eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

eラーニング市場が元気になってきた

2005-05-16 12:59:49 | eラーニング市場
去年の秋ごろのeラーニング事業者の雰囲気は暗かった。「eラーニングが普及しないのは・・・」と、その理由探しがおこなわれていた。しかし、わたしは、去年の夏ごろからeラーニング市場がブレイクしはじめている実感があった。

去年の秋のイーラーニングコンソーシアムも惨憺たるものだった。9月、10月の例会は、理事の数より少ない15名以下の参加者であり、11月、12月は、例会さえ中止された。12月の忘年会をかねた懇親会の参加者もほんとうに少なかった。

しかし、流れがかわってきた。昨年の秋にスタートしたeラーニングベンチャービジネス研究会には15社あまりが参加し、毎回充実した研究会が継続している。イーラーニングコンソーシアムにも関心が高まり、真剣な議論がすすめられている。

業界の雰囲気が、前向きになってきた。市場の盛り上がりを、だれもが実感する状況になりはじめている。コンソーシアムも、結集力をつよめていくだろう。

本日、ネットラボの記事

2005-05-13 10:03:00 | Netlearning,Inc.
きょうの日経産業新聞に、ネットラーニングがあたらしくサービスをはじめた「ネットラボ」の記事が掲載されています。情報技術者の教育において、受講生のブラウザの中に実行環境を用意し、実習訓練ができるというものです。

スキル教育は、実習訓練がもっとも重要です。ハンドルやブレーキの機能をおしえただけでは、自動車の運転はできません。指導者が横に乗って運転練習することが必要です。

実習訓練を個別指導できるというところにも、eラーニングの新しい役割があります。スキル教育の現状をおおきくかえていくでしょう。

各社の戦略の組み換え

2005-05-11 12:44:58 | eラーニングビジネス
大手企業系のeラーニング各社のトップの方々とお会いする機会も多い。最近は、各社が戦略の組み換えを模索されていることを感じます。

共通している認識は、各社の協業が大切だということです。それぞれが強い分野をもちながら積極的に協業していく。

多角的な協業について、業界全体の機運が高まっていると感じています。

隠岐へ行きました

2005-05-10 18:28:11 | 旅行
連休中は、隠岐へ旅行しました。島に住み、休みになれば島の旅をしています。隠岐は、出雲に近く、神代の時代からの不思議な島のひとつです。

外輪山が水没して4つの島を形成しており、湖のような内海をひし形に囲んで個性的な島々が日本海の荒波のなかに緑の山となっています。荒波に洗われる外側は、最高で300メートルほどもの垂直な断崖となり、洞窟や岩の橋など奇岩の海岸がつづいています。牛や馬の放牧のなかの草原の丘をあるいたり、切り立つ断崖の上から荒波を見下ろしたり、一面の野大根のうすいピンクの花の波をわけて散策したり、船から奇岩を見上げたり、自然にあふれた島です。

それとともに、島中に神社があり、神代からの歴史を感じます。出雲から、神様が10月末に帰られたときに・・・とか、神様が外国からもどられて・・・とか、面白い伝説がいっぱいあります。土着の神様も多く、いわゆる神様の系図につながらないのも面白い。

後醍醐天皇や後鳥羽上皇など、流人の歴史や伝説もたくさんあります。後鳥羽上皇の遺言書は、両手に朱をぬった手形が不気味に押されていますが、今回、はじめて写真でなく実物を見ました。

教育訓練給付金のコース認定

2005-05-09 15:40:20 | eLearning
教育訓練給付金の指定講座の認定をうける手続き期限がせまっています。5月23日必着です。

中央職業能力開発協会のホームページから、教育訓練給付金指定認定のための申込書類が入手できます。

http://www.kyufu.javada.or.jp/seido/seido.html

これまでeラーニングで指定をうけた講座はありませんが、今回は、はじめて認定される可能性が高いと思われます。今回から、通信制が3つに区分され、第三区分は、「一定のインターネットを活用した通信環境がなければ受講できない部分が含まれる講座」と定義されています。

eラーニングのコースが多数指定されることを期待しています。受講生の方々にとっても、費用負担の面で学習しやすくなります。