アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

今年の麦畑

2014-05-26 17:07:28 | こめこなクラブ
   今年になってはじめて、大野瀬町の筒井さんの畑に行ってきました。昨秋、麦を植えてから半年振り。その間、こめこなクラブの有志が、何度か麦の様子を見に行ってくれたり、草をとりに行ってくれたりしたのですが、わたしはなかなか機会に恵まれず、こんな季節に訪れることになってしまいました。

   麦は、耕して畝たてしたところにじか蒔きしたもの。肥料も施さず、麦踏みもしなかったのですが、こんなに実っていました! 

   畑の手前には空き家が。それで日当たりが悪いせいか、手前のほうは背丈が低く、まだ実っている穂は少ないのですが、日当たりのいいほうは熟し始めているようです。

   きょう行ったのは、畑の草をとるため。でも、小さな草はたくさんありましたが、丈の高い草はわずか。それもほとんどオドリコソウ。ほかにスギナが少しとナズナくらい。スギナはともかく、ナズナもオドリコソウも引っ張るとすぐぬけるので、草取りは簡単にすみました。麦のまわりの短い草は、残したほうが地面の乾燥を防げていいかな、とおもってあえてとらずにおきました。

   きょうも、大桑では筒井さんのご家族以外、だれひとり出会わないまま帰路に。過疎化している稲武地区の中でも大桑は、最も若い方でも40代半ばという限界集落。空き家が目立ちます。

   帰り道、山の崖一面に美しい黄色い花が咲いているのを見つけました。筒井さん宅でも見かけた花です。フェイスブックに載せたら、クサノオウという在来の花だとFB友達が教えてくれました。瘡の王とも草の王とも書き、薬になる草だそう。ただしかなりの毒性があるようです。

   この崖には、キイチゴの木も2本ほど。未熟ですがたくさん実をつけていました。そばには、タラの木も数本立っています。わずか、数メートル四方に、人間にとって有用な植物を三種類も見つけました。なにも採取してこなかったけれど、見つけただけで得した気分になりました。

   麦は、あとひと月もしたら、刈りとりができそう。完熟したら鳥除けを考えないといけないかもしれません。

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