アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

ハチ獲りトラップ

2011-06-04 11:25:40 | アンティマキの場所に生きる動植物
ハチを獲るためにトラップを作りました。

  こちらに来て、じつにさまざまの種類のハチを目にするようになりました。小さいの大きいの、細長いの丸いの、赤いの黄色いのしましまの。大きいのはスズメバチかクマバチだろう、というくらいしかわからないのですが、とにかくいまの季節になると、うちの敷地内をやたら飛んでいます。
  
  彼らが近づいたときは、ブーンという大きな羽音がするのですぐわかります。近づいたらじっとしていること。そのうちどこかに飛んでいきます。でも、草刈りなどしているときは危険。彼らが一心に花の蜜を吸っているときにこちらも夢中で仕事していると、いきなり目の前で羽音がして、肝を冷やすことがあります。

  刺されてもすぐに手当てして事なきを得たこともありますが(コチラ→)、死に至ることもあるので、何とかしたいと思っていた昨年の今頃のこと、ブルーベリーレーンのブログ(コチラ→)でハチ獲りトラップの作り方を知りました。

  トラップの中身は、日本酒、砂糖、酢。配合は、日本酒300g、砂糖125g、酢100gです。甘酸っぱい香りの漂う、液体になります。その液を、2センチ四方くらいの窓を開けたペットボトルに注ぎ、木の枝などに吊るします。巣作り前のスズメバチの女王蜂を捕まえたかったら、春先から仕掛けるとよいそうです。
 
  最初の1本は、家の軒下においてある小さな温室の外側にできたハチの巣のすぐ近くに吊るしました。この巣には、つい最近まで昼間でも大きなハチが一匹、ずっと巣を守って?いました。女王バチなのでしょうか? この日はたまたま誰もいなかったので、取り壊そうかなと思いましたが、どこかで見張っているかもしれないとおもい、やめました。

  さて、このトラップ、あと何本か作って、木の枝などにぶら下げたいのですが、このトラップの難点は、つかまるのがハチだけでないこと。大きな蛾が中でもがいていたこともあります。液の表面が何であれ虫やごみでいっぱいになると、いったん窓から入ったハチが、漂流する死骸やごみに着地してからまた飛び立つこともあるそうです。ときどき見て、代えたほうがよさそうです。

  ところで、ハチをすっかりなくしてしまったら、虫媒花の植物は困ります。したがって、人間も。適度な数だけハチがいてくれて、こちらも、少々刺されてもなんとかやり過ごせるような体になれば、ハチも植物も人間も、「三方よし」の関係になるのでしょうが、そうなるのはなかなかむずかしいことです。


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