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いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

障害者活躍社会。 activity society of the handicapped

2018-12-04 19:59:21 | 日記
 (1)なんだかんだ言っても障害者の意識の向上、前向き社会参加の姿が普通で自然なバリアフリー社会だ。もちろん手の届く細部にわたれば不満、不足はあるとはいえ、バリアフリー社会は大きなうねりで流れとして理解されている。

 パラリンピックは記録も注目されて障害者機能の補助も格段に進歩して、車いすレースでは町工場の独自の技術製品開発に世界的な自動車メーカー(BMWなど)の参入もあって格段の進歩をとげている。

 (2)こうした動きが障害者の社会生活、活動参加に強力な支援となって、ますます障害者も意欲、希望を持って活躍できる社会構造となっていくのは間違いない。

 重い視覚障害者の女性が司法試験に二度挑み、今回見事に合格(報道)を果たした。女性障害者としては初めてといっていい快挙であり、本人も「友人(障害者)が苦しい思いをしているのは見過ごせない。視覚障害のある弁護士はまだ少なく、自分だからこそできることがある」〔報道ー( )は本ブログ注〕と弁護士を目指すパイオニアだ。

 (3)先輩の弁護士も「彼女の姿を見て、後に続く人たちが増えると思う」(報道)と期待している。バリアフリー社会で障害者の社会行動、活動が普通になって自由になってきたが、パラドックス(paradox)として注目されることも増えてきた。

 電動車いす利用者がビールの試飲しようとして断られた。警察庁はホームページの手引きで(電動車いすを)飲酒等して利用することは絶対やめましょう」(同)と啓発している。障害者にとっては車いすは「体の一部」(同)なので問題ないとしてビール試飲を断られるのは「差別的扱い」と訴えている。

 (4)確かに道路交通法上、電動車いすが自動車等と同列ではなく、歩行者として扱われているので法律上は電動車いす利用の飲酒は問題ない。しかし、警察庁が飲酒して電動車いすを使うことは「絶対やめましょう」と手引きに記載しているとおり危険度は大きくリスクを背負うのは考えられる。

 電動車いすによる道路使用中の事故も高年令者中心に多く(報道)なってきており、注意喚起は当然な状況だ。

 (5)かってはバリアフリー構造が不備、不足社会で、障害者も社会行動、活動を控えていたこともあり、飲酒して電動車いすを使うことなどためらった時代もあったのではないのかと想像するが、バリアフリー化が進み障害者の社会参加、行動が進む中で問題が整備されずに顕在化してきたものだ。

 電動車いすが障害者として歩行者と同然というのは理解できるが、安全性、事故多発を考えるならば、規制ではなく日常生活に影響の及ぼさない安全対策措置は必要なバリアフリー社会のルールが必要だ。

 (6)障害者の意見、意向、希望を考えたそして安全対策も考えたルールづくりが必要だ。これもバリアフリー社会がルーティン化し、障害者が自由に障害をクリアーして行動ができるようになってきた環境社会の進歩、向上だからの問題提起でもあり、前向きに検討されるべきことだ。

 (7)省庁、企業の障害者雇用の水増しは大きな社会問題となり、省庁は来年度に大幅な障害者雇用に踏み出す。障害者活躍社会(activity society of the handicapped)に期待がかかる。

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