早稲田大学副総長の關昭太郎著の「早稲田再生」を読んだ。
山種証券の社長を退職していた著者が、次期総長就任がきまった奥島教授に招聘され、財務担当常務理事に就任したのは、1994年10月だ。ひきつぎにあたって、前の財務責任者から「数年後には膨大な赤字、おそらく1000億円をこえる赤字になりますよ。こんな内容の財政改革をよくひきうけましたね。」とおどかされる。
「私の本心はもっと過激だ。変化や改革、イノベーションという言葉ではやわらかすぎると考えている。」著者は、強い決意で抜本的な改革にとりくみ、奥島総長時代8年をふくむ10年で、みごとに早稲田を再生させた。
もちろん、なにも動かない岩のような抵抗も根強かった。
早稲田再生のドラマに学ぶところが大きいとともに、早稲田でさえというべきか、日本の大学の危機の深さを感じ取ることができる。
著者:關昭太郎
タイトル:「早稲田再生ーー財の独立なくして学の独立なし」
出版社:ダイヤモンド社
発行:2005年2月10日
定価:1800円+税
山種証券の社長を退職していた著者が、次期総長就任がきまった奥島教授に招聘され、財務担当常務理事に就任したのは、1994年10月だ。ひきつぎにあたって、前の財務責任者から「数年後には膨大な赤字、おそらく1000億円をこえる赤字になりますよ。こんな内容の財政改革をよくひきうけましたね。」とおどかされる。
「私の本心はもっと過激だ。変化や改革、イノベーションという言葉ではやわらかすぎると考えている。」著者は、強い決意で抜本的な改革にとりくみ、奥島総長時代8年をふくむ10年で、みごとに早稲田を再生させた。
もちろん、なにも動かない岩のような抵抗も根強かった。
早稲田再生のドラマに学ぶところが大きいとともに、早稲田でさえというべきか、日本の大学の危機の深さを感じ取ることができる。
著者:關昭太郎
タイトル:「早稲田再生ーー財の独立なくして学の独立なし」
出版社:ダイヤモンド社
発行:2005年2月10日
定価:1800円+税
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