アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

稲武の石窯で遊ぶ会・秋と初冬

2016-08-28 11:13:48 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    お盆を過ぎた稲武は、もう秋の気配濃厚です。朝夕はさわやかな風が吹き、夜は窓を開けているとさむいほど。夏の終わりは、毎年いささか寂しくなります。

    さて、5月に引き続き、石窯で遊ぶ会の第二弾と第三弾をひらきます。10月15日(土曜日)と、11月23日(水曜日・祝日)の二日間。今年度は、この2回で終わります。個別のグループの石窯遊びの会には対応いたしますので、ご相談ください。

■秋たけなわの石窯遊びの会
*日時 10月15日 土曜日 午前10時~午後3時過ぎ
   *場所 豊田市夏焼町 ハウスポニー(旧稲武町)
   *参加費 3500円(施設費 100円~200円プラス)
   *定員 12組(先着順)
    *最少携行人数 5組
   *内容 ピザ、大きなカンパーニュ、焼き菓子、スープをつくります。
       昼ご飯はピザとスープ。パンと焼き菓子は持ち帰りです。
       ピザとスープのみ:ひとり分800円で申し込みのおりに追加できます。
   *講師 後藤雅子・村田牧子・奥田清美
   *申し込みと問い合わせ アンティマキ auntie-maki@cb.wakwak.com

    石窯で焼くピザの味は格別。寝かせて置いた生地を、おひとりずつ伸ばしてトッピング。高温であっというまにできあがり。アツアツをほおばります。

    野趣あふれる天然酵母のカンパーニュは、全くこねずに仕込んで発酵。ライ麦と全粒粉がたっぷり入っているので、香ばしくて栄養価もたっぷりです。生地量、ほぼ800g相当。ひとかかえもある大きなパンです。稲武の石窯だと、いちどきに10個以上入れられます。

    焼き菓子は、スコーン、ケーキ、クッキーのうち、どれか一つを焼きます。いずれも、卵、乳製品は不使用。体に負担のない、おいしい焼き菓子を作ります。

    スープも、動物性食品を使いませんが、野菜やきのこの味がたっぷりしみこんでいます。石窯のそばのかまどで作ります。

■冬間近の稲武の石窯で遊ぶ会
    *日時 11月23日 水曜日・祝日 午前10時~午後3時過ぎ
   *場所 豊田市夏焼町 ハウスポニー(旧稲武町)
   *参加費 未定
   *定員 12組(先着順)
    *最少携行人数 5組
   *内容 チキンや秋野菜のロースト、クリスマスにふさわしいパンや焼き菓子、スープをつくりま        す。昼ご飯・持ち帰り品はありますが、詳細は検討中です。
   *講師 後藤雅子・村田牧子・奥田清美
   *申し込みと問い合わせ アンティマキ auntie-maki@cb.wakwak.com
    
    石窯のあるハウスポニーは、城ケ山のふもと、裏には雑木林が続く、気持ちのいい場所にあります。秋の1日、ぜひお誘いあわせの上、楽しみにおいでください。


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今月のどんぐり工房での定例草木染め講習会

2016-08-21 23:59:03 | 草木染め
   本日のどんぐり工房での定例草木染め講習会は、ススキと桜の緑葉をつかいました。

   桜は、市街地の友人が隣家からもらってきたソメイヨシノと、東栄町の友人が持ってきてくれた四季桜の葉をつかいました。

   先日の市街地での講習会で初めて使った緑葉。いかにも桜らしい美しい色が出たので、今日はいつにもましてたくさんの葉をアルカリ水でじっくり煮出し、酸化もちゃんとさせました。

   でも、アルカリ水が濃すぎたのか、期待通りのピンクは出ずじまい。赤っぽい茶色になりました。

    こちらは昔の帯芯。テーブルセンターにするには、ふさわしい色合いになりました。

    友人が持ってきた、古い布団の皮。地模様のある濃い色のほうは麻らしい。濃淡が出たのが面白い。

    ススキは穂の出る直前がいいというのですが、まだちょっと早かったのか、鮮やかとまではいかない黄色になりました。でも、媒染剤によって、冴えた黄色や黄緑、オリーブ色に変身。

     本日の参加者は4名。うち3名は、常連となった友人知人ですが、彼女たち、きょうはご主人のカッターシャツやポロシャツをたくさん染めました。色がつかえたりしみのできたシャツが、よみがえりました。来月は、9月25日日曜日の予定です。
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Street&Park market 今月も出店します

2016-08-17 15:59:19 | イベント出店情報とそのほかのお知らせ
    毎年お盆を過ぎると、稲武には秋風が吹き始め、夏の終わりを感じさせるのですが、今年は、その秋風がここなしか生ぬるいような気のするこの頃です。

    さて、今月も、豊田市街地の桜城址公園で開かれる、Street&Park Market に出店します。

    こちらは先月の写真。先月は奥三河Three trees+の三人で出店しましたが、今月は、コンフィチュールのArtisan MIKiのみいっしょです。

     今回は、穀物クッキーのほか、ブルーチーズクッキー、カレークッキー、ココアグラノーラなどをおもちします。パンは、たぶんライ麦パン。ルシエンテのアクセサリーもお持ちします。

    三木さんのところはコンフィチュールいろいろ。

     今月は一会場のみの開催です。

     先月購入した、三重県のビール。いとカフェのブースで販売していました。先月は2本だけとりあえず買ったので、今度は残りの二本を。こちらのマーケットはたべものもいろいろありますが、小物や洋服などいろいろ魅力的なお店があるのがうれしい。暑いさなかとは思いますが、ぜひまちなかに遊びにお越しください。10時から3時までです。


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映画「ジョニーは戦場へ行った」

2016-08-17 15:21:09 | 映画とドラマと本と絵画
    70年代にできて話題になった作品「ジョニーは戦場にいった」。見たつもりだったけれど、見てなかったらしい。きのうのNHKBSでの放映が始まる直前に気が付き、午後予定していた仕事をやめて、鑑賞しました。想像通りの強烈な反戦映画。おもしろかった。

    第一次大戦に参戦したアメリカの、貧しい工員だった主人公ジョーは、徴兵される直前に志願して戦場へ。そして爆撃にあい、乱歩の「芋虫」同様の姿になって病院に送られます。いえ、「芋虫」よりもっとひどいかも。手足どころか、顎も鼻も耳もなくなり、視覚、聴覚、嗅覚が失われます。

    医師も看護師も軍も、彼の脳は働いておらず、生きるしかばねと判断して、納屋同然の病室に押し込めます。他の人々の目に触れると、戦争の悲惨さを否が応でも感じさせるための措置かともおもうのですが、とにかく、観察対象ではあっても、生きる人間とはみなされません。

    ところが彼の脳は、実は正常に動いており、ぼんやりとではあっても靴音や、額に置かれた掌の柔らかさを感じることができます。しかし、そのことをかれは訴えるすべを持ちません。

    映画は終始、ジョーの心内語。彼の頭に浮かぶ、実際の思い出、妄想、夢などが交錯し、シュールな場面もいくつかあります。

    彼の頭が正常に動き、感情もあることを知った看護師により、事態は急展開します。首と頭がかろうじて動くのを利用して、ジョーは、件の看護師が連れてきた軍関係者、医師、牧師の前でモールス信号を打ち始めます。彼の必死の願いを、居合わせた人すべてが知ります。

   しかし、牧師の非難にかかわらず、軍の責任者はおもいのほかの非情な措置をとります。最後は絶望的な終わり方で幕を閉じます。

   この映画は、1939年に出た原作がもと。監督、脚本ともに、原作者・ドルトン・トランボによるもの。原作はアメリカ政府により何度も発禁の憂き目にあったそうですが、60年代後半から70年代の反戦運動の高まりの中で、映画化されたようです。

    とても重い映画。戦争でなくても、ジョーのような状態になることはいつでもありうること。ああなったときに、自分の頭のなかで何がおきるのだろうかとおもうと、ぞっとします。後悔や憎悪ばかりだとつらいだろうなあ。幸せなことだけが繰り返し思い出されるような人生でありたいものだと、あらためて思った、71年目の終戦記念日の翌日でした。
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しょうゆ樽の引っ越し

2016-08-15 14:39:50 | 稲武醤友クラブ

    7月21日、しょうゆ樽の引っ越しをしました。

    4月に仕込んだ醤油は、まず納屋に入れて、日はあまりいれずに風通しをよくしてやり、何日めかごとに天地返しし続けました。今年は、3か月の間に8回の天地返しを。

    1,2度、表面に白いカビが浮いていたことがあり、いずれも少しだったので、取り除かないで樽の底に押し込みました。ただし、気がかりなので、たぶたび納屋のシャッターを開け、天地返しも、去年よりはちょっとだけおお目にいたしました。

    そうして迎えた、梅雨明け。いよいよ樽を外の醤油蔵に移動する日が来ました。2週間ぶりに開けた樽には、表面にはまたもや白いカビが。

    しょうゆ樽の底に押し込んで、移動。60リットルほどの醤油が入っているる樽を移動するのは大変なので、小分けして。

    こちらが私たちの醤油蔵。周りの草を刈り、通気をよくします。

    蔵の中の温度計は22度。40度から50くらいになると、カビ菌は死に絶えるはずなので、夏の炎天下でがんがん日光を浴びてほしい。

    香りも味もだいぶ醤油に近づきました。絞りの季節までほぼ9か月。最低毎月一回の天地返しのほかは、とりたててなにもせず、ひたすらおいしくなるのを待ちます。
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宮本常一「忘れられた日本人」

2016-08-15 13:59:19 | 映画とドラマと本と絵画
   本棚をふと見たら、ずいぶん前に買ったこの本が目に留まりました。読み終えたつもりが実は未読だったようです。

   民俗学者・宮本常一の代表作で、昭和14年から戦後のたぶん30年代ころまで、日本各地の辺境に生きる老人たち自身の「語るライフヒストリーをまじえて生き生きと描」(網野喜彦・解説)いたもの。

   読み終えていない本は山ほどあるのに、なぜこの本を手に取りそして読み進んだかというと、古老たちの語り口がそのまま載っているところもおおくて、興味深かったことと、本文中にあった「名倉談義」のタイトルに惹かれたことから。

   「名倉談義」の取材場所は、稲武の隣村・設楽町の名倉。昔は名倉村として独立していました。昔は生活が苦しくて一部落の半分が逃亡したという記録も残っているほど、貧しい村だったのが、村人の努力で自作農の多い豊かな農村に作り上げたのだと、筆者は語っています。その名倉で、4人の古老をあつめて世間話をしてもらったものの記録がこれ。
   
   とにかく貧乏で、米だけのご飯を食べることはまずなく、糧飯が当たり前。「ご飯もおかずもみな大根でありました。それでも切干をアラメ、タケノコと一しょに煮〆にしたものを山でたべるのはうまかった」。稗はよく作り、人の食糧にもなり、馬の飼料にもなりました。でも、「馬には稗一升に豆二合をたいて混ぜたものを一日に一回はたべさせた。人間よりは上等のものをたべさせ」たそうです。

   びっくりしたのが夜ばいの遠征。「わしら若い時はええ娘がおるときいたらどこまでもいきましたのう、美濃の恵那郡まで行きました…。さァ、三、四里はありましょう。夕飯をすまして山坂こえて行きますのじゃ」「今の言葉で言うと、スリルというものがないと、昔でもおもしろうなかった」恵那郡といっても、車で稲武からでも40分はかかる恵那市市街地ではなくて、岩村あたりのことかな、とおもうのですが、どちらにしろ、ほとんど満腹になることなく、しかも昼間くたくたになるまで働いているのに、すごいバイタリティー。

   対馬の話になりますが、村の寄り合いについての記述もおもしろかった。何か話し合うべきことがあると、寄り合いを開くのですが、それが数日かかるのだそう。弁当もちだったり、そのまま集まった家に泊まりこんだりしてつづく。筆者の見聞によると、けっして一つの議題にとどまることはなく、いろんな人がある話題について思い出したことや関連したことをいう、いい続けて話題がなくなると、別の話にうつる。そしてまた戻り、何度かいったりきたりしながら、ようやく結論を出す。全員が話し足りたところで、終了。話し合うとか議論するとか、そういう、下手をするとケンカになるような方法はとらないのが、寄り合いなのだそう。

   この寄り合いのやり方は全国あちこちで見られたそうで、昔の農村の人々が、「決して事を荒立てない」ことをもっとも大事なこととしているがために、こういう、時間のかかる効率の悪い方法があたりまえになったのだろう、というようなことを、筆者は書いています。

   田舎に住むようになって、都会との文化の違いを痛感することがままあります。

   以前、稲武で、新聞種になるような事件が起きたことがあるのですが、その当事者双方の言い分を問題にする以前に、ある決定に異議申し立てをして、稲武に波風を立てたことそれ自体がよくないといって、申し立てをした人物を非難する声を聞きました。

   わたしには筋違いとしか思えない非難なのですが、それも文化の違いなのでしょう。こうした、田舎の文化のルーツのようなものをこの本は垣間見させてくれました。

  今度は、これまた買っただけで忘れていた彼の本「家郷の訓」を読もうとおもいます。

    

   

   
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映画「フラワーショウ!」

2016-08-15 11:39:09 | 映画とドラマと本と絵画
   アイルランドで生まれ育ったガーデンデザイナーを主人公にした実話。詳しいことは知らなかったのですが、雑草を主体にした庭づくりを提案した人だというので、前から見たいと思っていた映画です。

   メアリ・レイノルズは、アイルランドの自然の中で、森の妖精の声を聴きながら育った人物。彼女のてがけるガーデンデザインは個性にあふれ、彼女を雇った有名デザイナーに盗用されるほど。そのデザイナーから解雇され、行き場のなくなった彼女は、イギリスで最も権威あるフラワーショー・チェルシーフラワーショーで金メダルをとることで、起死回生のチャンスをもとめます。

  このフラワーショー、以前テレビで見たことがあります。バラをはじめとして絢爛たる花々が見事に咲き誇り、しつらえも立派で、お金がとてもかかっているという印象をもちました。この映画の中で、メアリが見るチェルシーフラワーショーも、実にその通り。彼女は、これらのガーデンを、美しいとはおもいませんでした。

   彼女がこのショーに出した願書にはこうあります。

   「人は自然の美しさを求めて世界を旅します。しかし、現代の庭園は自然が本来もっている素朴な美しさを失っている・・・ この素晴らしい自然が永遠に失われる前に、私たちはそれぞれのやり方で守っていくべきです。」

   彼女は、植物学者のボーイフレンドのいるエチオピアに旅し、砂漠化した森の再生に尽力する彼とともに、エチオピアの自然と人々、現地の宗教に接することでインスピレーションを得て、ショーに臨みます。

   彼女の作った庭は、サンザシの木々と雑草だけ。豪華な花はありません。昔ながらの方法で組んだ石のアーチや石垣、そして中央に作った池と石の椅子。古い森を思わせる庭は、人工的な部分が少なく、私にはとても落ち着く場所に思えました。欲を言えば、もっとなめるように庭の全貌を見せてほしかったけれど。

    さて、下の写真は、昨年から友人たちの力を借りてはじめた、自宅敷地内の「雪割草ガーデン」予定地です。草刈りするだけで精いっぱいで、それでもおっつかないのですが、昨年までのことをおもうと、今年は内部に足を踏み入れることができるようになっただけまし。草だらけではありますが、好きなハーブや野菜も少しだけ育っています。

      わたしはこの場所を、メアリがフラワーショーで再現しようと試みた、自然の素朴な美しさを感じられる空間にしたい。いつ実現するかわかりませんが、気長にやっていくつもりです。
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映画「セールスマンの死」

2016-08-14 14:32:16 | 映画とドラマと本と絵画
   有名な戯曲「セールスマンの死」を映画化したもの。こちらも有名なのですが、見そびれていました。

    見終わった感想。「暗い!」 セールスという仕事を35年続けている主人公は、息子、特に長男に父親を優れた存在と思わせることで矜持をたもってきました。妻は、彼のウソを知りながら自らも夢の世界に住むことをよしとしてきました。

    その結果、父の正体を知った長男は家と両親を捨てます。捨てられてもなお、息子に託した夢をあきらめきれない父、そしてそういう夫の夢を信じたふりをする妻。二人の前に再び、長男が帰ってきます。長男と次男、そして両親。その4人の争闘劇。戯曲も素晴らしく、演技もすごい。だれにもぜひ、お勧めしたい映画です。
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稲武で藍染めの会

2016-08-14 14:06:13 | 草木染め
豊田市街地のもりのようちえん・森のたまごの親子さんたちが、去年に引き続き、今年も稲武まで草木染めに来てくれました。

   今年は、みなさんのご希望でインド藍の染めを。短時間に染められて、火を使わないので、子供さんにはぴったり。

   先月末に引き続き、わたしには今夏二回目のインド藍染めなのですが、何がどう違っていたのか、最初、ものすごく濃い紺色になりました。ぬれている時は黒といっていいほどの濃さ。いつもは、液の中で緑色だった布が、空気に触れた途端、美しい青色に変わるのですが、それが焼けに黒っぽい。いずれ、色褪せれば青くなるとわかっていても、きれいとは言い難い色だったので、心配しました。

   でも、液は次第に薄くなって、だんだん青に変わるように。そして、濃紺だった布も、しっかり水洗いし、日光に干すことで、いい紺色に変化しました。

    手前二つは、まだら染めをした姉妹の作品。白ばかりにならず、適度に青が入って、いい感じになりました。

    今年は家から布やシャツ、バッグなどを持参した方も多く、それぞれの素材によって違う風合いが出て、面白いことでした。

     ところでこの日、こんなことがありました。

     藍液の中に手を入れるのに、使い捨てのゴム手袋を用意したのですが、じきに手袋の中に液が沁みてきて、用をなさなくなりました。必然的に手や腕は青く変色。すると、この日の子供たちのほとんどが、それ以上手が染まるのを嫌がり、お母さんに洗い場まで持っていってもらっていました。おかあさんによると、「すっぽんぽんだと、汚れても平気なんですけどね」。爪だけはしばらく消えませんが、ほかは、石鹸で洗えば落ちるものなのに、みんなきれい好き。子供たちがきれい好き過ぎて、なんだかわたしはちょっとだけ残念でした。
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豊田市街地で草木染めの会

2016-08-14 11:52:21 | 草木染め
  昨年に続いて今年も、豊田市街地の守綱寺で、草木染めを楽しむ会が開かれました。主催はこちらのお寺の渡辺陽子さん。彼女が主宰する寺っこクラブの親子とその友達が集まりました。

   寺っこクラブは、毎月集まって、広い境内のヨモギを摘んで草団子を作ったり、冬は枯葉を集めてたき火をしたり、自然の中で子育てしたいお母さんと子供たちを中心にしたグループ。草木染めも、参加者が境内で採取した植物を使うことにしています。昨年は、クズの葉をみなさんに採取してもらって、緑葉染めをしました。 

   今年は、何本もある桜の木から、緑の葉を少しずつとって煮出しました。アルカリ水で煮出すと赤っぽい色になるはずですが、最初は、何も薬剤を入れずに煮出してみました。

   桜の葉だけでは、少ないかもしれないので、ヨモギとヒメジョオンも。こちらは黄色になります。

   まず、模様付け。そのあと水につけてから染液に。女の子たちは、むらがでないよう、熱心に
布を広げています。

   この日は、豊田市街地で午後には39度になるという予報が出ていました。でも、木陰の多い境内は、昼過ぎまではさほどの暑さを感じず、作業できました。

   お昼ご飯は、寺っこクラブ恒例のもちよりおかずで。おいしそうなのがいっぱい並びました。私が持参したのは、ひよこ豆と野菜の自家製豆乳マヨネーズ和え。私は手抜き料理でしたが、みなさんのは、手が込んでておいしかった。とくにおもしろかったのは、シソジュース作りで残った赤シソとしょうゆ漬けのシソの実の佃煮。捨てているものでできているとは思えない、おいしさでした。もちよりおかずは、皆さんの工夫がいろいろうかがえて、楽しい。

     さて、桜の緑葉は、この日のために半月ほどまえにためし染めしたとき、アルカリ水ではなくて普通の水でじゅうぶんいい色が出たので、今回はあえてアルカリ水にしないで煮だしたのですが、布になかなか色が染まり付きません。

    それで、別のバケツにちょっとだけ染液をとり、そこにソーダ灰を入れてアルカリ水を作り、染め液から出した布を入れてみました。最初は黄色でしたが、時間を経るにしたがって徐々に赤みを増し、きれいな桜色になり始めました。

    一日二日、時間をかければ色は出るとおもうのですが、短時間に出したい場合は、やはりアルカリ水にするしかなさそう。そこで、急きょ染液にソーダ灰を入れ、空気に触れさせて赤くなるのを待ちました。

    それでも、なかなか思うような色にはならなかったのですが、時間が経つにつれて、かなり美しいピンク色に変身。おもわず、歓声をあげたほどです。

     子供たちが捕まえたカミキリムシ。とてもおおきくて、びっくりしました。

     媒染をすませたあと、模様漬けした輪ゴムやひもををほどいて水洗い。

     完成です。ヨモギとヒメジョオンの黄色も、ヨモギの適期ではなかったせいか、色の出方が遅かったのですが、なんとか冴えた黄色になりました。

    桜の緑葉のピンクも、なかなかのもの。緑葉で染めるのは初めてなのですが、落ち葉で染めるより、色が桜の花に近い気がします。同じエコバッグでも、ものによって濃淡があるのは、タンパク剤で濃染処理したか、自宅で豆乳処理したかのちがいによります。

    豆乳処理したほうが薄いのですが、色はきれい。染液をご自宅にもって帰ったかたから、「一晩つけておいたら、より濃くて美しいピンクになった」と、写真付きで報告をいただきました。

    一時は、赤系の色にならず黄色か枯葉のような色になってしまい、どうなることかと心配しましたが、植物はちゃんと本来の性質を発揮してくれました。よかった!

    来年は、境内の中央にある、シイの巨木から葉で染められないかなとおもっています。草木の採取から始める草木染め、スリルがあって、楽しい!

    出張草木染めは、場所と水場があれば、コンロと大鍋を持ってまいります。ご興味のある方は、右ブックマークの問い合わせメールにて、お問い合わせください。
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