アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

インド藍の染めをしました

2012-10-05 21:16:36 | 草木染め
  きょう、友人たちと、インド藍の染めをしました。

   インド藍の粉をお湯に溶かし、ソーダ灰で作ったアルカリ水の中に入れます。そこに、還元剤のハイドロサルファイトをくわえて混ぜます。10分ほどたつと、銀色にきらきらひかる泡が出てきます。

   インド藍の粉を使った藍染めは、草木染めに比べたらそう何度も試みていないので、このきらきらが出るまで心配でしたが、杞憂でした。気温は高いし、秋晴れなので、かなり発酵が早く、濃い青に染まりました。

    藍染は、本藍でもインド藍でも、液の中に布を入れたときは緑色。それが、空気に触れたとたん、どんどん青色に変化します。そしてあっというまに、美しい紺色に。なんどやっても、このときはうれしい。今日はことのほか、強い青が出ました。

    濃く染めたければ、この工程を何度も重ねればOK。一般の草木染めに比べたら、あらかじめ濃く染めるための処理がいらず、しかも短時間でそまるので、とても楽。Kさんが手にしているのは、長座布団カバーのための厚手の布です。分厚い織りの布なのですが、染めるととてもしなやかになりました。上の写真の左側のもんぺは彼女が自分で縫ったもの。直線裁ちの布ばかりでできたおもしろい形のもんぺです。藍染めしたくて、白生地で作りました。

    わたしは、新品のスカーフや風呂敷のほか、古い紺色のワンピースや、買いはしたものの色が気に入らなかったブラウス、草木染めしてあせてきたジャケットなどいろいろ染めてみました。。「藍染めすれば七難隠す」と勝手な文句を言いながら、次々に。それぞれ違う色合いになり、おもしく仕上がりました。

    調べてみたら、藍の染め液は冬場でもふたつきののバケツに入れておけば、冬眠状態にして置ける、という記事を見つけました。今までは、何回か染めたら捨てていましたが、藍に力さえ残っていれば、長くおいておくこともできるようです。もう少し調べて、いつでも藍染めが気軽にできるよう工夫してみようかな、とおもっています。    

   

 

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