アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

3年味噌とユズ味噌

2012-01-16 12:10:11 | 手作りのたべもの
  たぶん3年前の冬、味噌をたくさん仕込みました。そのおり、大豆のゆで方が少し足りなくてつぶすのに手間どり、面倒になってしっかりつぶさないまま塩と麹を入れて、容器に詰めてしまいました。

  翌年、蓋を開けてなめてみたら、塩気がやけにきつくて、豆の味と塩の味がばらばら。失敗したなと思ったのですが、カビはあまりきていないので、そのまま放置しておきました。

  今年、味噌の容器を置いておいたあたりを片付けたかったので、おそるおそる開けてみると、いい香りがしてきました。土甕のほうは表面がカビで覆われていましたが、密閉容器のほうはまったくかびておらず、大丈夫。なめたらけっこうどちらもいけます。で、とにかく小さい容器に移し替えました。

  とはいえ、粒粒の状態がかわったわけではありません。だから、使うときにみそこしでつぶしたらいいとはおもったのですが、思い立って、すり鉢を出してきて、ためしにすってみました。

  赤みその方です。わりに短時間でこなれ、つやも出てきておいしそうになりました。

  気をよくして、米味噌のほうもつぶしてみました。つぶしたほうがなじむせいか、ずっといい味になります。

  この2つの味噌をあわせて、ユズ味噌を作ることにしました。先日、ゆべしポン酢を作ったときにとりあえずミキサーにかけておいた、ユズの果汁と袋を使います。

  材料は以下のとおり。
  あわせ味噌500g てんさい糖180g みりん 70ccくらい ユズ果汁と袋の刻んだもの 適宜

  一般には果汁とユズの表面の皮を入れます。袋や皮の下の白い部分が入っているので、苦みが出過ぎるかもしれないと思い、ユズ以外の材料を火にかけて、トロッとするまでよく煮てから、味をみながらユズを入れました。最後に、ユズの皮1個分をすりおろして加えました。

  接写し過ぎてぼけましたが、つやが出て光っているのはほんと。香りはあまりありませんが、甘さもすっぱさもほどよい、いい味のユズ味噌になりました。

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