(1)英国故エリザベス2世の国葬が今夜ロンドンで実施されている。当初これに参列の意向を示していた岸田首相は招待枠がないとかで取りやめ、おかげでと言っては何だが日本列島上陸の強力で大型の台風の政府対応に追われている。
(2)直近の世論調査では岸田内閣支持率は29%の「危険水域」に落ち込んだ。故安倍元首相の国葬反対(同62%)、自民党と旧統一教会問題の調査不十分(同76%)で一気に最低の29%の岸田内閣の低評価だ。
国葬も旧統一教会も、国民と政治、宗教と政治の政治のあり方の問題の核心部分にあたる重要事項で、国民への理解を得るプロセス、結果を示せなかった岸田首相、政権への国民の失望、落胆ぶりだ。
(3)政権からは、ここまできたら何があっても故安倍元首相の国葬はやり終えてから「次の展開を考えるしかない」(報道)と「忍耐しかない」のが今の現状だが、「次の展開」の物価高騰の政府の物価対策を68%が評価しないと厳しい国民の見方が待ち受ける。
(4)岸田首相はどういう気持ちで日本でTV中継の故エリザベス2世の国葬をみるのだろうか。岸田首相一存の故安倍元首相の国葬決定以降の政治対応、状況は、英国国葬への独自の判断による参列意向、取りやめがパラドックス(paradox)なマックスとなって首相として官邸としてどういう政治判断、考察、は握をしているのかわからずに、国民はあきれるばかりだ。
(5)これまで岸田内閣は比較高い安定した支持率を維持してきたのは、自民党内からも検討、検討のくり返しで「何もしない」ことが要因だとの皮肉な声もあり、裏付けるように「何」かをやり始めると途端に思惑違いが露出して岸田内閣支持率は29%の「危険水域」に低落して証明してみせた。
(6)批判ばかりをしていてもしょうがないので、本来なら政治、政治家と旧統一教会の密着問題で解散総選挙で国民の信を問い直すことが必要だが、そうでなければ自民党内に変化がなければ3年間は岸田政権は続くので今度こそは覚悟をして(just this time , prepared)、岸田首相の成長と分配の好循環による経済、国民生活の安定向上のための具体的な施策について示し、実施するしかない。今度こそ検討、検討ではすまない。