超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

いばらのみち/椿屋四重奏

2010-05-25 22:48:45 | 音楽


椿屋四重奏のシングル「いばらのみち」を聴いた。脱退後初ですね。


そもそも前作のアルバムは先行配信は一応あったものの
実質シングルを一枚も切らずにスパッと出されたアルバムだったので
シングル自体凄い久しぶりな訳ですが。
2年半ぶりくらい?
しかも昼ドラの主題歌。
流れてるところチラッと聴きましたが・・・もっと長く流してくれ(笑)、と。
や、でも全然雰囲気には合ってるとは思います。
しかしタイトルも内容もえらく暗いドラマだったな。


それはともかく、内容。
非常に椿屋っぽい曲です。もう正に!って感じの。
歌詞の投げやり気味な感じもとても好きで、シングル切るならこれ、って感じの曲だとは思います。
必殺的な仕事をしたというか。
若干意味不明ですけど。
サビがどこかはっきりとしてない部分も逆に良かったりするんですよね。
その分聴いていくと発見があるというか。

それで、これはもう完全に昭和歌謡ド真ん中なんです。
っぽいとか、流れを汲んだ、とかじゃなくもうジャストで。
何なら当時出したらヒットしてたのでは?と思うくらい、
実に丁寧なメロディーメイクでこの曲は作られてる、と感じます。
ちなみにこの感想は、
3曲目に入ってるアコースティックバージョンを聴いてから思った事なんですけどね。
こんなに流麗なメロディだったのか!っていう。
このバージョンは夜のクラブなんかで流しても全然いけそうです。
自分は行かないですけどね(笑)。


さて、このシングルにはもう一つ特記すべきことがありまして
カップリングの「ミス・アンダースタンド」。
これがまた・・・すっごく良い!(笑)。
ぶっちゃけこっちのが更に好きかもしんない。迷うけど。
と言いますか多分これ同時発売とかでもいけましたよね・・・。或いは両A面でも。
 何というか、元々シングル用に作られた楽曲みたいに感じるんですよ。
こっちをシングルにしようとしてたら
タイアップの話が来て、じゃあカップリングに入れよう、的な。
あくまで想像ですけどね。
しかも多分不確実な(笑)。
しかしここまでシングルっぽい曲をカップリングに入れてくるとは驚き。
正直思った以上に良いシングルですね、これは。



ある意味再スタートとも呼べるこのシングル、は、
かなり良い形で切れた、
かなり良い滑り出しを迎えれたと言うか、そういう風に感じます。音も良いし。
蓋を開ければ中々にゴージャスなシングルに仕上がったかと。
 久々にシングル切ってタイアップも付けて、と
割と次のアルバムは勝負作になりそうだと思うんですけど、どーでしょう。
いつもそうだとは思うけど、
ここぞって感じの作品になりそう。今から期待してしまう。