いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

Xマス ショー戦。 Xmas show time-battle

2018-12-24 21:36:46 | 日記
 (1)Xマス・イブは日本はもちろん世界的なイベントとして定着して商戦(Xmas business battle)たけなわだが、米国では1年を通して最大の祭典イベントとして国中をあげて幸福感にひたる時間だ。もちろんキリスト教国の米国では25日には教会でXマスのお祈りをささげる厳粛な国でもある。

 財津和夫さんの楽曲の「冬のメインストリート」では「幸せを道にまいた店の明かり」というのがあり、このわずかな言葉に見事に幸福感が凝縮して描写されていて、Xマスを迎える街のあたたかさ、幸せが伝わってきてこの季節に好きな言葉だ。

 (2)トランプ大統領も人並みにXマス・イブを楽しむのだろうが、今年1年をどう振り返っていくのだろうか。トランプ政権は発足後に政権の重要閣僚、スタッフの辞任が続いて、今年のXマス直前にはマティス国防長官がトランプ大統領のシリアからの米軍の撤退表明を受けて来年2月での辞任を表明して、政権発足時の骨格はおろかほとんどが入れ替わる異常事態になっている。わずか1年ちょっとの間での崩壊だ。

 (3)11月の中間選挙では下院で8年ぶりに野党民主党に過半数を占められてねじれ議会となり、さっそく19年度予算執行で「国境の壁」予算での与野党対立の影響が出て議会審議がストップして政府予算の一部執行停止という事態を招いている。

 トランプ大統領にとっては身から出たサビ、とんだサンタの贈り物でXマスを迎えることになる。トランプ大統領もすでに閣僚、スタッフ辞任で「裸の王様」となっては国民にささげる贈り物もない悲劇、喜劇だ。

 (4)トランプ流儀により、政治の混乱、停滞の責任を野党民主党の非協力姿勢としてあげて攻撃する手法、手段を使って固い岩盤マイノリティ支持層に訴えて、何でもかんでも誰かの責任にして政権危機を回避しようとするのだろう。

 政権危機を打開するために来年早期に米朝首脳会談を予定して世界の耳目を集めることも考えているようだが、今年6月の最初の同会談は北朝鮮非核化が期待されながら結果は努力目標に終わりその後進展はなく、2回目の同会談ではよほどのこと、成果がない限りは世界の失望に変わりトランプ大統領と金正恩委員長の指導者としての資質、政治力不足がさらに浮かびあげるだけのつまらない「ショー」に終わる可能性が高い。

 (5)米中貿易戦争も6か月のモラトリアム(moratorium)を挟んで時間だけがすぎて来年もそう簡単に解決する問題にならずに、日本、世界経済へのしわ寄せ波及が考えられて、トランプ大統領がXマスで何を祈るのか、ますます米国引きこもり政治のへい害に悩まされるXマス・ショー戦(Xmas show time-battle)だ。

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