アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

あしたのことクラス会、出店します!

2017-03-19 20:58:51 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   豊田周辺の子育て情報誌「ことくら」の発行人兼編集人の岩田牧子さんが主催する、ささやかなイベント・ことクラス会が、明日豊田市街地で開かれます。

   場所は、豊田市福祉センター41号室。
   時間は、10時から3時まで。

   アンティマキも、一昨年の第一回目のことクラス会に続いて今回も出店します。久しぶりの豊田市街地でのイベント出店です。

   さて、おもちするのは、まず、先月のヘルシーメイト岡崎本社店でのイベントで好評だった、なんちゃってクリームパン。卵、乳製品を使わないで作ったクリームパンです。

それから、玄米粉、きなこ、アズキのビスケットも新発売します。このビスケットは、先日幼稚園に納品した、アレルギーのお子さんのための玄米粉スコーンから思いついて作ったものです。玄米粉は、稲武産低農薬栽培のお米、きな粉はやまのぶの自然の味シリーズ、アズキは信州の無農薬栽培のものを使っています。ほろほろとくちどけのいいこのビスケット、洋菓子のような和菓子のような、独特のおいしさです。

     今回、出店する店舗の数は多くはなさそうですが、主催者の岩田さんが、布類や絵本をたくさんおもちになるそうです。

     今日の稲武は、春らしい上天気。梅のつぼみがやっと膨らみはじめました。あしたは、市役所近くにあるフェアトレードショップ・アナムでも、春のハッピーマルシェを開催します。マルシェのはしご、どうぞなさってください。
   
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稲武地球子屋(てらこや)でインド藍染め

2017-03-11 23:35:57 | 草木染め
   稲武を中心に活動している、親子のサークル・地球子屋主催の草木染めの会が開かれました。数年前から、年一回の草木染めの会に、講師として参加しているのですが、今年は、はじめてインド藍の染めを体験してもらいました。

   インド藍の染めは、染め材料店で購入したインド藍の粉末に、ソーダ灰と、還元剤のハイドロサルファイトを適宜入れて調節するだけで体験できます。タデアイの葉からすくもを作って建てる本藍に比べたら、かなり簡便で手間いらずの藍染めです。本藍の濃紺はなかなか出せませんが、ブルーは容易に生まれます。

   そのインド藍の染め、子供たちも楽しみました。大きめのバンダナやエコバッグに、ひもや輪ゴム、割り箸で模様付け。なかなか立派な作品ができました。

   模様付けに使った割り箸も綺麗に染まりました。工作に使うと面白そう。

   小3の男の子の作品です。彼の手も真っ青に染まりました。

   お昼ご飯は、お母さんたちが作ったおにぎりと味噌汁。

   味噌汁は、家にある野菜をみんなで適宜持ち寄り、こぶだしで煮たもの。「一期一会汁」と名付けているそう。いろんな野菜のうまみで、おいしいみそ汁になりました。

    朝は霜が降りましたが、昼間はカラッと晴れ、春のような日差しになりました。

    お昼前に水洗いして干した布は、午後にはすっかり乾きました。この二人の男の子の背中になびくマントは、乾いたばかりの自作のバンダナ。今の子供たちのヒーローは、マントをつけてはいないと思うけど、どこで覚えたのかしら。

    そして、手には、これも自作の割り箸鉄砲。地球子屋は、野や山で活発に遊べて、自然に親しむ子供が増えるよう、手助けするのが目的です。少年たちは、お母さんたちの意図どおり、しっかり遊べる子供に育っているようです。   
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映画「ツォツィ」

2017-03-06 00:07:43 | 映画とドラマと本と絵画
   だいぶ前に見た南アフリカの映画。とても感動したのですが、タイトルを忘れていました。昨夜、BSで放映したので、思い出しました。

   映画の舞台は、アパルトヘイト廃止後10年たった南アフリカ。スラム街で生まれ育ったらしい主人公の黒人青年は、仲間にも本名を明かさないツォツィ(チンピラを意味する現地語だそう)。「明かさない」と書いたが、知らないのかもしれない。ワルの仲間に親のことを聞かれても沈黙。すり、かっぱらい、殺人までやってのける仲間からも恐れられる非情な青年。土管を住処にしているらしい回想シーンがあり、極度の貧困の中で育ったことがわかります。

   その彼が仲間割れして逃げた先は高級住宅街。そこで彼は高級車から降りた黒人女性に銃を向け、車を奪う。しばらくして彼は、車の後部座席に赤ん坊がいるのを発見します。

   この赤ん坊の存在によって彼はしだいに人間らしい気持ちをもちはじめます。アパルトヘイトの廃止によってようやく市民権を得た黒人。しかし、そこでまたすさまじい格差が生じ、高等教育を受けて中流となった黒人夫婦と、最下層の主人公との間には大きな隔たりがあります。そこのところを丁寧に描いた、いい映画でした。
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稲武の石窯で遊ぶ会、今年も開きます。

2017-03-05 14:14:37 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    今年も、稲武の石窯で遊ぶ会を催します。今年は、4月から11月までのほぼ毎月一回開催の予定です。

  差し当たって、4月と5月は、以下の要領で開くことが決まりました。お申し込みは先着順に受け付けます。なお、昨年同様、定例会のほか、ご予算、希望日、メニュー、人数に応じての会も開きますので、ご相談ください。自然豊かな場所にある、稲武の大きな石窯でご一緒に遊びましょう! 

***
日時:4月22日(土)・5月27日(土)
    9時30分受け付け開始~3時ころまで
 場所:豊田市稲武地区 ハウスポニー
 参加費:4000円
    家族・友人割引:ピザとスープのみ 1000円 
定員:12組 (参加人数上限:25人) 
内容:季節の野菜ピザ 野菜たっぷりのスープ(原則的に動物性食品は不使用)
   大きなカンパーニュ1本 焼き菓子または菓子パン1種類
 担当(インストラクター):村田牧子(アンティマキ主宰)・奥田清美
申し込み・問い合わせ:アンティマキ問い合わせ      アンティマキのフェイスブックメッセージ
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今年の醤油仕込みました。

2017-03-04 23:30:52 | 稲武醤友クラブ
   1月の終わりに昨年仕込んだ醤油の絞りを済ませたところですが、今年はいつもよりひとつきはやく、今年の醤油を仕込みました。

   信州安曇野の麹屋さんから醤油麹が届くのを待って、すぐに塩きり。昨年から、道中麹が熱を持つのを防ぐため、麹屋さんであらかじめ少しだけ塩を混ぜてもらうようになったので、このしごと、あせらずできるようになりました。

   麹は25キロ、塩は最初混ぜたのもいれて12キロ使いました。

   大勢でやるほど、仕事は早くちゃんとできます。今日のメンバーは大人5人、子供一人。麹をほぐしながら塩と混ぜるのですが、しばらくしてひとりが、「納豆みたいに糸を引いた豆がある!」と発言。その豆、割ってにおいをかぐとかすかに納豆の匂いがします。似たような少し柔らかめの豆がいくつも出てきて、はっきり納豆の味がするものもあったので心配になり、醤友クラブのメンバーが麹屋さんに電話しました。

   麹屋さんのこたえは、明快でした。「手での作業なので、納豆菌は必ず付きます。でも、全体は麹菌に覆われているので、大丈夫。そのまま作業を続けてください」

   世界最強といわれる納豆菌。稲わらに限らず、ススキでも枇杷の葉からでも納豆はできるといいます。だから全く納豆菌がつかないてづくりの豆麹はまず作れないらしい。要は、豆麹菌が納豆菌を凌駕すればいいだけのこと。話を聞いて安心しました。

   仕事はそのまま続行。昨年同様、設楽町の駒が原の牧場経営のレストラン・ばんじゃーるでいただいてきた地下水33リットルを、塩きりした麹と交互に樽に入れて、作業は終了しました。あさって第一回目の天地返しをおこないます。今年も、いいお醤油ができる環境が続くといいな。
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エコラップをつくりました。

2017-03-04 22:39:24 | 手作りいろいろ
   友人たちと、エコラップを作りました。エコラップ、つまり使い捨てしないラップです。オーストラリア製の市販品があるのだそうですが、一枚800円くらいするのだとか。その品の原材料を見て、できそうと思って作ってみた人がブログに載せたレシピと方法で、やってみました。
 
   材料は三つ。みつろう、ココナッツオイル、ホホバオイル。それと布です。わたしはオーガニックコットンとリネン。友達は、可愛い赤い柄の布を用意しました。

   小さな布一枚作るのに必要な分量は以下の通り。

   みつろう10g ココナッツオイル3g ホホバオイル5ml

   まずみつろうをきざみます。刻む必要はないのですが、切れないので、刻んで分量を量るしかない。これがけっこうたいへんでした。

   すべての材料を鍋に入れ、湯煎にかけます。とけたらすぐに布を浸します。布は洗っておいたほうがいいみたいです。浸した後、液をしごくようにして鍋に戻し、オーブンシートの上に広げます。

   時期に乾くので、それでできあがり。

   コップにかぶせてみたら、手のあたたかさで蝋が溶け、ちゃんとはりつきます。

   そして、水を垂らしたら水滴が転がりました。成功! ただし、終わってから分かったことですが、全部を20倍して液を作ったつもりが、みつろうだけ10倍にしかしなかった! ほんとは2倍入れるべきでした。2倍入っていたら、もっとしっかりしたラップになったはず。

   ともあれ、いちおう、使えるものはできました。お湯で洗ったらいけないのですが、石鹸ならいいのだそう。ただし、肉や魚など、脂のあるものには向かないのだそうです。完全ではなくても、いちおう密閉できるから、いろいろに使えそう。布の柄や色を取りそろえれば、はなやかなラップになります。数年は使えるとあったそうですが、使い方によるだろうとおもいます。

   材料費だけ計算したら、布代は別として1枚40円ちょっとでできました。自分で作れば安上がりだし、たのしい。それに手がすべすべになるというおまけつき。またやろう。
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ヘルシーメイト岡崎本店で販促出店します。

2017-02-20 22:37:24 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
またまた告知が遅くなりました。久々のイベント出店のお知らせです。

   あした、21日火曜日からはじまる、ヘルシーメイト岡崎本社店の10%セールに、販促のための出店をいたします。セールはあしたから26日日曜日まで。わたしは、セール初日の明日出店します。

   お持ちするのは、とっても多種類。こんなにいろいろ作ったのは久しぶりです。

   まず、穀物クッキー2種類、ほうろく屋の菜種油を使った、穀物いろいろビスケット。デユラム小麦セモリナ入りの、シンプルなクラッカー、低温焼きしたブルーチーズクッキーもそろえました。おからのガトーショコラ、黒ビールケーキも作りました。

   写真は、正式に発売するのは明日がはじめてになる、クリームパン。卵、乳製品不使用で、豆乳とアーモンドパウダー、白玉粉などで作ったカスタードクリームを入れました。これまで、あまり作ってこなかったやわらかめの、ちょっと甘いパンに、この頃製造意欲がわいています。この冬、いくつか試作しましたが、このクリームパンが、その第一号。三日月形のパンの上には、甜菜糖や玄米粉で作った、これまた卵もバターも使っていないクランブルを振りかけました。今回はちょっと水気が多過ぎたので、固まって載っていますが、これもけっこうおいしい。

   ほかにもパンは、全くこねずにつくった、玄米ご飯パン、甘いアズキのパン、ライ麦パンをもっていきます。スコーンは、旬のリンゴで作ったジャムをはさんだものと、黒糖&くるみ。いずれも数に限りがあるので、お早めにお越しください。明日は、ほぼ一日店頭に立っています。
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車座ミーティング「いなかをいなからしく磨き上げる」に参加しました。

2017-02-11 17:43:56 | 田舎暮らし雑感
   2月5日、足助交流館で開かれた車座ミーティングに参加しました。タイトルは「いなかをいなからしく磨き上げる」。豊田市内の都市部と山間部のコーディネート役として活動しているおいでんさんそんセンターの主催です。

   このイベントは、数年前から毎年開かれているのですが、参加したのは今年が初めて。参加した理由は、基調講演の登壇者・石見銀山生活文化研究所の松場登美氏の話を聞きたかったからです。

   松場さんはアパレルメーカー・群言堂の代表。人口500人のかつて栄えた銀山の街なかに、会社を持ち、古民家を何軒も再生して、宿泊施設や店舗などとして利用しています。

   群言堂の洋服は、足助の街中の本屋・マンリン書店で見たことがあります。質のいい生地を、着やすくしかもおしゃれに仕立てた服が並んでいました。わたし好みです。ほしかったけれど、おしゃれにお金をかける習慣のない私には即決する勇気がなく、そのままになっていました。
  
   松場さんが講師ときいておもったのは、行政や地域の力を借りる前に、魅力的な個人や個店や企業があれば人は集まり、経済は豊かになり、地域は自然に活性化するだろう、とぼんやりこれまで私が思っていたことを、まさに体現している方のおひとりではなかろうかということです。

   で、やはりそうでした。

   彼女はいろいろ興味深い話をなさいましたが、なかでもわたしが共感した言葉はこれ。「一企業が地域のレベルを上げることはできる」

   一企業が経済的に地域を豊かにすることは、日本中あちこちでやっています。私がすんでいる豊田市はまさにそう。もともと挙母町という町名だったのを、トヨタ自動車が移転したのにともない、名前まで変えてしまった。いまやたぶん、日本屈指の豊かな市だと思います。

   でも、松場さんが言うのは、少し違います。「金銭も精神も両方を豊かに」し、「継続させるのが目標だ」とおっしゃいます。会社の方針は、100のうち、「文化に51かけ、経済に49かける」と決めているそうです。企業のメセナもさかんですが、それともちがう。なん百年も前の朽ちかけた古民家を再生し続けているのも、その方針から。そして、家を改築するだけではなく、そこに人がすんで家を生き返らせるのが目的だそう。

   そのうちの一軒で、宿泊施設になっている「他郷阿部家」(宿泊施設)の写真が講演中何枚も紹介されました。「今の家は建てた直後が一番いい。でも昔の家はだんだんいい家になる」と、友人がいいましたが、まさにそのとおり、ちゃんと建てられた家は、住むほどに美しくなるのだなと思いました。 

   500人の小さな集落に、彼女の会社の社員は90人。それもほとんどよそから移住してきた20代30代の若い人たち。いまは、服だけでなく、種々の生活用品の開発にも取りくんでいるそうですが、それもみな、松場さんと若い社員たちの闊達なコミュニケーションによって生まれたようです。 
   
   午後は分科会に分かれて、話題提供者の話を聞き、ミーティング。わたしが出席したのは、スモールビジネス研究会。話題提供者の一人は、奥三河Three trees+のメンバーの三木和子さんでした。和子さんも、ほかのふたり~東栄町でdanonというシエアハウスを始めた金城愛さん、旭地区で農家民宿ちんちゃん亭を経営している鈴木桂子さん~も、移住に至るいきさつ、移住後の生活、家族のこと、仕事のこと、近隣との付き合いなどについて気負うことなく紹介。紹介の仕方がしっかりしていて、感心しました。

   その後は、席の近い人たち数名とミーティング。

   たまたま、移住者と都市住民と地元住民が車座になった形だったので、普段は聞けない意見が聞かれ、勉強になりました。

   松場さんは私と同世代。わたしが田舎暮らしにあこがれ始めたころ、人里離れた銀山跡地の集落に移住しました。それからほぼ30年。当時は、あえて田舎を選ぶなど、よほどの事情があるか、相当酔狂な奴に違いないと思われていました。ところがいまや、田舎暮らしは、若い世代の結構な割合の人たちを魅了するくらしかたになっているのだとか。やっと話の合う人たちに出会うチャンスが増えるようになったな、と思うこの頃です。

   
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カレールウを作りました。

2017-02-08 18:29:23 | 手作りのたべもの
  北海道で「日本一の給食」といわれる給食を作り続けた調理師さんがいると知ったのは、数年前。本屋でこの本を立ち読みして知りました。

   昨年だったか、知人が、北海道からこの調理師さん、佐々木十美さんをお呼びして、彼女がずっと給食で作ってきた評判のカレールウを作り、彼女のお話を聞く会を開きました。何回か開いたようですが、いつも行けずじまいで、残念に思っていたところ、この知人から、自宅でルウの作り方を教えるといってもらえたので、稲武の友人たちとおしかけました。

   ルウの材料はシンプル。ニンニク、しょうが、小麦粉、油(すでに何度か使った植物油)、カレースパイス。最初にやるのは、ニンニクと生姜をそれぞれ、細かく細かく刻むこと。生姜はペースト状になるまで、ニンニクは形がなくなるまで。これまでの人生でこんなに細かくみじん切りをしたことはありません。ひたすら細かく刻みました。一人っきりじゃ疲れてしまって、絶対やれない。

   フードプロセッサーを使わない理由は、繊維をつぶしてしまうと水が出やすくなり、栄養価が変わるからだそう。佐々木さんたちは、6人の調理師さんで500人分のカレールウを作っていたというから、脱帽です。

   刻みおわったニンニクと生姜を、鍋に入れた油に混ぜ、弱火でなじむまで炒めます。それからふるいにかけた小麦粉を入れていため、さらにそこにカレースパイスを投入。佐々木さんが勤務していた北海道の学校で使っているカレースパイスは、カレー粉とは別にスパイスが19種類も入っています。

   焦げ付かないよう、ひたすらかき混ぜ続けて、やっとできあがり。これで、40食分のカレーのルウになります。三人がかりでほぼ2時間。人と一緒だから楽しくできた仕事です。このルウ、これから3週間寝かせると味がぐんとよくなるそう。そのあとは、冷凍もできます。

   お昼ご飯は、知人が前に仕込んだルウで、給食に出るカレーを再現。これが、凝っていて驚きでした。肉は赤ワインと塩コショウに漬けてから煮るのですが、あくが出てきたら、まず味見。悪い味だと思ったらあくを捨て、とりたてて嫌な味でなかったら、よく炒めた野菜と一緒に鶏がらスープに入れます。こういうのが、「丁寧な仕事」というのだなとおもいました。かつら剥きや面取りをすることじゃない。

   さらにまた、トマトピューレや4種類のスパイスもいれ、ほぼ煮えたら、ルウを投入。最後にウスターソースや醤油もいれてさらに複雑な味に変身。

   ほんとはもっといろいろ工程を経たのですが、はしょって紹介しています。そして、できました。

   お肉の種類、野菜の切り方は自由なのですが、スパイスや調味料は子供たちが食べている給食そのままです。

   一口、口に入れるとスパイスの味がわっとひろがり、おいしいというより複雑!とかんじました。でも二口め以降は、おいしい。子供の食べるカレーにしては結構辛い。でも、辛さが多分調和しているのか、あまり気になりません。濃厚すぎず甘すぎず、しみじみおいしくかんじました。同行した友人の子供たちも完食しました。

   このカレーは、佐々木さんのいた町の学校ではひと月一回は食べられるのだとか。コロッケやドライカレーその他たくさんの料理が、彼女たちの調理室から生まれたそうです。先日見た、マイケルムーアの映画「世界侵略の勧め」のなかの、フランスの学校給食なみにゆたか。

   日本のほとんどの学校は、効率化のためにセンター方式にかわりつつあり、自校方式で作る給食はどんどんなくなる傾向にあるようですが、小回りが利き、調理さんたちのこころざしが生かせる自校方式の給食がなくなりつつあるのは寂しいことです。

   でも、各学校で作るのが当たり前だった昔の給食がおいしかったかといえば、とんでもない。小中学校時代の給食は、わたしにはほぼ毎日が苦痛でした。物のない時代だったので、とりあえずおなかを満たすものであればよし、ということだったのでしょう。

   いまは、新鮮な素材であっても捨てられる時代。佐々木さんたちは、当日農家から届いた野菜を見て、その日のメニューを決めることもあるそう。家庭料理と同じです。調理師さんは大変ですが、うまく循環させれば、安くて質のいい素材が大量に手に入り、子供たちは美味しい給食にありつけるはず。システムがうまくいっていないせいで、昔ほどではなくても、たいしておいしくない給食を食べざるを得ないのは、もったいない話だとおもいます。
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絵本「ぼくにげちゃうよ」「GOODNIGHT MOON」

2017-02-06 17:42:15 | 映画とドラマと本と絵画
   マーガレット・W・ブラウンの、有名な2冊の絵本。どちらも絵は、クレメント・ハード作です。

   「ぼくにげちゃうよ」は、ウサギのこどもが「あるひ」「いえをでて、どこかへいってみたくなりました。そこで、かあさんうさぎにいいました。「ぼく にげちゃうよ」」からはじまります。
 
   母ウサギは、こたえます。「おまえがにげたら、かあさんはおいかけますよ。だって、おまえはとってもかわいいわたしのぼうやだもの」

  
   子ウサギはいいます。「さかなになっておよいでいっちゃうよ」母ウサギはいいます。「かあさんはりょうしになって、おまえをつりあげますよ」

   こののち、つぎつぎに子ウサギは母ウサギに、突拍子もないことをいいだします。「いわになるよ」「クロッカスになるよ」・・・・そのたびに母ウサギはすかさずこたえます。このこたえが秀逸。最後はほのぼのします。

   4,5歳の子供が、外の世界に出たくなって、母親のもとをはなれる。でも、完全に離れるのは怖い。おやも、そろそろ手を放したい。でも、不安。それにちょっと寂しい。そういう親子の心理がとてもかわいくえがかれています。

   この本、しばらく前にもらったものなのですが、読みそびれていました。昨日夜つかれていたときに家人に勧められ、一気に読みました。気持ちが和み、なんだか疲れが吹っ飛びました。

  「GOODNIGHT MOON」は、英文・和訳両方出ていると思います。

    家にあるのは、英文のほう。たぶん、子供をベッドで寝かしつけるときに読んでやる本として、書かれたのではないかしら。部屋の中の絵、食べ物、置物、干してある三トン、子供の目に留まるいろいろなものがベッドで寝ている子ウサギに語りかけるよう。韻を踏んでいます。

    そのうち、子ウサギはそのひとつひとつにお休みなさいをいいます。次第に瞼は重くなり、あたりのものすべても眠りに入ります。「Goodnight noises everywhere」が最後の言葉。いい絵本です。

    
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