アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

2回目の小麦の種まきをしました。

2011-05-29 12:11:04 | こめこなクラブ
  こめこなクラブのメンバーと一緒に先日直播きした小麦の種(コチラ→)は、蒔いた翌々日、何羽ものノバトがやってきて種をついばんでいるのを、畑の持ち主の筒井さんが発見しました。

  「全部食べられたわけではなかろうが、芽の出てきた畑はかなりの歯抜けになっている」と筒井さん。もう一枚の畑にも鳥がやってくる危険性が高いので、2度めの種まきは箱播きしてあとで定植するという面倒な方法を採ることに決まりました。

  それで、今度は筒井さんのビニールハウスに集合。彼が入れてくれた土の中に、種を数粒ずつ入れていきます。

  たいして移動しないですむ分、畑にいるより作業は楽です。

  終わりました。かなりの数の麦です。これでどれだけ収穫できるのでしょうか? また、獲らぬ狸の皮算用をしてしまいそうになりました。

  上から土をかけてやります。かけるための道具がこれ。筒井さんが作りました。筒井さんの仕事を見ていると、随所に彼が工夫した手作りの道具が出てきます。おもしろい。先日は、水道管の一方をたたいてへら状にした土をかけるための道具をもらいました。

  ハウスの中には鳥はいませんが、ノネズミが出ます。だからここでは、ネズミにやられないための工夫が必要です。右手前の白くて細長い直方体は、ネズミが入るとバタンと上から戸が下りてきて外に出られなくなる捕獲道具。ただ置いておいても都合よくネズミが通ってくれるとは限りません。

  そこで、筒井さんが考えたのは、隅を通る習性のあるネズミの通り道になりそうなところの一角だけに捕獲道具をおき、あとはトタンで囲むやり方です。トタンは滑りやすいので、よじ登ることはできません。それで、彼らはどうしても長い白いトンネルに見える捕獲道具の中をくぐることになります。

  茣蓙をかけて日が差さないようにして、準備できました。これで、ネズミにやられないかぎり、あたたかいハウスのなかで3日かそこらで芽は出るそうです。水は最初存分にやってあるので、芽が出るまではいっさいやりません。

  ハトにたくさん種を食べられてしまった畑を見に行きました。列によってはまったく芽が出ていない場所もありますが、3分の2は元気よく苗が育っているようで、安心しました。周囲は網を張ってくださったので、穂ができてからも安心できそう。

  ところで、筒井さんは、網を張ってからこの畑にやってきたハトを2羽、捕まえたそうです。で、そのハトは焼き鳥にして、彼と家族のおなかの中に。「うまかったぞ」と筒井さん。山家の人のたくましい暮らしぶりをまたひとつ、知りました。







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