アメリカやヨーロッパで、長期金利の上昇が目立ちはじめました。
本来、不況期には当然ながら金利は低下します。その資金調達のコストの低下が、景気の回復につながっていきます。
現在の長期金利の上昇は、したがって、一般的な不況期とは異なる動きです。長期金利の上昇は、一方では、国債価格の低落です。各国の大規模な景気対策が財政を圧迫します。2008年度の国債発行が前年の3倍の約3兆ドルにも達するとみられるアメリカのように、各国の国債の大量発行により、需給の悪化とともに財政負担の増大が懸念されています。
ようするに、これほど大規模で深刻な金融危機や恐慌的な不況に、民間リスクまでかかえこんでたちむかう国家財政や中央銀行に、予想されたとおり、足もとの不安があるということになります。
今後注目すべきもう一つの動きは、各国の保護主義の台頭です。29年恐慌の後のプロセスは、保護主義と為替切り下げ競争による世界貿易のすさまじい縮小でした。
国際基軸通貨のポジションを失いつつあるドルの動向もみのがせません。
4年間、下り坂を転げ落ちた29年恐慌のときと、何が同じで何が違うのか、慎重に見極めながら、個人も企業もみとおしを付けていかなければならないと感じます。
本来、不況期には当然ながら金利は低下します。その資金調達のコストの低下が、景気の回復につながっていきます。
現在の長期金利の上昇は、したがって、一般的な不況期とは異なる動きです。長期金利の上昇は、一方では、国債価格の低落です。各国の大規模な景気対策が財政を圧迫します。2008年度の国債発行が前年の3倍の約3兆ドルにも達するとみられるアメリカのように、各国の国債の大量発行により、需給の悪化とともに財政負担の増大が懸念されています。
ようするに、これほど大規模で深刻な金融危機や恐慌的な不況に、民間リスクまでかかえこんでたちむかう国家財政や中央銀行に、予想されたとおり、足もとの不安があるということになります。
今後注目すべきもう一つの動きは、各国の保護主義の台頭です。29年恐慌の後のプロセスは、保護主義と為替切り下げ競争による世界貿易のすさまじい縮小でした。
国際基軸通貨のポジションを失いつつあるドルの動向もみのがせません。
4年間、下り坂を転げ落ちた29年恐慌のときと、何が同じで何が違うのか、慎重に見極めながら、個人も企業もみとおしを付けていかなければならないと感じます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます