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ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

フロッピーディスクの改ざん

2010-10-23 17:19:14 | 読書/新聞/映画など
大阪地検特捜部の事件は、フロッピーディスクの改ざんに焦点があてられている。しかも、その意図的な改ざんを地検特捜部部長が認識して隠ぺいしたのかどうかが重要な争点となってしまっている。

もちろん、これは、本質から大きく離れています。

ことの本質は、フロッピーディスクの日付から無罪であることが明白であることを知りながら、担当検事が起訴したことにあります。まったくの冤罪をでっち上げたことに最大の犯罪があります。日付の改ざんは、その冤罪のでっち上げのためにおこなったのにすぎません。

裁かれるべきは、無実を知りながら起訴したことにあります。冤罪のでっち上げが裁かれるべきなのです。そこに担当検事の最大の犯罪があります。
検事による冤罪のでっち上げは、司法の根本を揺るがせるものです。

むしろ、なぜそんなすさまじいことが起きたのか背景がとわれます。今回は、衆議院議員をターゲットにしたものであり、きわめて政治的な動きであったことが、注目されます。

当時の特捜部長は、かりに担当検事から誤って変更してしまったという報告をうけたとしても、正しい日付を知ったなら、起訴前に無実が明確であったことはすぐにわかったはずです。冤罪のでっちあげがあったことは、まちがいなくすぐに認識できます。意図的な改ざんを認識して隠ぺいしたのではないかということで元特捜部長を起訴したのは、問題をまったくそらせるものです。

元特捜部長は、冤罪のでっち上げを知って、それを隠ぺいしたのです。フロッピーの改ざんを隠したのではありません。

まんまと問題の本質がそらされています。朝日新聞の社説が主張するとおりです。




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