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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

金融・資本市場が風雲急を告げている。

2011-08-02 16:44:16 | 読書/新聞/映画など
「金融・資本市場が風雲急を告げている。」

日経新聞が、刺激的な表現をつかうほど、暴風が近づいている。

100年に一度といわれる金融恐慌は、2008年秋のリーマンショック以来、まだそのプロセスのなかにある。資本主義体制をゆるがせるような巨大な危機に直面して、各国政府は限度を超えて財政を出動させ、民間の債務を政府の債務にかかえこむことになった。

各国政府の財務危機に転嫁されたのだ。国家の力をこえるほどの規模をもった資本主義の危機に、それまでにも赤字を累積させていた各国は、国家財政の危機に直面していく。これは、予想されたとおりのプロセスであり、わたしも当時から指摘している。

世界のあちこちで火を噴く。

これまで、資本主義が経験したことがないような暴風におそわれる。あいつぐ国家の破綻。国家が国民をまもる基本的な機能をほとんど果たせなくなり、増税はきびしくおそいかかり、治安は混乱する。

1930年代よりもはるかにきびしい事態だ。国民にとっては、まるで戦時下の生活のようになるかもしれない。

たぶん、その時代をへて、あたらしい価値観であたらしい生活がうみだされていくのだろう。したたかな民衆の力が、たすけあいを生み出し、むなしい繁栄でない世界をうみだしていく。
「幸せですか」と問われて、ほとんどのひとが返事に時間がかかるような日本のいまの現状は、それ自身がすでに正常とはいえない。

高齢化社会も人口減少もいずれ終わる。膨大な高齢者がいなくなれば、そして出生率が回復すれば、人口ピラミッドもうつくしい三角形にもどる。

未来の予測は、共有することがむずかしい。悲観論ばかりいうなという人もいる。しかし、未来は今作られる。どのような予測をもち、どのように行動するのかによって。



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