空loop」の高揚感もひたすらに楽しくて、
最後「LIVE!!LIFE!!」ではmiccoさんのテンションが極まり、柵があるGARDENなのにステージから降りてきて
月世界と同じようにお客さんにも歌ってもらう流れに、
今回自分は最前列ではなかったのでドキドキという意味では月世界ほどではなかったんですけど
この時のmiccoさんの声の迫力は思わずビビる程でしたね~。
相当高まってるな、というか。
そしてこの日だけ「奏功ドリーム」締めじゃなかったのが面白い部分でもありました。
ファイナルだからでしょうか。

んで、アンコールがまた印象的だったんですよね。
まずは、新譜の中でも一際異彩を放つ、菊池さんボーカルの曲ですよ(笑)。
なんか演奏する前にかなり躊躇っていたというか、もったいぶっていた感じだったんですけれど。
ひとたび演奏が始まると、
これがかなりの素晴らしさ・・・!!
こりゃ女性ファン付いちゃうんじゃないの!?ってくらいの歌の上手さと爽やかさ。
つーかmiccoさん抜きで演奏してるmarbleってレア過ぎます。
CDで聴いた時もアリだな、って思ったんですけど
ライブでも全然アリでした。
やっぱり菊池さんの声いいわあ。
すっごく癒されたと言うか、ほっこりしてしまいました。
実はこの曲がこの日のハイライトだったのでは?と思う自分もいたりね。
予想外すぎるけど。
あ、でも「ゆらり、ふわり~」も相当に良かったんだよな。

最後の最後は「幸せは星の上」で磐石の締め。
いつもは二人で締めるんですけれど、この日はツアーファイナルなので・・・という事で
バンド編成での締め
でもこれがとても正解で、この曲の雰囲気を完全再現していたバンドアンサンブルにいたく感銘を受けたのでした。
ムード満点の演奏だったと思います。

演奏が終わった後に今回ツアーを回ったバンドメンバーやスタッフの名前を紹介して
改めて感謝の気持ちを伝えるmarbleの二人、
こうしてmarble初となるツアーは無事に完走。
最後は二人ともお客さんにハイタッチしてました。
お疲れ様&ありがとうございました!




あとうろ覚えのMC集(正確ではありません)

micco「(菊池さんに)最近marble語使ってる?」
菊池「使ってる使ってる。要は言葉の最後に何でもmarbleってつけりゃいいんでしょ?
プライベートの時に使ってますよ。自宅にいる時とか」
micco「でも楽屋では全然使ってないよね」
菊池「吉野家とかで食べ終わった時に使えばいいと思う。ごちそうさmarble!とか」
micco「それは・・・店内がポカ~ンとするよね 笑」


micco「何となくで生きてます 何となくでも生きれるんです!」


micco「大阪と神戸も来てくれた人~!」
手を挙げる数人の観客(自分も 笑)
micco「おお~結構いますねぇ。ありがとうございます!」


micco「今夜はオールスタンディングなんで疲れた人は、倒れそうになったらステージの脇が空いてるんで、
そこで・・・」
菊池「布団用意しとけば良かったね」


micco「友だちになりたいのは乃莉、恋人にしたいのは沙英」


micco「(できるかなって~は)☆☆☆というよりも、marble的には???です(笑)。本当にこの曲出来るのかな?
っていう。だからタイトルも「できるかなって???」で 笑」


菊池「俺的には、このツアーは「空想ジェット!」のツアーだと思ってるんだけどそれだけじゃなくなってるよね」
micco「その間に何枚も作品出てますからね~marble大変な事になってますよ! 笑」


micco「今回の本当のツアータイトルは「さくらさくら咲く LIVE LIFE2010 ゆらりふわり ひだま~ぶる×☆☆☆です」
菊池「それ長すぎて覚えられないよ。そうやってどんどん長くなっていくんでしょ」
micco「最終的には誰も覚えられないツアータイトルに 笑」


菊池「どうしていつもそんなに自由なの?」
micco「これは親の影響で・・・」
菊池「何でも親のせいにするの止めなよ」
micco「でも自由は良いですよ? 笑」
菊池「そうですね 笑」


micco「(菊池さんの歌を聞いて)この人、人前で「好きです」とか歌ってて、恥ずかしくないのかと」
菊池「そりゃあ恋文だからね 笑」
micco「でも気付いたら自分も「さくらさくら咲く~」とかで「好きだよ」とか歌ってるんですよね」
菊池「自分も歌ってるんじゃん!」


micco「(me*youは)いつもこっぱずかしくて飛ばすんですよ」
菊池「うん、別にいいけどね」
micco「でもほら、いつもデモで歌声聴いてますから」
菊池「それだったら俺もいつもmiccoの歌聴いてるけど」
micco「じゃあお互いに聴かない、って事で 笑」
菊池「そうだね、それでいいんじゃない 笑」


micco「このツアーの終わりの曲は、この曲にしようとずっと思っていました」
菊池「そうなんだ?初めて聞いたけど」
micco「言ってないからね 笑」
菊池「じゃあ知らない訳だわ 笑」



うーん、こんなところでしょうか。
相変わらず不仲アピールとか喧嘩風の小芝居が面白かったですが(笑)。
でも、miccoさんが言ってた通りmarbleは本当に兄弟みたいな感じですね。
改めて。
そしてこの日もMCが長引き過ぎると呪いの音楽みたいなBGMが!
これも恒例になっていくのかな。 それでもやっぱり2時間45分くらいはやってましたけどね。
さすがmarbleのお二人、
基本的にフリーダムです。縛られて無いというか。


総評としては、
一応ツアー自体の総評なんかも簡単にやろうかなって思うんですけど
この日は基本的に明るく元気に!ってモードだったのと
下北沢公演だからか割とギターの音が要所要所で目立ってた気がします。
ギターロック的な、といいますか。
特に「ただここに~」とか「虹色ハミング」とかの間奏が気持ち良かった気が。
ツアーファイナルという事でmiccoさんのテンションも基本ハイパーで、
いつも以上に声量が出ていたボーカルもそれはそれで気持ちが良いものでした。

そして新譜からも4曲演奏した、という事で
気がつけば「空想ジェット!」から2枚のアルバム、シングル、ミニアルバムの曲をクロスオーバーさせ
それでいて旧譜からもちゃんとやるという
超ごちゃまぜなセットリストになっていたのがとても印象的。
ここまで新譜が入り組んでいても、
「君とスロー」「ただここに そばにいる」を外さなかったのにもこだわりを感じました。
 でも、集大成的な感じはあんまりなくて
それよりも今のmarbleのテンションやポテンシャルでひたすらに駆け抜けた、って印象が強いライブでもありました。
この日もまた、
この日ならではのカタルシスがあってとても楽しかった。
終演後にはツアー終了を記念してエコバッグを購入。
これに書かれたロゴを見る度に、この楽しかったツアーの事を思い出すんだろうな、って今はそう思いますね。
この後のライブも期待しつつ、
ひとまずはお疲れさまでした、ってところで。
このレポートシリーズを読んでくれた人たちに感謝です。



あ、それと今週出た新譜については近い内に改めてブログ用に記事を制作します。
全曲レビューもやる予定なので、興味があれば。