いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

クラブ営業の明るさ、暗さ。 brightness and darkness of dancing club business

2014-10-25 19:46:53 | 日記
 (1)「すき家」は深夜のアルバイト従業員ひとり営業で過酷で劣悪な労働環境が指摘されて、アルバイト従業員が確保できずに翌日にまたぐ深夜営業を取りやめることになった。

 人間の生命健康サイクル、先行き石油エネルギー枯渇、CO2削減、省エネ社会を考えて日をまたぐ深夜営業は自粛すべきだと書いたが、過酷で劣悪な労働環境に低賃金が思わぬところから翌日にまたぐ深夜営業の自粛につながった。

 (2)人間は陽があがったら起きての太古の昔の話ではけっしてないけれど、日中は働いて(ないしは遊んで楽しんで)陽が暮れて灯がつけばそろそろ帰り仕度で少なくとも0時までには帰宅して翌日に備えるぐらいの生命健康サイクルが必要なのではないのか。

 もちろん労働サイクルで深夜に労働する人(治安警備、仕入れ、配達、24時間製造業、海外企業時差対応などなど)もいるが、日中労働従事者に比べたら各段に少ない数で許容必要最小限のものだ。

 (3)深夜のテレビ番組、コンビニ、レストラン、ゲームセンター営業などはあれば都合のいい人もいるのだろうが、24時間エネルギーを費やして営業する費用対効果、利用者はどれほどあるのかその利用効果ははなはだ疑問で、エネルギー枯渇、CO2削減、省エネ社会の環境時代の抱える課題を考えると深夜営業は自粛するのが社会の方向性だろう。

 政府は風営法を改正して、クラブ営業(dancing club business)を「店内の明るさ(照度)」に合わせて3種類に分類して、照度(10ルクスを超える)によっては朝までの営業も可能にする法案を閣議決定した。

 (4)深夜のダンスクラブは異常に大きい効果音が外部に漏れる騒音に深夜周辺の治安不安が社会問題になって、周辺住民からは規制が求められていた。
 店内照明10ルクス(映画上映前後の映画館の明るさー報道)を超えるものとすれば酒を提供するクラブ、ダンスクラブは原則24時間営業を可能にする。

 ところがその24時間営業を可能にする照明の照度(lighting ratio)測定法が事業者から「測り方が不透明」との声(報道)が出て国(国家公安委員会規則)が定めることになった。

 (5)報道によるとカウンター、客席、ダンススペースで常時10ルクス超が求められるとのことだが、様式構造が混在したり複雑なのがクラブの特性で国も対象、対象外対応は様々で検討(報道)している。

 そこまでして24時間娯楽、遊興、飲食を維持する必要があるのかと首をかしげてしまうが、国は現在成長戦略としてカジノ(casino)法案を検討しておりそれとも絡んでのクラブの深夜24時間営業許可だ。

 (6)店内の照明が10ルクス以下のものはこれまで通り深夜0時までの営業としてもちろん年令制限、立地条件の制約はあるが、外部環境に影響を及ぼさない店内照明環境で0時、24時間営業を区別するという方法論も根拠、理由が薄弱だ。

 「店内」環境がどうであれ「外部」環境からすれば「同じ」クラブが24時間営業することになり非常に分かりづらいものだ。まして内部様式構造はひととおりではなく混在して複雑なものだ。

 (7)しかも照度使用が高いもの(10ルクスを超えるもの)を24時間営業させる省エネ効果、CO2削減、環境時代に逆行する考え方だ。
 カジノ法導入のため以外に意図、意味のわからないクラブ営業の明るさ、暗さ(brightness and darkness of dancing club business)だ。

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