アンティマキのいいかげん田舎暮らし

アンティマキは、愛知県北東部の山里にある、草木染めと焼き菓子の工房です。スローライフの忙しい日々を綴ります。

この場所にニホンカモシカが!

2011-01-30 17:10:40 | アンティマキの場所に生きる動植物
  昨日の午後、家の北側の裏山にニホンカモシカが現れました。写真右側の、竹が数本まとまって生えているあたりです。

  写真を撮ろうと用意し、窓を開けたとたん、隠れてしまっていつのまにかいなくなりました。50m以上は離れているので、そっと開けた窓の音くらい聞こえないだろうと高をくくったのが間違いでした。野生動物は敏感なのですね。残念なことをしました。

  この裏山の下は、うちの林地。雑木が何本も生え、切り倒した杉の枝葉がまだたくさん残っている荒地です。ここにはサルも来ればタヌキもイノシシも来ているようです。カモシカを見るのは久しぶりですが、以前、杉林だったときには、たまに目撃しました。

  はじめてニホンカモシカを見たときは、おどろきました。「カモシカのような足」ということばから、すらっとした格好のいい足としなやかな体を予想していたのですが、ずんぐりむっくりの体はまるでウシ。目撃してから調べて、ニホンカモシカはウシ科だと知りました。どうりでニホンシカとは大違いなわけです。

  けっこう大きな体のニホンカモシカは、たぶん木の葉や木の実、木の皮などを食べにやってきているはずです。彼らの行動範囲がどれくらいなのかわかりませんが、住んでいるそばに食べ物がないから里に下りてくるのでしょう。

  今日は朝からずっと雪が降り続いています。こんな日は、木の葉も木の実も雪に隠れてなかなか探せないはず。きのうやってきたあのニホンカモシカは、今日はどうやってご飯を探しているのか、気になります。
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越後のお酒・越乃景虎

2011-01-30 16:46:55 | のみもの
  新潟県長岡市の旧栃尾という地域は、上杉謙信が若い時代に過ごした場所だそうです。その謙信の青年時代の名前を取った日本酒がこれ。創業150年の諸橋酒造株式会社が醸造元です。

  私が買ったのは、「名水仕込 特別純米酒 越乃景虎 洞窟貯蔵酒」というもので、限定販売なのか、ネットには載っていません。

  「全国名水百選指定の栃尾「杜々の森湧清水」を仕込み水に求め、良質な新潟県産米を磨き、低温でじっくりと時間をかけて端麗タイプの純米酒を醸しました。その酒を母なる自然の大地のふところ深く、地表下10m地中約30mの昔ながらの横穴洞窟に永い時間静かに眠らせ、そして今、目ざめました」
  
   瓶の裏のラベルにこう書いてあり、「洞窟貯蔵は初めての試み」と、書き添えてあります。以前、鳳来泉吟醸工房でも、「トンネル貯蔵酒」というのを売っていた事があります。寒いところの、しかも石や土で囲まれた場所においておくと、よりおいしいお酒ができるのでしょうか?

  数年前大河ドラマで見た謙信は、たびたび洞窟にこもって考えにふけっていました。精米歩合は55%。それにしてはとてもすっきりしているのは、洞窟貯蔵のせいかもしれません。あまくはなく、厳しい感じがあります。若き日の謙信のイメージをお酒に託したのかな、と思われるような味。値段はさほど高くなかった気がします。鳳来泉のいいお酒とはまた違ったあじわいのある、おいしいお酒でした。
  
  

  
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