eラーニングの現状と展望

ネットラーニングHD、ネットラーニング、WIWIW、Phoenix Consulting、各代表取締役 岸田徹

FREE MBA CLASSES ONLINE

2010-10-29 09:51:04 | The Open University

THE LONDON SCHOOL OF BUSINESS AND FINANCE OFFERS EVERYONE FREE MBA CLASSES ONLINE



The London School of Business and Finance (LSBF) today announced its new course which will make accessing high quality MBA course material just a mouse click away. At no cost, students with a computer anywhere in the world can sign up to the lessons. Accredited by the University of Wales, they only pay once they decide go forward for formal accreditation (examination).

プレスリリース:http://www.lsbf.org.uk/globalmba/globalmba


THE LONDON SCHOOL OF BUSINESS は、ロンドン大学とは別の大学ですが、
ロンドン大学は、歴史的にそのように成立してきた大学ですね。イギリスには、そのような発想があるのだと思います。

 

  元々卒業試験だけを行い、合格すればロンドン大学卒業資格を与えたので、多くの大学から受験され、また独学のほか予備校もどんどん成立しました。その後、ロンドン大学そのものも、単なる卒業試験機関ではなく、自らも教育を実施するように変遷してきました。 

ロンドン大学は、庶民の大学として、オックスフォードやケンブリッジとちがう道を歩み、多数の卒業生をうみだしてきました。 

OU(オープンユニバーシティ)は、ケンブリッジ、オックスフォードのような高度の教育を、ロンドン大学のように多数の学生に提供することを基本コンセプトにしています。 

梅田さんの『ウェブで学ぶ』という本にくわしく書かれているように、現在、オープン・エデュケーションの大きな波が世界を覆い、無料の講義や教材があふれています。この波の弱点は、やはり、自学自習の難しさであり、学習サポートがないことの困難さです。

学ぶ意思さえあれば、世界中に、最高レベルの大学の講義や教材が大量に公開されています。しかし、本当にそれを活用できる人たちは、強い学習能力をもったきわめて少数に限られています。

オープンエデュケーションの現状は、どうすれば、学外にひろくその教材を活用してもらうことができるのか、つぎのステップへの模索中というところです。 

今回 THE LONDON SCHOOL OF BUSINESS で注目されるのは、有料で学位をとる試験を受けることができるというインセンティブです。

これまでのオープンエデュケーションから一歩踏み出しており注目されます。あるいは、学習そのものは無料で、学位は有料という仕組みは、最近のネットビジネスの流れにものっています。 

ところで、梅田さんは、この本のなかで、オープンエデュケーションのなかにオープンユニバーシティもいれています。

しかし、教材や講義録などを用意し、あとは自分で学習してくださいというオールドラーニングのオープンエデュケーションと、徹底的に自学自習の学習プロセスをネットでサポートするニューラーニングとはまったく違います。 

OUを知れば知るほど、学習プロセスのサポートにいかに深いノウハウを蓄積しているのか、その素晴らしさに感嘆します。

OUとネットラーニングの提携は、われわれがその学習サポートを学ぶことができるという点でも、わがグループにとってラーニングデザインをさらに発展させるためにきわめて貴重な意味をもっています。

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿