アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

「ヴェルサイユの宮廷庭師」

2017-06-27 22:45:57 | 映画とドラマと本と絵画
     イギリス映画。でも舞台は17世紀のフランス。太陽王・ルイ14世が築いたヴェルサイユ宮殿の庭の・舞踏の間の建築を任された女性造園師・サビーヌが主人公です。

     宮殿全体の造園を指揮するル・ノートルは、サビーヌの「無秩序」を愛する感性を拒否。いったんは面接で落とすのですが、王の目指す庭園に必要な才能を垣間見、結局採用します。彼女の庭は、夜の灯にほのかに見えるだけですが、植物が生き生きしていて、魅力的でした。

     率直で誠実な態度を王に気に入られた女庭師の主人公は、誹謗、中傷、あてこすり、遠回りの皮肉・・・悪意に満ちた宮廷内の人間たちのなかで、異彩を放ちます。やがて、上司のノートルとサビーヌはお互いに惹かれ始めます。

     映像はずっときれい。会話は皮肉が効きすぎて、時々意味不明のことも。ヨーロッパの貴族たちのおとなの会話なのでしょう。完成した舞踏の間は最後に登場。全体の庭園の中では、いささか趣の異なった庭になっています。まずまず、満足のできるいい映画でしたが、最後の終わり方は、つまらなかった。残念。
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「奇跡のシンフォニー」

2017-06-27 17:57:53 | 映画とドラマと本と絵画
  昨夜のNHKBSプレミアムで9時から放映された、「奇跡のシンフォニー」。冒頭から、映像と音に魅了され、2時間、息もつかせず見いりました。

   原題は、「オーガスト・ラッシュ」。主人公の少年は、生後すぐに養護施設に預けられ、そこで成長。両親には一度もあっていないのですが、いつか会えると信じつづけています。そして彼の友だちは、音。草むらを渡る風の音、壁につるされた金属の風鈴の音、靴音までが音楽に聞こえます。

   彼の母はチェロ奏者。父はロックミュージシャン。であってすぐに恋に落ちますが、一夜限りで別れを強いられます。その時できた子供が彼。親を探しに施設を飛び出し、ニューヨークへ。そこで出会った、謎の男。この男と、男のもとに集められた浮浪児たちの集団は、「オリバーツイスト」をおもわせます。

   主人公の少年は、この男の下で楽器を手にした途端、一気に才能が開花。すばらしい音楽を奏でます。彼の才能を見抜いた謎の男は、少年が両親のもとに連れ去られるのを恐れ、本名を名乗らせずに「オーガスト・ラッシュ」と名付けます。

   この少年が両親と出会うまでに、奇跡としかいいようのない、さまざまな出来事が起こります。小さなエピソードに緊密なつながりがあり、セリフもシンプルながら切れが良い。なにより音楽の入れ方から、選曲、映像、すべてが美しかった。久しぶりに、ただただ身を任せて浸れる映画を見ました。ああ、おもしろかった。

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今月のどんぐり工房草木染め講習会

2017-06-25 00:16:37 | 草木染め
    今月のどんぐり工房での草木染め講習会は、本日土曜日24日に開催しました。

    今日使った材料は、古いタカキビの殻とヨモギ。タカキビの殻は、とてもいい染め材料なのですが、めったに手に入らない貴重品。わたしは、ずっと前に栽培している方たちからもらったものをちびちび使っていたのですが、先日、だいぶ古くて色が少し変わり始めた殻を納屋の奥で発見しました。

     もともと乾燥しているものなので、長期間放置してあったものでもかわりなかろうと思っていましたが、先日の、岡崎・暮らしの学校での講習会で染めに使ったら、いつもとは違う、茶色みのつよい色になりました。それで、きょうは、前回より多めに入れて煮だしたところ、朱色がすこし増し、本来のタカキビ染めに近い色になりました。

    こちらは、朝、自宅敷地内で採取したヨモギ。きれいな黄色が出たものを、鉄の媒染液につけました。なかなか、シックでいい。この季節のヨモギ染めは初めてなのですが、成功でした。

    今日の参加者は、常連さん3人に加え、若い方が4人。

    みなさん、それぞれ手持ちのブラウスやシャツ、靴下、パンツなどを持参して、染め液に投入。絹の靴下やパンツは、ことのほか、いい色が出ました。

    右端は、ユニクロで買った白地のスカート。かわいい色に染まりました。わたしも、自分用にほしくなった。

    ちいさなTシャツは、お子さん用におとうさんがそめたもの。模様がすてき。

    今月も、楽しい染めができました。来月7月は、29日土曜日に開催します。今度は、インド藍染めと黄色の色の出る染め草を用意する予定です。インド藍染めをご希望の方は、若干講習料が変わりますので、ご了承ください。お申し込みは、どんぐり工房まで。
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関西旅行1日目~京都びお亭・金の羊・染司吉岡~

2017-06-21 17:34:04 | 小さな旅
   先週中ごろ、4年ぶりに京都大阪の旅に出ました。

   このところ、名古屋の繁華街に出ることすら億劫になり、遠くへ行きたいと思うものの、交通機関を使っての遠出は、途中の駅での雑踏や乗り換えの煩雑さがいやで、なかなか踏ん切りがつきませんでした。でも、とにかく日を決め、一部同行する人も決め、後に引きにくいような状況を作り、出発の日を迎えました。

   朝6時50分。稲武どんぐり温泉発の快速稲武便に乗り込みました。このバス、昨年から運行の始まった、稲武・豊田市駅間の直行便。市街地の高校に通う学生のために運行しています。これまでは、市街地の高校に通うには下宿生活が必須だったのですが、この直行便のおかげで1時間ちょっとで市街地につけるため、下宿の必要がいちおうなくなったのです。

   私が乗ったバスには、高校生3人、大人は私ともう一人。ほぼノンストップなので、足助病院経由の便よりはるかに速い。快適でした。でも、想像通り、あまり利用客がいないようなので、いつまでこの路線が続いてくれるのか、心配になりました。

   久々の名古屋駅。新幹線の表示がわかりにくくてあたふた。のぞみに乗り込み、やっとおちつきました。ところが京都駅に着いた途端、南北をまちがえて反対側に。おまけに観光客らしい人の大半が外国人であるのにもびっくり。彼らに好まれそうな土産物店が前にもましてできていて、さらにわかりにくくなっていました。

   そして極めつけはコインロッカー。コインを入れれば閉まるロッカーではなく、IT化されていて、閉め方がわからない。自動販売機みたいなところで、操作しないとしまらないのです。しかも、ぼやぼやしていると自分がいれたロッカーのナンバーが消え、元に戻ってしまいます。わたしとおなじくITロッカー初体験の初老の夫婦とはちあわせしたので、さらに複雑な様相を帯び、最後は私たちのような客のためにときどき見回りしているらしい管理人が操作してくれたので、やっと無事に荷物を預けることができました。その間約20分。だいぶ時間を食いました。

    教訓。日進月歩のIT化にはついていけなくて当然。できないからといってあわてないで、わかる人が来るのを気長に待とう。

    京都在住の友人と烏丸御池で待ち合わせ。いっしょに、東洞院のビルにあるオーガニックレストラン・びお亭へ。

    こちらは私が京都にいたころからあった小さなレストラン。健在であることネットで知り、なつかしくて訪問。あいかわらず狭いお店でしたが、昔と違って昼前からお客でいっぱい。最近のオーガニックブーム・マクロビブームにちゃんと乗れたお店の一つだったようです。ランチは870円。おからの春巻き定食を頼みました。味はまずまずでしたが、玄米ご飯はちょっとぼそぼそが気になりました。

    食後、友人といっしょに四条を抜けて松原通へ。友人はしきりに近頃の京都の変貌ぶりを慨嘆。錦通りの端を通った時、「話の種に、錦の変わりようを見て」というので、ほんのしばらく歩きました。

    平日の昼間、暮れでもないのに、たくさんの人が行きかっています。そのほとんどが外国人。西洋人も多いけれど、飛び交っている言葉は中国語のほうが多そう。通りの両側の店は、生鮮食品店だけではなく、スイーツの店や土産物屋が目立ちます。四条通は、あまりに人の数が多いので、歩道を広げたそう。かといって、道全体が広がったわけではないので、必然的に車道が狭くなり、以前から渋滞気味のこの通りはさらに渋滞がひどくなったといいます。

    私が京都にいた最後のころ~今から10数年前は、京都人気が落ちていたのだったか、観光客相手の店の経営がずいぶん苦しくなったと聞いていたようにおぼえています。それが息を吹き返し、街並みも、看板やネオンなどはずしてあちこちきれいになったと、ニュースでは見聞きしていたのですが、住人の感想はまた違うようです。

    ただわたしは、以前は「いちげんさんおことわり」といわんばかりのそっけないかまえの老舗だったのところが、店頭からも品物が見えるように配置し、ちょっとのぞくだけでも歓迎されそうな雰囲気に変わったのは、喜ばしいことだな、と思えました。

    松原では、織物愛好家の友人行きつけの糸屋・金の羊へ。自分独自の織りができるようになるのは先の話ですが、材料はいろいろそろえておきたくてふたかせ、太めの糸を購入。

     その後、昔すんでいた東山三条あたりから新門前通りを歩き、染司吉岡の実店舗へ。暖色系と寒色系の種々の色合いがとてもきれい。ふだん、絹より綿での染色が多いので、ここまで鮮やかな色が出ません。それに、色の出し方も洗練されているのでしょう。店主の吉岡氏の本、また買おう。

   川端通りを南に下り、喫茶フランソワへ。

   昔たまに利用したことのある老舗喫茶店です。ある時期、頻繁に通った名曲喫茶・ミューズはなくなり、そのほかいろいろ消えた店の多い中、こちらは残っていました。

  友人とは四条京阪で別れ、大阪の友人宅へ。友人とは、この10年毎年数回稲武まで来て、料理講習の講師を務めてくれているChieさん。いまはだし料理研究家として活躍しています。

   この日の彼女のふるまってくれた手料理のかずかず。さかなも野菜も、定期的にトラックで行商に来る人たちから買った新鮮な材料です。魚は瀬戸内のある島から、野菜はオーガニック栽培の農家から。こういう便が普通に来るのは、街ならでは。うらやましい。
  
   質のいいアボガドが手に入るところが見つかったからと、作ってくれた一皿。うえにのっているのは、味噌仕立てのあんです。こういう食べ方ははじめて。よくあっていました。

   素材の持ち味を大事に引き出すChie さんの料理、やっぱりおいしい。稲武での彼女の教室、秋には開催の予定です。


    

      

    

    
     

   
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あしたはまちかど朝市!

2017-06-12 23:49:38 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   この4月から出店を始めたまちかど朝市。毎週火曜日に、豊田市街地で開いています。わたしが参加するのは第二火曜日。東山町の個人宅と寺部町の守綱寺、市駅近くのおやこ劇場事務局の3軒にうかがって、行商して回ります。

   明日お持ちする品の中でイチ押しは、卵・乳製品不使用のなんちゃってクリームパン。発売以来、好評をいただいています。今回、中のクリームとクランブルに、米粉を使ってみました。中力粉にかえたのですが、なかなか食感がいいかんじです。

    使った米粉は、設楽町名倉の三川農園で作る、無農薬有機栽培の微細粉の米粉。微細の米粉を前から使いたかったのですが、市販されているものは米の出所がわかりません。これあmで、たまに米を購入したことのある三川さんのところで、この米粉が作られているのを知り、届けてもらいました。

    先日、なんちゃってチョコクリームパンを試作したのですが、こちらにもこの米粉を使いました。パン生地に少々難があり、焼き加減も悪かったのですが、クリームの滑らかさは上々。できたら来月の朝市には、登場させたいと思います。

   ほかにお持ちするのは、カラスムギクッキー、カカオニブクッキー、米ぬかカレー粉入りクッキー、ブルーベリーの生果実の入ったスコーン、ブルーチーズクッキーです。

    いのはな農園は、豊田市旭地区の新鮮な野菜を持ってきてくれます。あしたは天然酵母のさなパンもご一緒です。東山町の個人宅は10時ころ、守綱寺には11時15分頃、親子劇場事務局には12時過ぎにまいります。守綱寺では、朝10時半から本堂で読み聞かせの会を開いています。どなたでも参加できるそうです。
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5月のどんぐり工房の草木染め

2017-06-07 14:15:12 | 草木染め
   先月末の、どんぐり工房定例の草木染め講習会は、柔らかい葉が大きくなり始めた桑の葉と、野茨の茎葉を使いました。

   桑の葉は緑葉染めに。この時期、スギナやヨモギ、カラスノエンドウは大きくなりすぎ、クズの茎葉はまだ育っていないので、桑はいまの緑葉染めに格好の材料です。

   1,2番液は黄色みが強い。

   3番液は、緑色が強くなっています。

   野茨は、時期が悪かったのか、あまり色が出ませんでした。それで急きょ、赤タマネギの皮を煮だしました。はじめての赤タマネギ。おもったとおり、普通のタマネギよりさらに金茶色が濃い。

   赤タマネギの皮のチタン染めしたドレス。参加者がフリーマーケットで100円で買った衣装です。

   いろいろの残液に入れた古いシーツと絹の長じゅばん。シーツは染まりつきがよさそうに見えて、案外染まりません。たぶん、綿100%と表示してあっても、ほんとはポリエステルが入っているからなのでしょう。ちなみに、日本は完全に100%綿でなくても、「100%」と表示できるのだそうです。どういうことだろう!

   今回の染め、手前のふきんは赤タマネギのチタン染め。隣の幅広のスカーフは、桑の3番液、その向こうは1,2番液に浸したものです。

   参加者は常連の3人。思い思いの布をいろいろ持ってこられました。さて、今月の講習会は24日の土曜日。そろそろマルバアカソガ染め時になっているかもしれません。
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暮らしの学校・安城アンフォーレ校オープニングイベントに出店します。

2017-05-30 21:52:27 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   数年前から、アンティマキの焼き菓子とパンの講座を開いている岡崎市のカルチャーセンター・暮らしの学校。このほど、安城市にできる、図書館を中心とした複合施設アンフォーレに、暮らしの学校安城アンフォーレ校ができることになりました。
 
   アンフォーレ校の開校は6月1日。オープニングにちなんで、1日から4日まで、安城校内でオープニングイベントが開かれます。

    イベントでは、試食販売会、講座体験、作品の展示、ミニコンサートなどが予定されています。アンティマキは、3日土曜日に、試食販売会を実施。コンフィチュールのArtisann MIKI といっしょに会場にてお待ちします。

   お持ちする予定の商品は、穀物クッキー2~3種、ブルーチーズクッキー、クラッカー、黒ビールケーキ、スコーン、乳製品・卵不使用のクリームパン、やわらかめのライ麦パンかカンパーニュ、そのほか。草木染めの製品も、少しですが持っていきます。

   イベントの詳細は以下の通りです。

  *日時 6/1(木)〜6/4(日) 10:00〜18:00
    アンティマキの出店は3日のみ 10時~午後3時か4時ころまで
  *場所 〒446-0032 愛知県安城市御幸本町12番8号
   「暮らしの学校・安城アンフォーレ校」(アンフォーレ南館2F)
  *電話 0120-556-254(フリーダイヤル)
  *アクセス JR安城駅・東口より徒歩5分

この期間には、アンフォーレ内でも大きなイベントを開催する予定のようです。どうぞ、どちらものぞきにいらしてください。



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草を採り草を食べ草の話を聞く会

2017-05-23 15:36:30 | アンティマキの場所に生きる動植物
    いつか、私宅の野原にある雑草の名前を教えてくれて、その草が食べられる草かどうか、そしてその料理法や薬効もレクチャーしてくれる人に出会いたい。こちらに来て以来、ずっと願っていたことがやっとかないました。

   雑草研究家の前田純さん。(合)つむぎてのメンバーです。稲沢で雑草を栽培し、「和菜」という名前で販売。お茶や、野草味噌もつくっています。大学で雑草学を学び、雑草の世界に魅せられた彼。話が面白くて、伺いたいことばかりなので、一人で聞くのはもったいなくて、「草を採り草を食べ草の話を聞く会」を開くことにしました。

   友人、知人に呼びかけると、すぐに定員いっぱいに。草に興味を持つ人がこんなに多いのか、とびっくりしました。

   雑草採取地は私宅の野原。「雪割草ガーデン」と名付け、2年前から、ガーデンらしき場所に生まれ変わらせようと友人知人といっしょに、おりおりの草刈り、草取りを始めました。そして野菜やハーブを植え、なんとか庭の体裁をほんの少し見せ始めたのですが、ともすれば草に負け、現在もこのありさま。

   でも、この野原が、草にとっては最適のすみかを選べる場所になっていたらしい。

   美しい花束はカキドオシ。どこにでもある草ですが、薬効もあり、香りがよくて食べられる草。こうして摘むと可憐です。

   この草は、ウシハコベ。普通のハコベに交じって、育っています。

   こちらがハコベ。柔らかくて、食べやすそう。

   ハルジオンです。稲武ではまだ花が咲いておらず、上のほうの葉っぱを摘みました。つぼみのお浸しは絶品です、と前田さん。たくさん摘めたら食べてみよう。

   ヨメナです。まだうちの庭には育っていないようなので、前田さんが自分の雑草園で野菜同様に栽培しているものを持ってきてくださいました。

   カキドオシです。花と葉を分け、どれも葉はすべて火を通しました。

   薄紫の色が美しい。

    カキドオシの多い場所には、ゲンノショウコも育っています。前田さんが下見にいらしたとき、「もしかしたらゲンノショウコそっくりのアメリカフウロかもしれない」とおっしゃったのですが、すぐに調べた結果、本物とわかり安心しました。

    植物にも動物と同じように擬態する性質があり、ある植物にそっくりの別の植物がそのすぐそばで生息するということがよくあるそう。例えばミツバそっくりのウマノミツバ。ミツバという名前がついているのに、葉が五枚に分かれているのだそうです。稲そっくりで稲作の邪魔者とされる稗も同様、擬態。稲と同じ環境で育つようどんどん変化し、何千年と生き延びてきたのだそうです。稲がある限り彼らは健在ですが、この世から稲が消えたら、かれらも消滅の運命にあるということです。

  草の話はつきることなく続き、摘みながら調理しながら、みなさん、前田さんの話を興味津々で聞いていました。

   シロツメグサの花。こちらも葉は蒸して。花はサラダにちらしました。

   うちの敷地内には、シロツメグサも赤ツメグサもたくさん育っているのですが、彼らは、いじめられるほど増える習性のある植物だそう。だから人間が草を刈る機会の多い場所ほど、クローバー系は元気なのだとか。いわれてみれば、よく歩きまわる場所ほどこのクローバーは豊富。ということは、いじめられないと増えないということでもあり、たしかにめったに行かない場所には皆無です。

   料理好きが集まったので、手際よく調理は進みました。

   嫁菜ごはん。ちりめんじゃこと塩を混ぜたものですが、かなりおいしい。

   料理指導は前田さんなのですが、おまけとして、わたしも雑草入りおやき風パンを作って、みなさんに食べてもらいました。おやきの具は、シロツメグサ、ハルジオン、ハコベ、タマネギ、ショウガ、油揚げ、麩。味付けはしょうゆ、みりん、塩、ケチャップで。癖のない雑草を選んだせいか、これは結構好評でした。

     こちらは雑草スコーン。バジルペーストを入れたスコーンのレシピを改変して、雑草ペーストを作って生地に混ぜました。使った雑草は、カキドオシ、セリ、三つ葉、西洋タンポポ。いずれもあくが少し強くて香りのいいもの。でも、バジルのインパクトに比べると香りも味も弱いので、バジルスコーンに入れるペーストの量の3倍入れました。でも、まだ雑草の味は弱い。ペーストをつけて食べたら、草を食べた満足感がやっと得られました。 

     スコーンを載せたお皿は、前田さんたちつむぎてが企画した銘々皿。草で染めた和紙にこんにゃく糊を塗ったのだそうです。なかなかかわいい。

      こちらは、スコーン生地を薄く伸ばして低温で焼いたクッキー。こちらも草の強さが感じられず、がっかり。

    さて、できあがった草料理の数々。今回はあえて天ぷらはせず、それぞれの草を味わってもらおうと、蒸したり、炒めたり、汁に入れたシンプルな料理ばかりです。サラダも、各自オリーブオイルと塩を好みの量だけかけていただきました。

     予想外だったのが、味噌汁に入れたタンポポの葉。味がないほどではなく、かといって癖はほとんどなく、ただの青菜として食べられました。

     前田さんが開発した、シロザから作った品いろいろ。ボールペンやボールペン立て、クロモジがわりの小さなナイフ。これまで私は草木染めを通して、草の魅力をつたえたいとおもっていましたが、草にはさらに多岐にわたる可能性がありそう。おもしろい。

     最後にどんぐり工房で撮った集合写真。草を摘み、草を調理し、草にまつわる話に興じた貴重な一日を過ごすことができて、みなそれぞれ満足げ。次は、夏か秋、開く予定です。
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オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られたTシャツ

2017-05-18 14:55:53 | アンティマキ風自然的生活
   14日のナゴヤビーガングルメ祭りで買ったものの中に、オーガニックコットンの洋服があります。

   Artisan MIKIとアンティマキのブースの隣で出店していた、長野県安曇野のローブス・オーガニックコットンで入手しました。

   色は薄茶色。緑綿の色そのものなのだそう。ボーダー柄の紺色をのぞいて、こちらの品はすべてもともとの綿の色そのままで織っているそう。ラグランでフードがついていて着やすい形のこの服、手触りもいいし、値段も値引きされていたので、びっくりするほどの値段ではない。でも、とくに見た目に特徴はないし、あえて買うほどではないかな、とおもったのですが、店主の話を聞いて、「これはぜひ買わなくちゃ」と即決。手に入れました。

   彼が言うには、「環境を汚す業界の第二位は、繊維産業」だとのこと。これにはびっくりしました。第一位は自動車産業か何か重工業らしいのですが、軽工業の繊維業は、種々の工程で石油や石油製品を使うのだそう。早い話が、草木で染色するためにわたしはソーダ灰で煮だしたり、石鹸で洗濯したりしますが、工場では当然、合成洗剤など強力な薬品を使うはず。染料はもちろん化学染料。形状記憶の製品にするためにも、いろいろ薬剤を使用するそうです。きけば納得。

   だから、いくらオーガニックで育てたコットン糸が原材料であっても、その工程はまったくオーガニックではない、と彼は強調します。

   タグには、こんなことがかいてあります。

   「ローブスオーガニックコットンは、100%オーガニックコットン&オーガニックプロセスで作られています。(布帛生地やゴム等の付属品は除く)認証を受けた海外産原綿から紡がれた NO WAX系(海外紡績糸、緑綿は日本紡績糸)を使い、日本国内で生地と製品に加工しています。
   生地の特徴:カットソー:Tシャツの生地を編む際のワックスには蜜蠟を使用、生地の洗浄にはドイツSONETT社のオーガニック洗剤を使用。
   ニット:ニットセーターの生地は熟練の職人が一人で機械を使い、一切何も加えずに編んでいます。生地の洗浄もしていません。
   縫製は一人の職人が一枚一枚丁寧にオーガニックコットンの糸を使って縫製しています。染色もしていません。白・茶・緑は綿花の色です。」

   カットソー生地に使われるワックスは、通常、石油系のパラフィンワックスというものだそう。これまで、オーガニックコットンであれば、環境にも体にも優しい、と単純に思っていましたが、工程に問題があるとは!

   さらに、このオーガニックコットンは、「保湿性が高く、紫外線も0%カット」するとあります。夏前に買えてよかった。汚れたら染めようと思っていましたが、生のままの綿の色をなるべく長くめでたい。大事に着よう。
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ナゴヤビーガングルメ祭りに出店します。

2017-05-11 10:26:55 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
   まだ朝夕は寒い稲武。五月の連休がすんでも、まだ夜はこたつをつけています。

   でも、岡崎の市街地では半袖ですごしている、と今日聞いたばかり。寒暖の差が激しすぎるこのごろ、久々に風邪をひいてしまいました。はなはまっさかりなのに。「花風邪」かな?とおもいましたが、そんな言葉はないはず。「鼻風邪」ですね、たぶん。

    さて、今年も、名古屋鶴舞公園で開かれる恒例のナゴヤビーガングルメ祭りに出店します。開始以来、ほとんど毎年出店してきましたが、今年は、Paysan MIKI,Artisan MIKIのブースで、アンティマキは販売します。場所は、奏楽堂の真下。円形のエリアの中にいます。

一昨年の写真です。このときも、奏楽堂の真下でした。多分同じ場所のあたりだとおもいます。

    風が強くて、午後は天幕をはずしました。日差しがきつかった!

    お持ちするのは、黒糖とナッツのスコーン、カカオニブスコーン、ほうろく菜種油のスコーン、ほうろく菜種油の穀物いろいろビスケット、米ぬかカレークッキー、セモリナ粉入りのクラッカー、おからのガトーショコラ、玄米おかき、カンパーニュ、カレー粉とナッツのはいった玄米ご飯パン、卵・乳製品不使用のクリームパンです。

    年々、賑わいを増すこのお祭り、販売も楽しいけれど、見てまわるのも楽しみです。まだどんなお店が出るかチェックしていませんが、今年はいつもより商品を少なめにして持っていくつもりなので、早めに販売を済ませて、買い物したい。というわけで、どうぞ、早めにお越しください。あるいは、お取り置きいたしますので、ご希望の方は、右ブックマークの問い合わせメイルから、お問合せ・ご注文をください。

   
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