eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

eラーニング市場の歴史

2010-08-09 12:55:20 | eラーニング市場
2000年を元年とする日本のeラーニング市場の歴史をみると、いくつかの転機がありました。

2005年までは、「使われない」eラーニングの時期でした。おおくの企業でeラーニングを導入したものの、実際にはうまく活用できない状況がありました。この時期は、eラーニングはIT系のビジネスであるという感違いもあって、主要なeラーニング提供会社がほとんどIT系企業であったのも特徴です。ネットラーニングは、担任制のチュータやラーニングセンターなどの人によるサポートを徹底し、修了率90%をこえる「使われる」eラーニングを提供し、ぐんぐん成長しました。

2005年から、eラーニング市場は成長期にはいりました。eラーニングは、教育系のビジネスであるという認識がひろがり、教育系の会社の参入も目立つ一方で、IT系のeラーニング会社の撤退も多数ありました。ネットラーニングは、人を育てる日本的なeラーニングの大切な役割を重視し、個別教育としてのeラーニングの活用をさらに強めました。

2008年ごろから、SaaSやクラウドの時代を背景にして、社内でつかうイントラネット型のeラーニングの終焉がはじまりました。一方、SaaS型のLMSを中心に、eラーニングの多様化が一気にはじまっています。携帯電話など多様な端末を活用したり、ライブやストリーミングのフル活用、多言語化、アンケートやSNS活用などには、イントラネット型LMSはまったくついていけません。逆に、SaaS型LMSになったからこそ、多様化が一気に進展し始めたのです。イントラネット型LMSからのほとんど爆発的といってよい切り替え需要もうまれました。この時期のネットラーニングは、多様化と「統合」をキーワードにサービスを強化しました。SNSや携帯対応や、ライブやストリーミングがあっても、バラバラではだめなのです。統合されていてはじめて多様化が生きてきます。

そしていま、2010年、eラーニングは、企業の中で、きわめて大規模に活用されるようになってきました。それは、イントラネット型のLMSでは不可能だったのです。ネットラーニグは、企業のサーバと連動した大規模なeラーニングプラットフォームをSaaSで提供しています。

2005年までの時期、修了率90%の「使われる」eラーニングを提供できたのは、ネットラーニングだけです。
2008年までの時期に、ネットラーニングは、日本的eラーニングとして、個別教育の特性をいかしながら独自のeラーニングを提供してきました。
2010年までの多様化の時期、本当に統合されたきわめて多様なeラーニングとそのプラットフォームを提供してきたのは、ネットラーニングだけだと言えるでしょう。
そして、2010年からの時期、企業が求めている大規模なeラーニングをSaaS型で提供できる企業は、まちがいなく、ネットラーニングだけとなっていくでしょう。

ネットラーニングは、市場とともに、修了率90%以上の使われるeラーニング、日本的で人を育てるeラーニング、個別教育の特性をいかしたeラーニング、すさまじい多様化を統合して提供するeラーニング、そして、かつてない大規模で企業システムと連動したeラーニングを提供しています。

いま、規模がeラーニングを根底的に変えようとしています。のべ受講生600万人のネットラーニングがその先頭に立っています。





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