参議院選挙で、民主党は大敗北しました。原因は、消費税増税の菅首相発言でしょう。
ところで、日銀は、長期国債を今のペースで買い取り続けた場合、数年内に「上限」に近づくという見通しを表明しました。
「2009年度の金融市場調節」と題したリポートhttp://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/research07/data/ron1006a.pdf
で述べられている。いよいよ、日本国債を現状のまま継続することが不可能になりつつあることを、中央銀行が明確にしたものです。
日本銀行は、長期国債の保有残高を銀行券(お札)の発行残高以内におさえる銀行券ルールを設けています。その上限まであと3年ほどなのです。お札を印刷できる日銀が国債を引き受けるという仕組みにそもそも今回のような事態をまねく根本原因のひとつがあるのですが、発行している銀行券の総額ちかくまで国債を買い入れているということ自身がすさまじいですね。
日銀の国債買い入れは、09年3月の増額以降、年21.6兆円のペースです。リポートによると09年度末の長期国債残高は50.2兆円で、銀行券残高を27.1兆円下回っていますが、その差は08年度末に比べて7.1兆円縮小しました。
毎年8兆円あまり差が縮小していくとすれば、あと3年余りで、上限に到達します。
さまざまな財務・国債のデータから判断すると、消費税の増額は、3・4年以内には、必ず最大の焦点になります。今回の参議院選挙の結果は、政治の混乱のはじまりかもしれません。
われわれは、いかに生活を守り、いかに健全な企業活動を維持していくのか、今後の日本・世界の経済のみとおしをしっかりもつ必要があるでしょう。政府や日本銀行をはじめ、さまざまな分析やデータは、ほとんどかくさずに公表されています。うのみにはできませんが、財政破たんや国債の深刻な状況について、メッセージは明確です。
ところで、日銀は、長期国債を今のペースで買い取り続けた場合、数年内に「上限」に近づくという見通しを表明しました。
「2009年度の金融市場調節」と題したリポートhttp://www.boj.or.jp/type/ronbun/ron/research07/data/ron1006a.pdf
で述べられている。いよいよ、日本国債を現状のまま継続することが不可能になりつつあることを、中央銀行が明確にしたものです。
日本銀行は、長期国債の保有残高を銀行券(お札)の発行残高以内におさえる銀行券ルールを設けています。その上限まであと3年ほどなのです。お札を印刷できる日銀が国債を引き受けるという仕組みにそもそも今回のような事態をまねく根本原因のひとつがあるのですが、発行している銀行券の総額ちかくまで国債を買い入れているということ自身がすさまじいですね。
日銀の国債買い入れは、09年3月の増額以降、年21.6兆円のペースです。リポートによると09年度末の長期国債残高は50.2兆円で、銀行券残高を27.1兆円下回っていますが、その差は08年度末に比べて7.1兆円縮小しました。
毎年8兆円あまり差が縮小していくとすれば、あと3年余りで、上限に到達します。
さまざまな財務・国債のデータから判断すると、消費税の増額は、3・4年以内には、必ず最大の焦点になります。今回の参議院選挙の結果は、政治の混乱のはじまりかもしれません。
われわれは、いかに生活を守り、いかに健全な企業活動を維持していくのか、今後の日本・世界の経済のみとおしをしっかりもつ必要があるでしょう。政府や日本銀行をはじめ、さまざまな分析やデータは、ほとんどかくさずに公表されています。うのみにはできませんが、財政破たんや国債の深刻な状況について、メッセージは明確です。
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